コロナの影響で体型が変化!?腸腰筋エクササイズでお腹ぽっこりを解消
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コロナの影響で体型が変化!?腸腰筋エクササイズでお腹ぽっこりを解消

更新日:2021/01/13

緊急事態宣言が発出され、再び家で過ごす時間が増えることに。家にいる時間が長いと運動不足や食べ過ぎによって、太りやすくなるもの。オズモールのアンケートでも約6割の人が〝コロナ太り″を実感しているという結果に。スタイルアップトレーナーの才原洋子さんに、コロナ禍でも取り組めるダイエット方法を教えてもらった。

コロナがきっかけとなり健康的なダイエットに注目

コロナがきっかけとなり健康的なダイエットに注目

オズモールのアンケートでは、新型コロナウイルスの影響で太ったり、ボディラインの崩れが気になったりしたという人が多かったけれど、特に気になる部分について「お腹」と回答した人が半数以上に。次に「太もも」「ヒップ」と回答した人が多かった。

コロナの影響で「スポーツクラブを退会した」「趣味のテニスやゴルフができなくなった」「出勤日数が減った」「街歩きができなくなった」など、運動量が減ったことで、お腹などにお肉がつきやすくなったという声が目立った。とはいえ、「無理な食事制限によって免疫力を落としたくない」など、コロナ禍だからこそ健康への意識も高まっているよう。運動不足を解消する方法として、「YouTubeを見ながらエクササイズ」「家での筋トレやストレッチ」をしている人が多かったけれど、中でも目立ったのが「ウォーキング」だった。確かにいきなりランニングや筋トレをするよりもウォーキングならハードルが低そう。

お腹ぽっこりを解消する腸腰筋エクササイズ

お腹ぽっこりを解消する腸腰筋エクササイズ

「お腹ぽっこりを解消するためには、腸腰筋(ちょうようきん)を鍛えることが有効です」と才原さん。腸腰筋は、骨盤の周囲にある筋肉で、歩いたり走ったりするときに使っている。外出する機会が減って歩く頻度が減れば、腸腰筋が衰え、骨盤周りにお肉がつきやすくなることに。特に骨盤が後傾して猫背ぎみの人は、腸腰筋が衰えている可能性が大。そこで才原さんに自宅で簡単にできる腸腰筋エクササイズを教えてもらった。ポイントは、ひざを直角に曲げたまま前後にふること。

1.立って片側のひざを直角に曲げたまま、太ももをできるだけ高く上げる。
2.ひざを直角に曲げたまま、太もものつけ根を軸にひざを後方へ。壁などにつかまりながら行ってもOK。1⇔2を30往復くらいを目指して繰り返して。逆側の脚も同様に。「腰を反らないこと」「ひざは左右にぶれないようにまっすぐ前後にふること」を意識して。

「この腸腰筋エクササイズは、お尻の下側や太ももの前側も使うので、筋肉の活動量が上がります。筋量があるほうが体重の増減は少なくなるので、食事を制限するよりも筋肉をつけることがおすすめです」(才原さん)

お腹が引き締まる歩き方のコツ

お腹が引き締まる歩き方のコツ

腸腰筋は歩くときに使う筋肉なので、ウォーキングは自然と〝腸腰筋エクササイズ″になるはず。ただし、歩き方によっては腸腰筋を十分に使えていない可能性があるそう。
「ひざ下や足首だけを使ってぺたぺたと進んでいくような歩き方はNG。お腹の中から脚が生えているようなイメージで腸腰筋をしっかり使って歩くことが大切です」(才原さん)
そのためには、足の指の付け根にある「MP関節」を使って親指で地面をけり上げるようなイメージで歩くことがポイントに。普段からMP関節を使って歩いていない人は、まずはMP関節を活性化するエクササイズをしておくといいそう。

1.立って片側の足のかかとを上げる。つま先は床につけたままにしてMP関節を谷折りにする。
2.かかとを着地しつつ逆側のMP関節を1と同様に谷折りに。1⇔2のその場足踏みを1分程度繰り返して。壁などにつかまりながら行ってもOK。

日頃からMP関節を使って歩くことができれば、歩くだけで自然とお腹ぽっこりが解消できるはず。コロナ太りが気になる人は腸腰筋を意識して、健康的なダイエットを実践しよう!

教えてくれた人

才原洋子さん

スタイルアップトレーナー、株式会社YOHKO代表。Studio-SOU赤坂店・少人数ピラティスBMP主宰。ボディメイクトレーナー、小顔美容矯正士、SOU認定スタイルアップ矯正士、BESJマットピラティスマスタートレーナー、マスターストレッチなど。解剖、生理、栄養学など科学的根拠をもとにしたボディメイクが好評。

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WRITING/AKIKO NAKADERA ILLUSTRATION/CHIKA SHIBA

※記事は2021年1月13日(水)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります