まるのうち保健室_からだのめぐり

月経前に3kg太っても気にしない??“女性の身体の巡り”と向き合おう

更新日:2020/09/03

女性は巡りに基づく身体のカレンダーを持っています。月経予定日や気分の浮き沈み・・・。1カ月の間にもさまざまな「波」が。働く女性たちが身体と向き合うための街の保健室としてスタートした「まるのうち保健室」に、巡りについての基礎知識を教えてもらいました。心が揺れる時期とどう向き合うか考えてみましょう。

月経前の身体の変化と付き合う 3kgくらい太っても気にしない!

月経前の身体の変化と付き合う
3kgくらい太っても気にしない!

生理前になるとむくんだり、驚くほど食欲がわいたりしませんか? 月経前は、出血に備えて水分や栄養を“溜め込む”時期。むくみや便秘が起こりやすくなり、体重が1~3kg変動するのは自然なことで、「太る」わけではないんだそう。

でも、毎月来るのはわかっていても、こういったPMS(月経前症候群)や月経痛はツラいもの・・・。まるのうち保健室が実施した「働く女性の実態調査」からは、朝ごはんを食べる人ほど月経痛が軽いことがわかっているとのことなので、朝ごはんでしっかり栄養を補いましょう。

基礎体温はお守りになる

基礎体温は“お守り”になる

排卵障害を知っていますか? 実は、生理は順調でも正しく排卵が起こらない「無排卵月経」の女性が少なくないんだそう。月経不順とは違い、排卵障害は病気のひとつ。がんばっている女性ほど陥りやすく、望んだときには妊娠しづらい身体になってしまうかも・・・。

未来も元気な自分でいるための“お守り”になるのが、基礎体温をつけること。基礎体温はホルモンバランスと関係が深く、身体のちょっとした変化が現れやすいんだとか。理想的な状態の女性は3、4人に1人だけと言われるくらいだから、他人事だと思わずに、基礎体温を測る習慣を身につけて。基礎体温が高温期と低温期にはっきり分かれていない場合、排卵障害の可能性もあるので注意を。

月経痛、月経不順・・・
不安があってもなくても婦人科へ

婦人科はまだまだハードルが高く、気軽に訪れることができないと思う人も多いはず。でも月経痛や月経不順など、月経の不安がある場合、そこに何らかの病気が潜んでいることも。できれば婦人科のかかりつけ医を持って、相談することが大切です。また大きな不安はなくても、定期検診は必要。子宮頸がん検診、乳がん検診も希望すれば受けられます。

さらに、将来妊娠を希望する人には、自分の卵巣年齢がわかるAMHの検査ができるクリニックも。AMHとは卵巣年齢のこと。発育過程にある卵胞から分泌されるホルモンであり、卵巣内にある卵子の数を示すものなんだそう。いざという時のために、自分の身体の状態を知っておくことが大切です。

まるのうち保健室って?

「まるのうち保健室」は働く女性の声のニーズから生まれた自分のからだと向き合う場所です。理想の未来をかなえるには、“ 健康的なからだとこころ” があってこそ。思いのほか、一生のうちに女性のからだに起こる変化はドラマチックです。

美しく健康で働き続けるために、未来の疾病リスクを学び、自分のからだの声を聞くことで、食事や健康を選択する自分なりの“ ものさし” を持つことが大切だと考えています。あなたに未来に役立つ“ 学び” や“ 気づき” がひとつでもここから得られますように。それがわたしたちの願いです。

「まるのうち保健室」の中で得られた働く女性たちのリアルな声は、Will Conscious Marunouchi プロジェクトを通じ、より働きやすい環境づくりや街づくり、新たなサービスの開発などにつなげていきます。

【特集】プチ不調や身体の悩みを解消!すこやかなココロとカラダへ

毎日がんばる働く女性にプチ不調や悩みはつきもの。そこでみんなが気になる健康法やグッズ、食材やドリンク、悩みの解決法やメカニズム、取り入れたい習慣などを専門家やプロのお話しとともにご紹介。自分のココロとカラダに向き合って、健やかに私らしく。オズモールはそんな“働く女性の保健室”のような存在をめざします

※記事は2020年9月3日(木)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります