松屋銀座「カナヘイ展」・「ポーの一族展」  PC
夏のお出かけ特集2019

人気漫画家ふたり!松屋銀座でデビュー50周年の萩尾望都とプロ生活15周年のカナヘイの展覧会が同時期に開催

更新日:2019/07/12

漫画家デビューから50周年を迎える萩尾望都、そしてイラストレーター、漫画家としてプロ生活15年を迎えるカナヘイは、世代も作風も全く違うけれど、いずれも女性を中心に絶大な人気を得ている。そんなふたりの展覧会が、松屋銀座8階のイベントスクエアで、2019年7月25日(木)から8月6日(火)までそれぞれ開催される。同世代の女友達はもちろん、お母さんを誘って行くのも楽しそう。かわいさも耽美な夢も、一緒に味わって。

左/展覧会メインビジュアル(C)萩尾望都/小学館 右/展覧会オリジナルアート(C)kanahei / TXCOM

松屋銀座「ポーの一族展」1 春の夢
「ポーの一族」シリーズ 春の夢(2017)(C)萩尾望都/小学館

「萩尾望都 ポーの一族展」は読み継がれる代表作を中心に

デビュー50周年記念「萩尾望都 ポーの一族展」は、代表作である「ポーの一族」を中心にキャリア50年の軌跡をたどる原画展。

「ポーの一族」は、パンパネラ(吸血鬼)となって永遠に少年の姿で生き続ける主人公・エドガーが、友人のアランや妹のメリーベルとともに時空を超えて旅をする苦悩や哀しみを描いた物語。1972年の発表以来、多くのファンに読み継がれ愛され続けてきた名作で、2016年に40年ぶりのシリーズ新作「春の夢」の連載が始まったときには、初回の掲載誌が入手困難となって、異例の重版がかかったそう。

若いファンももちろん居るけれど、1969年にデビューした萩尾望都の作品を少女の頃にワクワクしながら読んでいたお母さん世代も多いはず。

松屋銀座「ポーの一族展」 2 宝塚
宝塚歌劇 花組公演『ポーの一族』(2018)
左より、華優希、明日海りお、仙名彩世、瀬戸かずや (C)宝塚歌劇団

宝塚歌劇で上演された耽美な世界観を衣装や小道具などで再現

展覧会では、「ポーの一族」を中心に「トーマの心臓」など数々の名作も紹介する。「ポーの一族」シリーズの新作や描き下ろしを含む原画など200点以上を展示するほか、スケッチブックや執筆風景なども公開。普段は見ることができない制作の過程が見られるとあって、ファンにはたまらない空間に。

また、宝塚歌劇のコーナーでは、2018年の花組公演『ポーの一族』から衣装や小道具を展示して、夢のステージの再現も行う。耽美な表現が多い原作は、宝塚の世界観にもぴったり合っていることを、改めて認識できそう。

松屋銀座「ポーの一族展」グッズ 
左/「風呂敷(復刻デザイン)」3456円 右/「ローズフレーバーティー」1080円
※グッズはデザインや仕様が変更となる場合あり

ショップエリアでは、展覧会でしか入手できないオリジナルグッズを販売。「風呂敷(復刻デザイン)」(3456円)は、漫画表現の革新に寄与したなどとして2016年に朝日賞を受賞したことを記念し、関係者に配られた風呂敷を色違いで復刻販売するもの。

このほかに、「ポーの一族」のイラストがパッケージに描かれた「ローズフレーバーティー」(1080円)や、「チケットファイル」(324円)、「マスキングテープ」(648円)等が揃う。

松屋銀座「カナヘイ展」1 待受
左/待受(2003年)(C)kanahei 右/セルフパロディ待受(2019年)(C)kanahei

カナヘイ展では初期の待受画像からその後の幅広い活動まで

2003年に自作の待受画像を配信したことから全国でブームとなり、現役女子高生のイラストレーターとしてプロデューしたカナヘイ。そこから、出版やモバイルコンテンツ、企業広告、キャラクターコラボ、漫画連載など、幅広いジャンルで活動を続けている。

今回の展覧会「カナヘイ展 小動物がみた15年とこれから」では、これまでに紹介された代表作から新作までを展示して紹介。なかには、2003年当時に配信された初期の待受画像も展示されるので、「学生の頃に見たことある!」なんていう人もいるかも。

松屋銀座「カナヘイ展」2 カレー
カレー(2015年)(C)kanahei

かわいいけど、かわいすぎない個性的なキャラクターたち

現在は、漫画や育児エッセイ、LINEスタンプなどでも人気のカナヘイ。多くのユーザーに支持されたクリエイターズスタンプを選ぶ「LINE Creators Stamp AWARD 2016」では、グランプリを受賞しているほど。

特にピスケとうさぎをはじめとした「カナヘイの小動物」シリーズは、日本だけでなく、中国、台湾、香港、韓国、タイなどでも展開中で、「かわいいけど、かわいすぎない」世界観が人気を呼んでいる。

松屋銀座「カナヘイ展」3 ぬいぐるみ
左/「ぬいぐるみ ピスケの着ぐるみを着た子 S」2031円(C)kanahei / TXCOM 右/「ぬいぐるみ うさぎの着ぐるみを着た子 S」2160円(C)kanahei / TXCOM

こちらも、展覧会場でしか手に入らないオリジナルグッズが多数登場する。ピスケやうさぎの着ぐるみを着た子たちのほか、何が当たるかは開けてみてからのお楽しみ「ピスケ&うさぎ水族館マスコット2(全6種類)」(594円)など、立体的になったキャラクターたちはやっぱりかわいい。

展示作品のなかにはドラゴンクエストやポケモンとのコラボ作品もあるので、個性豊かなキャラクターやイラストを多彩な角度で楽しんで。

常に第一線でクリエイティブな活動を続ける、ふたりのアーティスト。世代は違っても、私たちのハートに響くものは同じなのかもしれない。

イベントDATA

イベント名
デビュー50周年記念「萩尾望都 ポーの一族展」/「カナヘイ展 小動物がみた15年とこれから」
開催場所
松屋銀座 8階イベントスクエア
開催日程
2019/7/25(木)~8/6(火)
開催時間
10:00~20:00
※7/26(金)20:30閉場、7/28(日)・8/4(日)19:30閉場、最終日は17:00閉場
※入場は閉場の30分前まで
入場料
デビュー50周年記念「萩尾望都 ポーの一族展」
入場料(前売):一般1000円(700円)、高校生700円(500円)、中学生500円(400円)、小学生300円(300円)

「カナヘイ展 小動物がみた15年とこれから」
入場料(前売):一般800円(600円)、高校生600円(400円)、小中学生400円(300円)
松屋銀座 外観

DATA

スポット名
松屋銀座
電話番号
0335671211 0335671211 (大代表)
住所
東京都中央区銀座3-6-1 Map
営業時間
10:00~20:00
7/15(祝・月)、21(日)、28(日)10:00~19:30 
7/26日(金)10:00~20:30 
8/4(日)、12(祝・月)、18(日)、25(日)10:00~19:30
交通アクセス
東京メトロ銀座線、丸ノ内線、日比谷線「銀座駅」A12番出口直結、有楽町線「銀座一丁目駅」9番出口より徒歩3分、都営地下鉄浅草線「東銀座駅」A8番出口より徒歩3分、JR「有楽町駅」より徒歩8分
ホームページ
松屋銀座 公式ホームページ

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WRITING/NAOKO YOSHIDA (はちどり)

※記事は2019年7月12日(金)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります