ソムリエがおすすめするスパークリングワイン10選!シーンや予算別にセレクト

ソムリエがおすすめする赤ワイン24選。定番ワインのほか、予算×シーン別でセレクト

世界中で醸造されているスパークリングワイン。各国で味わいに違いがあり、ちょっとしたお祝いやイベントなどの席でも人気がある。さらに日本食に合わせやすいのも嬉しい。そこで今回は、ソムリエの田邉公一さんに聞いた、スパークリングワインのおすすめ10選をご紹介。

更新日:2023/01/08

お話を聞いたのは・・・

ソムリエ 田邉公一さん

ソムリエ
田邉公一さん

ソムリエ歴20年。ザ・リッツ・カールトン東京開業時よりソムリエを務め、在職中、フランス パリの二ツ星レストラン「サンドランス」で研修。その後、フランス各地のワイナリーを訪問。2012年、レストランL'AS のオープンと同時に同店のシェフ・ソムリエに就任。現在は、都内10店舗以上のレストラン、ワイン関連会社のワインセレクション、ドリンクアドバイザーを務めると同時に、飲と食の様々な可能性を広げていく活動をしている。Twitterのフォロワー数は2.6万人を越える。

Twitter:@tanabe_duvin

スパークリングワインとは?

さまざまな国や地域で造られる発泡性ワイン
シャンパーニュもそのうちのひとつ

スパークリングワインとは、各国の基準にそって造られている発泡性ワインの総称。一般的に3気圧以上の発泡性がある。国や地域によって決められている醸造方法や呼ばれ方はさまざまで、シャンパンを造る場合の「シャンパーニュ方式」もそのうちのひとつ。

スパークリングワインの選び方

スパークリングワインを選ぶ際には、原産国、味わい、色などをチェックして。

原産国と種類をチェック

シャンパーニュ地方で法律にそって造られたスパークリングワインを「シャンパーニュ」と呼ぶように、世界各国にさまざまな種類がある。ここでは代表的な原産国と銘柄をご紹介!

スペインカタルーニャ地方ペネデス地区 スパークリングワインの産地サンサドゥルニダノイアのブドウ畑(PIXTA)

スペイン/「カヴァ」

“カヴァ”とは“洞窟”という意味で、スペインのカタルーニャ地方で造られる代表的なワイン。「カヴァ」はシャンパーニュと同じ瓶内二次発酵を用いて造られている。マカベオ、チャレッロ、パレリャーダという土地固有のブドウ品種が主に使われていて、地中海料理や魚介に合う軽快なスタイル。

Italian vineyard(PIXTA)

イタリア/「プロセッコ」「フランチャコルタ」

「プロセッコ」はタンク内二次発酵で造られ、少し甘めの味わいが特徴。料理への汎用性も高い。「フランチャコルタ」は、シャンパーニュ方式で造られている長期熟成した高品質なスパークリングワイン。

Aerial view Famous German Wine Region Moselle River Lay and Guels village Autumn Fall colors(PIXTA)

ドイツ/「ゼクト」

ドイツは白ワイン造りが得意な土地。ゼクトには4つの醸造方法があり、規定によって種類も分けられている。リースリングやピノ・ノワール、シャルドネなどのブドウ品種が使われることが多い。

Vineyar windmill Champagne Region near Vernezay(PIXTA)

フランス/「ヴァンムスー」「クレマン」「シャンパン」

「ヴァンムスー」の“ヴァン”は“ワイン”、“ムスー”は“泡”のことで、シャンパーニュ以外のスパークリングワイン全体をさす。「クレマン」はシャンパーニュ方式を採用しているが、シャンパーニュ地方以外で造られたワイン。「クレマン・ド・ボルドー」「クレマン・ド・ブルゴーニュ」など、造られた地方名をつけて呼ばれる。

Vineyard landscape at sunset with mountains in Stellenbosch, near Cape Town, South Africa(PIXTA)

南アフリカ/「キャップ・クラシック」

シャンパーニュ方式で造るスパークリングワインとして人気の「キャップ・クラシック」。近年、南アフリカでは美味しいワインを造る醸造家が集まり、世界からの注目度もアップしている。

スパークリングワインの色で選ぶ

スパークリングワインには、白、ロゼのほかに赤もある。色合いは、使うブドウ品種や醸造方法によって変わる。

白ブドウ品種を使って造ったワイン。無色に近い色合いからイエロー、グリ色(灰色)がかったものまである。ワインを造る際に、皮や種を取り除いて果汁のみを使用。熟成が進むと色合いは濃くなる。

ロゼ

黒ブドウのみを使用する場合と白ブドウも使用する場合がある。黒ブドウの果皮由来のきれいなロゼ色がつく。赤ワインを混ぜてロゼにする方法は、スパークリングワインの中でもシャンパーニュにしか認められていない。

赤のスパークリングワインは少ないが、名が知れているのはイタリアの「ランブルスコ」。やや甘口のタイプもあり、サラミやハムなどと相性がいいのが特徴。オーストラリアでは「シラーズ」という黒ブドウで造られるタイプがある。

味わいで選ぶ

スパークリング

ワインの中の糖分は発酵によって減少し、アルコールとガスが生まれるため、できあがったスパークリングワインは辛口になる。そこで、最終的な味わいを調整するために糖分を添加する。

(例)
やや辛口/Extra Dry(エクストラ・ドライ)
辛口/Brut(ブリュット)
極辛口/Extra Brut(エクストラ・ブリュット)
超辛口/Brut Nature(ブリュット・ナチュール)

【5000円未満】プレゼントにもおすすめスパークリングワイン6選

Graham Beck(グラハム ベック)

グラハム ベック ブラン・ド・ブラン

2188円(Amazon)

南アフリカ最高峰のスパークリングワインは余韻が長く続く

綺麗な泡立ちがまるでシャンパンのようだと高く評価されるスパークリングワイン。1991年から生産をスタートし、2002年に初リリースをしてから、南アフリカで最も多くの賞を受賞してきた。フレッシュ感がありながら奥深い複雑さを併せ持ち、きりっとした飲み口がどんな食事にも合う。

液体容量750ml
アルコール度数12.5容量パーセント
品種シャルドネ
原産国名南アフリカ
産地(地方)‎‎‎ウエスタン・ケープ

Roederer Estate (ロデレール・エステート)

カルテット・アンダーソン・ヴァレー・ブリュット

2894円(Amazon)

「シャンパーニュ超え」と呼ばれるほどのハイクオリティ

1776年創立の老舗シャンパーニュメゾン、ルイ・ロデレール。ロデレール・エステートは、彼らがシャンパーニュ造りで培った技術を活かして、100%自社畑のブドウでワイン造りをするために設立された。冷涼な土地であるカリフォルニアのアンダーソン・ヴァレーを選び、高い酸味を持ったブドウを栽培。しっかりと酸の乗ったスパークリングワインを実現している。

液体容量750ml
アルコール度数12容量パーセント
品種ピノ・ノワール、シャルドネ
原産国名‎アメリカ
産地(地方)‎‎‎カリフォルニア

MAS XAROT(マス・シャロット)

マス・シャロット グラン・レセルバ

4180円(Amazon)

長期熟成により生まれるロースト香などの複雑さを楽しんで

スペインのスパークリングワイン「カヴァ」。マス・シャロットは家族経営による少量生産を続けており、ブドウの収穫も手摘みだ。ブドウはスペイン原産の三大品種をブレンドし、手間暇を惜しまず、伝統的なカヴァの製法を守っている。特にグラン・レセルバ は60カ月以上もの長期熟成をさせるのがこだわりのひとつだ。

液体容量750ml
アルコール度数12容量パーセント
品種チャレロ、パレリャーダ、マカベオ
原産国名‎スペイン
産地(地方)‎‎‎カタルーニャ

Ratzenberger(ラッツェンベルガー)

ラッツェンベルガー リースリング ゼクト

3730円(Amazon)

有名ホテルやレストランに選ばれるミネラル感たっぷりの実力派

ドイツのスパークリングワイン「ゼクト」をリースリング100%で醸造。ミッテルライン地方バッハラッハー村にあるブドウ畑では、徹底的に収穫量を調整して、ミネラル分をたっぷりと感じられる味わいを造り出している。細かくクリーミーな泡、果実らしいフレッシュ感など、食前から食中酒として優秀なワイン。

液体容量750ml
アルコール度数13容量パーセント
品種リースリング
原産国名‎ドイツ
産地(地方)‎‎‎ミッテルライン

Domaine Philippe Vandelle(ドメーヌ フィリップ・ヴァンデル )

クレマン・デュ・ジュラ ブリュット

4040円(Amazon)

ミネラル豊富な土地で生まれるピュアな味わい

長いワイン造りの歴史を持つフランス、ブルゴーニュの東にあるジュラ。ミネラルが豊富な土地なので、最上の白ワイン産地とも呼ばれている。シャルドネ種を100%使ったワインは、りんごやシトラスの香りと果実の酸を感じる仕上がり。ステンレスタンクを使って醸造をするため、ピュアな印象が特徴だ。

液体容量750ml
アルコール度数12容量パーセント
品種シャルドネ
原産国名‎フランス
産地(地方)‎‎‎ブルゴーニュ

Franciacorta(フェルゲッティーナ)

フランチャコルタ ロゼ ブリュット

4748円(Amazon)

「エレガンスとフィネス」を表現した旨味のあるロゼ

家族経営のフェルゲッティーナは、土地の独自性を求めたワイン造りを追求。すべて自社ブドウを使ったロゼは、コクとフレッシュな果実感を両立している。珍しい四角形ボトル(ピラミッドボトル)も特徴的。これは醸造元とミラノ大学が共同で開発したもので、ワインと澱が接触する面を多くすることにより、ワインに深い味わいが加えられるそう。

液体容量750ml
アルコール度数12.5容量パーセント
品種ピノ・ネロ
ロゼ
原産国名‎イタリア
産地(地方)‎‎‎フランチャコルタ

【5000円以上~10000円未満】パーティにおすすめスパークリングワイン4選

Pommery (ポメリー)

ルイ・ポメリー イングランド

5500円(楽天)

シャンパーニュの老舗が造る辛口スパークリング

シャンパーニュ史上初のブリュット(辛口)を造ったマダム・ポメリー。現代では最大の醸造元となったポメリーが新たな産地として選んだのが、シャンパーニュ地方と似ていて、ミネラル分が豊富な白亜土壌を持っているハンプシャー地方だ。弾ける泡、フレッシュな果実のようなアロマがクリーンな印象を与える。

液体容量750ml
アルコール度数12.5容量パーセント
品種シャルドネ、ピノ・ノワール、ムニエ
原産国名‎イギリス
産地(地方)‎‎‎ハンプシャー

Graham Beck(グラハム ベック)

グラハム ベック キュヴェ クライヴ

6100円(Amazon)

小説版『007』にも登場したプレミアムなスパークリング

土地環境がユニークなウエスタン・ケープでは、長期熟成にも耐えるブドウの栽培が可能。収穫後、30分以内にプレス作業を行い、フレッシュさを保つ。製造設備はすべて、フランス・シャンパーニュから取り寄せ、場所は変わってもシャンパンと同じ条件で醸造をする。力強く、エレガントな泡やまろやかな熟成感を楽しんで。

液体容量750ml
アルコール度数12.5容量パーセント
品種シャルドネ、ピノ・ノワール
原産国名南アフリカ
産地(地方)‎‎‎ウエスタン・ケープ

MAS XAROT(マス・シャロット)

マス・シャロット ミレジメ

6050円(楽天)

ブドウの当たり年にだけ造られる特別なカヴァ

伝統的な少量生産を続けるマス・シャロットが、ブドウの当たり年だけに造る。最高級のクラフト・カヴァと呼ばれるのは、手間暇を惜しまないこだわりがあるからこそ。機械化されることも多いルミアージュ(動瓶作業)も、2週間かけて、1日に1/8ずつ手作業で回していく。しっかりとした辛口の骨格に、はちみつのようなエレガントな余韻。

液体容量750ml
アルコール度数12容量パーセント
品種チャレッロ、マカベオ、パレリャーダ、シャルドネ
原産国名‎スペイン
産地(地方)‎‎‎カタルーニャ

BELLAVISTA(ベラヴィスタ)

フランチャコルタ・キュヴェ・ブリュット サテン

8910円(楽天)

「サテン」の滑らかな口当たりを堪能して

フランチャコルタの名門と名高い「ベラヴィスタ」が造る高品質なワイン。完全自社栽培のブドウは有機肥料を使い、収穫はすべて手作業。そして、細かく選別をして最低4年、最長10年の熟成期間を経る。クリームーな口当たりで、エレガントで洗練された、シャルドネの真骨頂と言われるのも納得の仕上がり。

液体容量750ml
アルコール度数12.5容量パーセント
品種シャルドネ
原産国名‎イタリア
産地(地方)‎‎‎フランチャコルタ

よくある質問

スパークリングワインとシャンパンの違いは?

シャンパンもスパークリングワインの一種。ただし、シャンパンは、フランスの法律に従って、シャンパーニュ地方のみで造られるスパークリングワインのことをさします。

スパークリングワイン初心者におすすめの銘柄は?

「プロセッコ」がおすすめ。スパークリングワインのアルコール度数は平均的には12%くらいだが、「プロセッコ」はそれよりも度数が比較的低く、やや甘めのタイプが多いため、初めての方でも飲んでいただきやすいと思います。

スパークリングワインのアルコール度数はどのくらい?

アルコール度数は12%ほど。シャンパンも同様で、12%から12.5%が多く、13%になることはまれです。ほかの白ワインや赤ワインに比べると低く、軽やかに楽しめるので日本人に合っていると言えます。

スーパーやコンビニで売っている1000円〜1500円以下のスパークリングワインでもおいしくいただけるの?

コンビニやスーパーでもおいしいスパークリングワインは手に入ります。スーパーなら「プロセッコ」や「カヴァ」、缶入りで売っている「ランブルスコ」などがおすすめ。コンビニでも手に入る「カヴァ」は、一緒に相性のいい食材を店内で見つけるのも楽しい。

※表示価格は2022/10/27時点のAmazon、楽天を参考にしており、変更される場合があります。最新の価格はAmazon.co.jprakuten.co.jpにてご確認ください

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※記事は2023年1月8日(日)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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