展示面積は旧美術館の約2倍!新収蔵品の展示も見どころに
美術館は、建て替えのために休館していた間も積極的に作品の収集を続け、コレクションの幅を広げていたそう。開館記念展では、新しい収蔵作品の中から31点を初公開するのも、大きな見どころのひとつに。
展覧会は2部構成で、第1部は「アートをひろげる」と題して近代から現代美術までの名品を一望し、第2部では古今東西の美術をテーマごとに掘り下げる。
新しいアーティゾン美術館は、旧美術館の約2倍の展示面積と最新の設備を持ち、開放的でモダンなデザインを採用。さらに、日本古来の美術作品を展示する部屋も新設して、古代からの人間の創造の軌跡をたどる試みも。これまで以上に、美術の新しい楽しみ方が広がる。
近代から現代までの名品が揃う第1部「アートをひろげる」
第1部「アートをひろげる」では、1870年代から2000年代までの約140年間にわたる、近代から現代までの選りすぐりの名品を展示。
たとえば、1870年代に活躍した近代美術の父、エドゥアール・マネの作品から、今年100歳になる現役アーティスト、ピエール・スーラージュの2000年代の作品まで、近現代の名作が一つの地平に並べられる。
この期間は、画家や彫刻家など美術家たちによって、果敢な実験や試行が行われ、アートの概念がどんどん広がっていった時代。時間と空間を飛び越えて、それぞれの作品のなかに見えてくる関わり合いの面白さを感じ取って。
7つの視点で厳選名画を紹介する第2部「アートをさぐる」
第2部「アートをさぐる」では、7つの視点からアートを彫りさげ、古今東西の名品が持つ作品世界を紹介する。
その視点とは、人間の根源的な欲求から生まれた「装飾」、受け継がれる「古典」、生物としての記憶を秘めた「原始」、現実の世界を超えて存在する「異界」、宗教美術に代表される「聖俗」、社会の出来事や内面世界の「記録」、そして人を支え励ます「幸福」の7つ。
それぞれの作品の背景や見どころを知りたいなら、自分のスマートフォンとイヤホンがあれば、アプリをダウンロードして無料で楽しめる音声ガイドもあるので、こちらも活用して。
また、アーティゾン美術館は日時指定予約制で、ウェブチケットが完売の場合は当日チケットが販売されないので、事前に確認を。
新しいスタートを切った美術館の開館記念展を、八重洲や丸の内周辺の散策とともに、楽しんでみては。
イベントDATA
- イベント名
- 開館記念展「見えてくる光景 コレクションの現在地」
- 開催場所
- アーティゾン美術館
- 会期
- 2020/1/18(土)~3/31(火)
- 開館時間
- 10:00~18:00(毎週金曜日は20:00まで。ただし3/20を除く)
※入館は閉館の30分前まで
- 休館日
- 月曜(祝日にあたる2/24は開館)、2/25(火)
- 入館料(前売)
- 一般:ウェブ予約チケット1100円・当日チケット(窓口販売)1500円、大学生・専門学校生・高校生(無料・要予約)、中学生以下(無料・予約不要)
※日時指定予約制のため、事前に公式ホームページから予約を。当日チケットは、ウェブ予約チケットが完売していない場合のみ販売
- 問い合わせ電話番号
- 03-5777-8600(ハローダイヤル)
- ※ページ内画像の無断転載禁止
DATA
- スポット名
- アーティゾン美術館
- 住所
- 東京都中央区京橋1-7-2 Map
- 交通アクセス
- JR「東京駅」八重洲中央口、東京メトロ銀座線「京橋駅」6番、7番出口、銀座線/東西線/都営浅草線「日本橋駅」B1出口より徒歩5分
- ホームページ
- 石橋財団アーティゾン美術館 公式ホームページ
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WRITING/ YOSHIDA (はちどり)