小顔になる方法とは?簡単マッサージ法やプロによる小顔調整、美顔器の使い方

小顔になる方法とは?簡単マッサージ法やプロによる小顔調整、美顔器の使い方

「小顔になりたい」と思ったら、始めるべきことはなに? 小顔づくりのプロである「大人女子のための解決型エステサロン WillB」のセラピスト&エステティシャン、小林さんに聞きました。自宅でできる簡単マッサージ方法や美顔器の使い方、プロによる小顔調整、マシンを使った小顔ケアなど、今すぐ取り入れられる方法がたくさん! 顔が大きく見える原因にアプローチして、誰もが憧れる小顔をめざそう。

更新日:2021/11/02

【Pickup】ゴッドハンドガイド

一生通い続けたいくなる小顔ケアの“神の手”に会いに行こう

数年前の写真と見比べて、なんだか顔が大きくなった気がする、フェイスラインが変わった・・・という人は、コロナ禍のマスク疲れや、首・肩のこりが原因かも。今回は、顔や肌がきゅっと引き締まるだけではなく、疲れや頭痛など日々の不調もすっきり解消する小顔のゴットハンドをご紹介。定期的に通いたくなること必至!

小顔とはどういう状態?

小顔の基準

小顔の基準

「A5ノートをあててあご先まで隠れれば小顔などとも言いますが、一般的に身長に比例して顔のサイズは変わるため、サイズよりもバランスが大切です」と小林さん。顔の黄金比率は以下の通りだけれど、これに加えて顔のパーツが左右対称であることが小顔に見える大原則に。

■顔の縦幅の黄金比=下記3つの比率が均一のバランス
・前髪の生え際から眉間の間までの長さ
・眉頭から鼻先までの長さ
・鼻先からあごの先端までの長さ

■顔の横幅の黄金比=下記5つの比率が均一のバランス(=顔の横幅が目の横幅の5倍)
・右のこめかみから右目尻までの長さ
・右目尻から右目頭までの長さ
・右目頭から左目頭までの長さ
・左目頭から左目尻までの長さ
・左目尻から左のこめかみの長さ

顔が大きく見える原因

顔が大きく見える原因

■むくみ
ヒトの体は約70%が水分のため、むくむと顔の面積が広がり、丸く大きく見えてしまう。原因には、水分・塩分の過剰摂取や疲労、水分・運動・睡眠不足、自律神経の乱れ、冷え、PMS(月経前症候群)、ホルモンバランスの乱れなどがあげられる。
1日に1~1.5Lの水分摂取をして体内循環を促す、体を冷やさない、ウォーキング程度の運動や十分な睡眠、ストレスを溜め込まないことが大切に。リンパ・血液の流れを整えるマッサージも効果的。

■ゆがみ・こり
表情筋は小さい筋肉なので、力を入れすぎたり偏って使い続けたりすると筋肉が肥大し、大きく硬く発達する。片側での咀嚼や無意識の食いしばり、睡眠中の歯ぎしりは、あご関節の上にある咬筋(こうきん)という筋肉に継続的に大きな負荷がかかるので要注意。咬筋が肥大するとエラが張って横に広がり、フェイスラインも重くなって顔が大きくなる。
また、関節に強い力が加わると骨がゆがみ、筋肉のバランスが崩れた結果、輪郭が左右非対称になる、幅が広がるなどして太ったように見えることも。

■たるみ
ハリや弾力を与えるコラーゲンやエラスチンの繊維が加齢によって衰え、皮膚が下垂すると、ブルドッグラインやほうれい線が出現したり、頬が大きくなったりしてフェイスラインが曖昧に。筋肉のゆるみ、運動量の低下も重力によるたるみを引き起こす。日本人は表情筋20~30%ほどしか使っていないと言われているうえに、マスク生活でますます筋肉が衰えている可能性が!
また、加齢で骨が少しずつやせ細り、筋肉や皮膚を支える力が衰えてたるみに繋がってしまう。

■脂肪の増加・脂肪の萎縮
脂肪も原因のひとつ。顔は脂肪がつきやすい部位ではないものの、運動不足や食べすぎなどの原因によって、全体的に体脂肪が増えてくると必然的に顔にも脂肪がついてしまう。
一方で、脂肪が萎縮する骸骨化という老化現象で、顔が大きく見えることも。特に女性は加齢によって顔の脂肪が萎縮しやすい傾向にあり、こめかみや頬がこけやすく、頬骨の突出が目立ってゴツゴツしてくる。そうすると、脂肪が少なくなったはずなのに視覚的には大きく見える。

小顔になるには?対策や改善方法

簡単マッサージ(全体ケア)

洗顔後の清潔な状態の素肌にローションや美容液を塗って整えておき、その上でマッサージを行おう。マッサージ用のクリームがベターだけれど、持っていない場合は乳液などのクリームにローションを少し足し、滑りやすい状態でトライして。

STEP1 リンパを排出しやすい状態を作る

手のひらにマッサージクリームをたっぷりのばし、右手全体を使い、左の耳の下から首を通って鎖骨の上のくぼみまでの筋肉(胸鎖乳突筋)を、上から下に向かってほぐすように流す。次に、左手全体で右の胸鎖乳突筋も同様に行う。これを各10回繰り返す。

STEP2 顔全体にマッサージクリームをくまなくなじませる

手のひらにマッサージクリームを取り、顔全体を4ラインに分けてくまなくなじませていく

1.親指をあご裏のくぼみに引っ掛けるようにして、あご先~フェイスラインの骨を挟むようにたどって耳下まで

2.手のひら全体を使ってほうれい線~こめかみまで

3.手のひら全体を使って目頭~目尻まで

4.手のひら全体を使って眉頭~生え際まで

STEP3 全体のケアを行う

1.机に両肘をついて手首を返し、そこに頬骨をのせる。手根骨を頬骨の下に入れ込み、頬骨を顔の中心に寄せる

3.机に両肘をついて、頬骨の横(こめかみの下の出っ張った骨)に手根骨を当てる。顔の中心に向かって、外側から頬骨を押し込む

3.机に両肘をついて、両手の手根骨をえら骨に当て、顔の中心に向かって押し込む。外に張り出した顔の幅を狭くするイメージで行う

4.両手の親指の根元の骨をあごの骨にしっかりと当てる。左手はそのまま固定しておき、右手だけ骨をたどって耳まで引き上げる。親指の付け根の骨でエラまわりのコリや老廃物を押し流すイメ―ジで行う

簡単マッサージ(部位別ケア)

パーツごとのケアもご紹介。どんな顔になりたいかをイメージして行うことがマッサージのポイントに!

■目を大きくしたい
手根骨もしくは親指を使い、眉骨(目の上にある骨)を持ち上げる。瞼のむくみが取れて目が大きく開けるようになるため、凹凸がくっきりしたハーフ顔に。

■鼻を高くしたい
鼻骨の両側を流すように押して、顔の中心に浮き立つようにスーッと伸びたラインを作る。小鼻を引き締めることで作る細くて高さのある鼻は、小顔効果が期待できる。

■若々しい印象にしたい
両手の親指の根元の骨をあごの骨にしっかりと当てる。左手はそのまま固定しておき、右手だけ骨をたどって耳まで引き上げる。頬骨を上げれば、頬のたるみが持ち上がり、チークラインが上がって若々しい印象に。ほうれい線(頬筋肉との境目の段差)も薄く、短くなって一石二鳥!

小顔ローラー・美顔器

小顔ローラー・美顔器

リンパの流れを意識して行うことが重要なポイント! まずは顔から首方向へ追い出すイメージで、気になる部位を顔の中心から外側に向かって流す。全体的にほぐれたら、今度は顔の中心に向かって持ち上げるように各パーツをリフトアップしていく。

注意点は、「皮膚表面に摩擦を起さないよう、滑りをよくするためのオイルやクリームをたっぷり使用しましょう。摩擦はシワ・たるみの要因に。傷やケガの部位は避け、赤みが出るほど強く押さないで。手指の力は抜き、美顔器そのものの重さを利用して滑らせるようにしてください」と小林さん。

小顔調整

小顔調整は、骨格の位置を整えることで顔を小さく見せる施術を指す。「なかでも、顔の土台となる骨に直接アプローチできるのが骨気(コルギ)です」と小林さん。

施術者の手や腕の骨を効果的に活用して、骨と骨の間に詰まった老廃物を押し流して広がった隙間を引き締めたり、こり固まった表情筋や筋膜、たるんだ皮膚を連動して引き上げたり。左右対称のバランス、全体の幅、頬骨の高さ、各パーツを正しい位置に戻していくことで、360度どこから見ても美しい立体感のある小顔の形成をめざす。土台からケアするため、持続性が高いことも特徴のひとつ。

編集部おすすめプラン

ハンドでのフェイシャル

ハンドでのフェイシャル

主に表皮の肌状態を整えることを目的とするハンドでのフェイシャル。皮膚とリンパ、筋肉に優しく働きかけて血行を促進し、ターンオーバーを促していく。皮脂と水分のバランスを整えてトラブルを改善したり、余分な老廃物を排出したりして、むくみのないすっきりとしたフェイスラインに導いてくれる。ゲストの呼吸に合わせたゆったりとしたスピードと、寄り添うような優しいタッチで行うため、リラクゼーション効果も高い。

ただし、時間の経過とともに元に戻りやすいので、長期で習慣的に行うことが効果を持続する秘訣に。

編集部おすすめプラン

マシンでのフェイシャル

マシンでのフェイシャル

■筋膜EMS
顔が大きくなる原因のひとつが筋肉の衰えによるたるみ。そこで、EMSで電気刺激を与えて真皮層の下の筋膜から表情筋の収縮を促すことで、鈍化している表情筋や普段使えていない深層筋を活性化し、土台から引き締め、リフトアップをめざせる。
また、エラ張りなど筋肉のこり固まりや癒着に対しても、手だけでは届かない深層部位に効率的にアプローチができるので、痛みが少ないリフトアップ小顔ケアとしても効果的。

■サーマルフラクショナル(ラジオ波)
加齢によるたるみで顔全体が大きく見える場合は、皮膚の深部からのケアがオススメ。例えば、サーマルフラクショナルは、ラジオ波を使ったフェイシャルケアの一種。熱効果が得られることに加え、ラジオ波を点状に照射することで真皮層・筋膜層にまでアプローチし、肌細胞そのものの引き締めを期待できる。

小顔に関するQ&A

セルフの小顔マッサージに効果はありますか?

あります。顔がむくんでいる場合は特に、マッサージで顔全体のリンパや血液の流れを整えることで、見た目が大きく変わりますよ。自宅でセルフマッサージを日常のケアとして取り入れ、メンテナンスとしてプロにおまかせすることで小顔をキープしやすくなります。 セルフの小顔マッサージを詳しく見る

小顔ローラー・美顔器に効果はありますか?

あります。小顔ローラー・美顔器を使う際は、リンパの流れを意識して行うことが大切です。気になる部位を顔の中心から外側に向かって流し、全体的にほぐれたら、今度は顔の中心に向かって持ち上げるように各パーツをリフトアップしていきましょう。 小顔ローラー・美顔器を詳しく見る

エラがはっていますが、小顔になれますか?

なれます。横に張り出したエラの主な原因は、噛みしめ癖などでこり固まり、発達して横に張り出してしまった咬筋(こうきん)です。まずはコルギやEMSなどで筋膜を緩め、硬くなった筋肉を少しずつほぐして柔らかくします。次に、エラ骨を正しい位置に押し込んでいくことで、シャープで尖った輪郭と逆三角形のシルエットに変わります。 コルギやEMSを詳しく見る

お話をお伺いしたのは、小林さん

AEA上級認定エステティシャン&メディカルアロマセラピストの資格を持ち、大手高級エステサロンでの実務経験や、スクール講師・技術インストラクターを歴任。少数精鋭の隠れ家サロン「大人女子のための解決型エステサロン WillB」のオープニングスタッフとして運営・マネジメント・教育全般を兼任する。「どんなお悩みにも真摯にお応えできるかかりつけサロンでありたい」がモットーの解決型サロンとして20代~60代の幅広い女性から支持を集めている。

【あわせて読みたい】髪型で小顔に見せる!顔型別の似合う髪型

弱点を自信に変える“小顔ヘア”のコツ

丸顔、面長、卵型、ベース型、逆三角形の顔の特徴とともに、小顔に見える髪型をレングス別に紹介。顔型診断もあるから、自分の顔型がわからない人はあわせてチェックしよう。コンプレックスをチャームポイントに変えて、昨日より自信の持てる私をめざして。

WRITING/NOZOMI SUZUKI

  • LINEで送る
※記事は2021年11月2日(火)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

TOP