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頭痛のタイプや対処法って?【働く女性の保健室】

働く女子の保健室_頭痛

毎日がんばる働く女性にプチ不調や悩みはつきもの。特に日本では3人に1人が頭痛に悩まされているといわれており、なかでも20~40代の働く女性に多いそう。頭痛のタイプ、原因から、食べ物や生活習慣など手軽にできる対処法まで、頭痛について紹介します。

更新日:2021/05/11

頭痛とは?

頭部や目の周り、首の後ろなどの痛みをまとめて頭痛と呼びます。頭痛は大きく分けて2種類あり、ひとつは「一次性頭痛」で、病気が背景になく、ストレスや生活習慣などが誘因で起こる場合が多い。頭痛持ちの人の多くが、この一次性頭痛にあてはまる。もうひとつの「二次性頭痛」は、脳出血や脳腫瘍など病気が原因で起こるもの。一次性の場合は生活習慣の改善といったセルフケアでよくなる場合もあるが、二次性の場合は緊急性を伴うこともあるので、症状がひどい場合は必ず診察を受けよう。

あなたはどの頭痛タイプ?

一次性頭痛には、「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発性頭痛」の3つのタイプが考えられ、原因や対処法はさまざま。また、ひとつの頭痛タイプを持っている人もいれば、ふたつの頭痛タイプをあわせ持つ人も。あなたはどの頭痛タイプか、さっそくチェックしてみよう!

5個以上あてはまった人は「片頭痛タイプ」

□主に頭の片側が痛い
□痛みは半日~3日間続く(痛み止めを飲まない場合)
□痛みは寝込むほど強い
□ズキズキと脈打つように痛む
□痛いとき、じっとしているほうが楽
□痛みで仕事や家事ができないことがある
□痛みはあるが、どうにか生活できる
□痛みは月に平均2~6回ほど
□視界が狭くなる、光・音がわずらわしい、吐き気などがある

6個以上あてはまった人は「緊張性頭痛タイプ」

□頭の両側が痛い(痛み止めを飲まない場合)
□痛みは30分から7日間続く
□痛みはどうにか我慢できる程度
□締め付けられるような、押されるような痛み
□じっとしていても痛みは変わらない
□痛くてもどうにか生活できる
□痛みは日常的に起こる
□頭痛以外の症状は特にない

4個以上あてはまった人は「群発性頭痛タイプ」

□目の奥の決まった部位が痛い
□痛みは15分から3時間ほどの間(痛み止めを飲まない場合)
□耐え難いほど激しく痛む
□片目の奥をえぐられるような痛む
□痛くて落ち着かなくなりじっとしていられない
□痛い時は何もできない
□痛みは1年のうち決まった時期・期間だけに連日起こる
□痛む側の涙、鼻水、鼻づまりなどがある

片頭痛の特徴と対処法

片頭痛の特徴と対処法

片頭痛は、ペプチドやヒスタミンなどの神経伝達物質によって、脳の血管が拡張したり、炎症を引き起こすことで生じる。片側の目の周りやこめかみがズキズキと強く痛み、痛みの前にギザギザしたものが見え、視界が狭くなったりするのも特徴。
片頭痛は特定の状況で起こることが多いといわれ、ストレスや疲れ、特定の食品や臭いなど、自分に頭痛が起こるときの状況が把握できれば、予防にも効果が。また遺伝も関係しているため、血縁者に片頭痛持ちがいる人は、ストレスや疲れのコントロールを日々気を付けよう。

―対処法―

・チーズや赤ワイン、チョコレート、ナッツなど、特定の食品を避ける(人によって原因が違うため、頭痛が起こったときに食べたものを覚えておこう)
・人込みや強い日差し、臭いの強いところを避ける
・精神的ストレス、疲労をできるだけコントロールする

緊張性頭痛の特徴と対処法

緊張性頭痛の特徴と対処法

頭から首にかけての筋肉が緊張することで生まれる頭痛で、頭痛持ちの人の中で一番多いタイプ。頭が鉢巻状に締め付けられたり、耳の後ろが瞬間的にチクチクする痛みが現れるのが特徴。痛みはなんとか我慢できる中程度のものが多く、頭の両側が痛むことが多い。
このタイプはスマートフォンの見過ぎや猫背など、毎日の姿勢の問題が原因になっているケースが多く見られ、片頭痛と同様に、精神的ストレスや疲労も原因。姿勢を正し、良質な睡眠をとるなど生活習慣からもケアしよう。

―対処法―

・首の後ろの筋肉が緊張する姿勢を避ける(左右の肩甲骨を引き寄せ、両肩を引き上げる、
背もたれに深く腰掛けて背中をつけるなど)
・枕は自分に合った高さを選び、質のいい睡眠をとる
・ストレスをためこまないように、自分なりの解消方法を作る

群発性頭痛の特徴と対処法

群発性頭痛の特徴と対処法

原因はまだ特定されていないが、目の奥にある脳血管が拡張することで起こるといわれている。1年のうち決まった時期にだけ症状が現れ、目がえぐられるような強い痛みが1~3時間ほど起こる。夜間や早朝の睡眠中に起こることが多く、男性に多いのが特徴。同時に涙や鼻水が出ることも。
メカニズムはまだ解明されていないが、飲酒が誘発したり、喫煙も関係するといわれるので、痛みの出る時期には節制を心掛けるのも手。しかし実際には患者数は少ない頭痛なので、ほかの頭痛との併発・混同の可能性も鑑み、まずは生活習慣の改善から試してみよう。

―対処法―

・痛みの出る時期には飲酒を控える
・禁煙を心掛ける
・痛みの起こる時期を記録して備える

教えてくれたのは、脊山英徳さん

逗子脳神経外科クリニック院長。脳神経外科専門医として10000例以上の脳疾患を治療、多くの臨床経験を持つ。クリニックでは高性能MRIなど高度な診断機器を駆使した、専門的な脳疾患診療を受けられる、「脳のホームドクター」として幅広い年齢層の患者の支持を集める。

頭痛の対処法って?

ズキンズキン、ズーンなど
頭痛のタイプや原因を知って解消しよう

頭がズキンズキンと痛くなったり、締め付けられるように感じたり、ズーンと重くなったり・・・。約7割の女性が頭痛に悩まされたことがあり、そのうちの約1割はつねに頭痛ありという結果が。頭痛にはざまざまな原因があるけれど、なかには意外な原因が潜んでいることも。頭痛のタイプとそれぞれの原因、対処法を教えてもらった。

監修:日本スポーツ栄養協会理事長・鈴木志保子さん

読者のコメント

・脱水が原因の頭痛があるのですね。季節を問わず水分はしっかりと取りたいですね。(まこまどさん)
・「片頭痛」「緊張型頭痛」の種類によって、冷やしたり温めたりと処置の仕方が全く違うんですね。頭痛はたまにしか起こらないのですぐに薬を飲んでしまってます。(まゆたんさん)
・片頭痛と緊張型頭痛の両方を持ち合わせてるようで、冷やすべきかあたためるべきかで、いつも悩みます。(ひまわりさん)
・私はズキズキタイプですね・・。天気が悪いと頭も痛くなります。(もりさん)

雨の日の頭痛、ストレスによる頭痛など
タイプ別に食事や漢方でケア

頭痛にはいろいろなタイプがあることが知られているけれど、東洋医学の場合、「雨の日の頭痛」「ストレスによる頭痛」「疲れや虚弱体質による頭痛」「冷えたときの頭痛」の大きく4つのタイプに分けられる。そのタイプ別に、食事による予防法と漢方薬による痛みの対処法を教えてもらった。

監修:薬剤師・山口りりこさん

読者のコメント

・エネルギー不足での頭痛もあるのですね!しっかりとごはんを食べたいと思います。(すみれさん)
・お食事は必ず摂るものなので、お食事や飲み物で緩和されるのは有難いですね。(よつばさん)
・雨の日には頭痛が出ることが多いので、大豆で予防!試してみます。(オズミンさん)
・漢方薬や薬膳に詳しくなれれば体調管理もうまくいきそう。(ポピーさん)

長時間のパソコン&スマホ使用で頭痛が増加!?ストレッチ&マッサージで解消しよう

梅雨の時季に入り、頭痛持ちの人にとっては憂うつな日々なのでは? さらにコロナ禍で在宅ワークの割合が増え、長時間同じ姿勢でいることや運動不足が原因となり、余計に頭痛を感じることも。そこで頭痛を予防、軽減するために効果的なストレッチやマッサージを教えてもらいました。

監修:スタイルアップトレーナー 才原洋子さん

読者のコメント

・ここ数日、頭痛気味だったので、紹介されたマッサージ早速試してみました。痛みが軽減されました。これから、痛みが出そうな時にやろうと思います(オーリィーさん)
・テレワークになってから一日中タブレットやスマホを見ているので疲れていました。きちんとケアしたいなと思いました(コスモスさん)
・頭痛に悩まされています。薬を飲む事で対処してきましたが、マッサージやストレッチなども取り入れてみます(こっこちゃんさん)
・気圧の変化で頭痛が起こったり、眼を酷使して頭痛だったり色々あります。マッサージやってみたいです(azukiさん)

梅雨につらくなる頭痛をツボで改善!3つの原因別に痛みをケアしよう

雨の日になると頭痛がつらくなるという人は多いのでは? 東洋医学では湿気の多い梅雨どきは体内にも湿気がたまりやすく、その影響で頭痛などの不調を引き起こしやすいと考えられているのだそう。そこで、梅雨どきの頭痛を緩和するツボやセルフケアについて、3つのタイプ別に解説します。

監修:漢方カウンセラー 成田かおるさん

読者のコメント

・この時期のもわっとした感じがイヤで、よくミントティーを飲んでいました。知りませんでしたが、ミントは気の滞りに良いんですね。これからも飲もうと思います(めさん)
・頭痛もちではありませんが、気圧の変化が大きい日や低気圧の日は頭が重くなります。ツボ押し参考になります(ammさん)
・このところ頭痛がよくあります。太陽のツボは自然と押すことが多いです。他も押すと気持ちいいですね(しいさん)
・天気痛、というのですよね。つらいです。この時期の強烈な太陽も影響するのでサングラスも必須です(virginiaさん)

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【特集】プチ不調や身体の悩みを解消!すこやかなココロとカラダへ

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不安定な状況のなかで気になる、ココロとカラダのプチ不調。病院に行くまでもない・・・と我慢してしまったり、解決策を探そうと思っても世の中には情報が溢れすぎていたり。そんな働く女性たちに寄り添う“保健室”のような存在をオズモールはめざします。
記事や動画、イベント・セミナーなどを通して楽しみながら学んで、ココロとカラダに向き合って、自分らしい美しい花を咲かせて。

自分のココロとカラダに向き合って、健やかに私らしく過ごすためのヘルスケア特集。頭痛のタイプや原因、食べ物や生活習慣など手軽な対処法について紹介します。

ILLUSTRATION/HARUKA OSHIMA

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※記事は2021年5月11日(火)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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