毎日休まず働く歯は、加齢による変化で亀裂が入ったり、だんだんと摩耗していくもの。そして亀裂の箇所が部分的に変色したり、細かいキズに食品の色が沈着して歯の変色が起こり、全体的に黄色くくすんだようになっていくそう。
食品による着色としては、コーヒー、紅茶、チョコレート、赤ワイン、カレーなどは特に注意が必要。みんなが大好きなものばかりだけれど、頻繁に飲食していると、長期的にみて歯の黄ばみを加速させることに。
歯の白さをキープしている人は、そういった色素の強い食べ物をできるだけ控えていたり、食べた後すぐに口をゆすいだりして工夫しているのだとか。また、歯の表層の着色は、歯医者さんで超音波を使ったクリーニングしてもらうことでかなりキレイに落とすことができるそう。毎日の歯磨きに加えて、定期的に歯のクリーニングに通うのも大切。クリーニングで改善しない場合はホワイトニングを検討して。
一方、歯の内部まで深く変色してしまっている場合は、虫歯などの可能性もあり、変色の原因によって対処方法が異なる。歯の変色が気になっている人は、行きつけの歯医者さんに相談してみよう。
教えてくれた人
大岡洋さん
大岡歯科医院院長。1997年 東京歯科大学卒業。2002年ハーバード大学歯学部・公衆衛生学部大学院(予防歯科学専攻)修了、日本人歯科医師として初めて予防歯科で理学修士を取得。現在、東京歯科大学非常勤講師、および国際歯科学士会(ICD)の理事を務める。著書に『「歯みがき」するから歯は抜ける』(現代書林)。
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WRITING/ATSUKO HABU