「バストは、乳腺・脂肪・大胸筋から形成されています。そのすべてが左右まったく同じということはむしろ稀です」と、南先生。顔に左右差があるように、バストにも左右差があることが多いのだそう。
そのうえで、大胸筋の大きさで左右差が出ている場合、小さいほうの大胸筋を鍛えることでを大きさを揃えることは可能だそう。バッグを片方の腕で持つことが多かったり、テニスなどのスポーツで片方の腕をよく使ったりしていると、筋肉量に左右差が出やすくなるので、できるだけ左右均等に上半身を使うことを意識してみて。
また、姿勢が悪く体にゆがみがあると、左右のバランスに影響が出ることもあるので、姿勢を正すことも大切なのだとか。寝るときにいつも同じ方を下にして寝ていない? そうすると脂肪が流れてバストの大きさが変わったり、形が崩れたりしやすくなるから気をつけて!
バストの左右差は本当によくあることだけれど、注意したいのは病気によるもの。片方が急激に大きくなったり、触れてみるとしこりを感じる、または皮膚にひきつれがあるなどの場合は、乳腺に疾患がある可能性もあるので、専門の医師に相談を。
教えてくれた人
南 真実子さん
大阪美容クリニック院長。大阪医科大学医学部卒業後、大阪医科大学産婦人科、済生会吹田病院産婦人科などを経て2017年より大阪美容クリニックにて院長。日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医、母体保護法指定医ほか。
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WRITING/ATSUKO HABU