スマホやPCの見過ぎなどで猫背の人は要注意!バストを支える筋肉のコリをほぐしてあげよう
「バストは豊かな人だけでなく、小さめの人でも、年齢とともに垂れてきます。特に子供を産んだあとはかなり形が変わりますよね。でも、ケアすれば必ず効果があります。『年をとったから仕方ない』とそのまま放っておくのではなく、少しでも手をかけてあげれば、差が出てきますよ」と金子さん。
特に、今は猫背でスマホやパソコンを見続けるせいで、巻き肩になってしまって、バストに悪影響を与えている人も多いとか。「このような姿勢になっていると、胸の大きな筋肉である大胸筋が凝ってしまってバストを支えられず、下がってしまう原因にもなります。ですから、気付いたときにほぐしてあげるだけでも、コリがほぐれるとともにリンパなどの滞りもスムーズになるのでおすすめです」(金子さん)。
バストのツボは、バストの両付け根とバストの中央にあるそう。このあたりを指でほぐしてあげるだけなら、オフィスで疲れたときなどにもできそう!
1日の大胸筋の疲れはストレッチでリセット!気持ちがいいので続けるのもラクチン
オフィスのほかにも、自宅で簡単にできるケアってあるの?
「仕事や家事などで疲れた大胸筋の筋肉の緊張を和らげてあげるといいですね。バストだけでなく、肩こりや上半身のこりにも効くので、私は子供たちとも一緒にストレッチをやってます。子供たちも、わーこんなに柔らかくなったねーなんて驚いてますよ(笑)」と金子さん。
【胸の筋肉の緊張をほぐす!かんたんストレッチ】
(1)座って、首の付け根に両手を置く。手を首に置いたまま、肩をゆっくり大きく回す。大胸筋を意識しながら行うようにするのがおすすめ。前後交互に回すように、5回ずつ。
(2)腕が左右一直線になるように、肩の位置で腕を広げる。腕が床と平行になる位置で、腕を前後にゆっくり10回揺らす。揺らすごとに、胸が開いていくようなイメージで行って。
(3)最後に背もたれのある椅子やソファに座り、手を組んで腕を後ろに伸ばしながら、できるだけ体を後ろに反らす。椅子の背もたれなどを利用して、思い切り胸元をグーッと伸ばす気持ちで。反らしたまま5秒静止するのを2回ほど行う。
下がってくるバストを支える筋肉をパワーアップ!座ったままでできるエクササイズでバストアップを
ほかにもバストケアでできることは?「重力のせいで垂れてくるバストが下がらないようにするには、筋肉を少しでもつけてあげることが大切です。あまり体を動かす習慣のなかった人も、筋肉がだんだんついてくるとラクになってくるので、まずは簡単なエクササイズから初めてみては?」と金子さん。
【初心者にもできるバストエクササイズ】
(1)胸の前で両手のひらを合わせる。そのまま、手の平を力いっぱい押し合うようにして、10秒間。できるようなら、10秒×5回行う。バストアップに欠かせない大胸筋が鍛えられる。
(2)両腕を体の前に上げ、ひじから腕をくっつける。左右の腕を押し合うようにして10秒キープ。できる人は×5回行う。力がうまく入らない人は、手をグーにするとやりやすい。バストの脇に流れたぜい肉を引き締められる。
(3)両脇に雑誌を挟んで、ひじを曲げる。両手をグーにして、小指同士を押し合うようにしながら、20回ほど手を上下させる。慣れてきたら雑誌を挟まなくてもいいが、最初は力が入っているかわかりやすいので、挟んでみるのがおすすめ。
「ストレッチもエクササイズも、簡単なものでいいので、続けることが肝心です。お休みの日にひとつするだけでいいので、何か自分の体に手をかけてあげることが大切です。バストは下着も大切なので、よりしっかりバストを支えてくれるものにするなど、下着を変えるだけでも効果があります。できることから始めれば必ず体は答えてくれますから、ちょっとだけ、自分に手をかけてあげましょう」(金子さん)。
教えてくれた人
金子エミさん
1991年のモデルスタートからコマーシャル100本以上、雑誌出演数百本を超える日本を代表するパーツモデル。48歳になる今も現役モデルとして活躍。独自のケア方法に注目が集まり、パーツ美容研究家・パーツモデル業・二児の母・事業と1人4役をこなす。2016年11月、ダウン症の長男カイト君の世界水泳挑戦と、これまでの子育てを描いたコミックエッセイ「世界は君のもの~美容家ママとダウン症カイトの世界水泳奮闘記~」(オレンジページ)を出版、注目を集める。著書に『女優脚のつくり方』『No.1パーツモデル金子エミが教える~家事をしながらエステ』(ともにワニブックス)など多数。
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WRITING/HIROKO KUROKI