現代アート界屈指のアーティスト作品が六本木の人気スポットを彩る
2018年5月26日(土)10時から27日(日)18時にかけて、六本木エリアでは「六本木アートナイト 2018」が開催される。その会場となるのは、六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、21_21 DESIGN SIGHT、国立新美術館、六本木商店街、その他六本木地区の協力施設や公共スペースなど。なかでも26日(土)18時から 27日(日)6時は、イベントやパフォーマンスなどの見どころが多い「コアタイム」となっている。
今回は、日本の現代アート界をけん引するアーティスト金子徹平氏、鬼頭健吾氏、宇治野宗輝氏の3人が登場。金子氏の、コラージュ彫刻にパフォーマンスを組み合わせた作品 《タワー》(トップ画像)は六本木ヒルズに出現する。国立新美術館は鬼頭氏のカラフルな布の滝などで飾られ、東京ミッドタウンには宇治野氏による動く彫刻 《ドラゴンヘッド・ハウス》がお目見え。それぞれにシンボリックなアート作品を展示する。
街の中にアート作品が溶け込み、いつもとは違う表情に
開催中は、街なかのショップやストリート、公園などにアート作品が点在しているので、いつもとは違った街の表情も楽しめる。例えば六本木交差点では、高速道路を支える橋脚がカラフルなパターンによって彩られたり、歩道のプランターに自ら発光する極彩色の植物が現れたり。
六本木ヒルズの毛利庭園に約100点のランタンを浮かべる三枝文子氏の《踊るランタン》は、当日に使うランタンを作家とともに制作するワークショップを5月13日(日)に開催する。自分も作品を作ってイベントに参加してみたい、という人は公式ホームページから申し込みができるので、チャレンジしてみては?
六本木ヒルズの巨大彫刻が変身?早朝にはクラシック演奏も
六本木ヒルズでも、各所に多彩なインスタレーションやイベントが集まる。六本木ヒルズのシンボルとして知られるクモの形の巨大彫刻《ママン》は、新進気鋭のテキスタイルアーティ スト、マグダ・セイエグによってがらりと変身。都市の空間を毛糸の編み物で覆って景色を変えてしまうアートプロジェクトが、どんな形で実現するのか?こちらは、アートナイト会期前から楽しめる「プレプログラム」として、開催前の気分を盛り上げてくれる。
このほかに、磁石でつながった色とりどりのチューブ状の装飾を自由に並べ替えられる作品《みんなのちから V, 東京》 (ツワージック・チン・チョー・レン)など、個性的な作品も。
また、27日(日)の早朝5時からは、日本フィルハーモニー交響楽団✕インビジブルによる《クラシックなラジオ体操》も開催されるので、 オールナイトで朝を迎えた身体を動かすにはおすすめ。
東京ミッドタウンではワークショップも充実。アートな夜を楽しんで
東京ミッドタウンの芝生広場には、現代アーティスト・鈴木康広氏の代表作品《空気の人》が登場。透明素材でできた空気の彫刻との一体感を体感して。
こちらでは、プラザB1階のメトロアベニューを中心に、人の「顔」をモチーフにした作品や自分の体験した「場所の記憶」をたどる作品など、様々なタイプのユニークなワークショップ(参加費無料)を行っているので、アートに参加したい人は要チェックのスポット。
過ごしやすい初夏の週末、六本木でアートとともに一夜を過ごせば、非日常な体験で新しい感性が刺激されるかも。
イベントDATA
- イベント名
- 六本木アートナイト 2018
- 開催場所
- 六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、21_21 DESIGN SIGHT、国立新美術館、六本木商店街、その他六本木地区の協力施設や公共スペース
- 開催日程
- 2018/5/26(土)~ 5/27(日)
- 開催時間
- 2018/5/26(土)10:00~ 5/27(日)18:00
<コアタイム>5/26(土) 18:00~5/27(日)6:00
- 入場料
- 無料(ただし、一部のプログラムおよび美術館企画展は有料)
- 電話番号
- 03-5777-8600(ハローダイヤル)
- ホームページ
- 六本木アートナイト 2018 HP
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