隠れたロングセラーや、実は社員に人気・・・。“中の人”だからこそ知る、名品たちの秘密や魅力を編集部がインタビューしていく「おしごとストーリー」。今回は2024年9月にロート製薬から発売されたヘアケアブランド「PRORY(プロリー)」の企画・開発に携わる栗原優理さんと、広報の岩村正子さんが登場。開発の裏側や、こだわりポイントについて教えていただきました。
30年に渡る研究の集大成!とっておきのヘアケアブランドが誕生
エイジング世代向けのスキンケアブランド「50の恵」や男性向け発毛剤「リグロEX5」など、さまざまなお悩みに応じた商品を展開してきたロート製薬。実は1995年からヘアケア製品の研究開発に取り組んできたとか。
「これまでスキンケア部門で培ってきた研究や知見を応用して、新しいヘアケア製品ができるのではと研究を続けてきました。今回、満を持して立ち上げた『PRORY(プロリー)』」と『GYUTTO(ギュット)』の2ブランドは、毛髪の内部構造に着目し、サイエンスの力で芯から健やかな髪へと取り戻すことをコンセプトに掲げています」と広報の岩村さん。
パサつき、ツヤのなさ、うねりなど年齢とともに増える髪悩みは、髪のタンパク質不足や、乾燥により頭皮がかたくなる「頭皮やせ」が大きな要因。ダメージによるうねりを芯から補正する「コアコルセット技術」を独自開発し、2ブランドに搭載。さらに、PRORYには「ステムプロテインCP」を配合。頭皮と髪にプロテイン(タンパク質)をチャージする。
「全方位から髪の毛と頭皮にアプローチすることで、10年後も20年後も美しい髪を維持できることを目指しています。本当におすすめできる製品が完成しました」と笑顔を見せる。
さまざまな部署と連携を取りながら“PRORYチーム”を結成
「PRORY」の企画が立ち上がった当初、ひとりで企画やプロモーションなどマーケティング全般を担当していたという栗原さん。「ひとりでは商品化までこぎつけるのは絶対に無理だ」と、部署の垣根を超えてさまざまな人に声をかけ、仲間を増やしながら“PRORYチーム”を作りあげていったそう。
「どの部門の社員にも、『自分たちが研究してきた技術を使って、お客さまによりよい商品を届けたい』という熱い思いがあります。その分、何度も協議したり、時間がかかったりすることも多くありますが、お客様にとってなくてはならない商品を生み出すもとになっていると思います」と栗原さん。
そんな栗原さんにとってお守りのアイテムは、自身の教育係だった先輩社員が退職するときに「栗ちゃんの笑顔を思い浮かべながら選んだよ」とプレゼントされたハンカチ。「入社1年目から商品開発に携わる中で、さまざまな意見をいただいては悩み、昇華させていくという経験を何度もしてきたことで鍛えられてきました。ハンカチを見ると、当時の元気な気持ちと、リスペクトしていた先輩のことを思い出します」
もう迷わない!ダメージに悩む大人髪の強い味方
「PRORY」の開発にあたってヘアケア製品の市場調査を行ったところ、スキンケア製品と比べると圧倒的に情報が少なく、自分に本当に合うものがわからずに“迷子”になっている人が多いことに気づいたという栗原さん。
「正解がわからないから、パッケージデザインや香りなど、自分の世界観に合うものを選んだり、サロンでおすすめされたものを購入したり、という方がとても多いようです。そのお悩みに、私たちはサイエンスの力で向き合いたいと思いながら開発に取り組んできました。将来的に『PRORY』が、お客さまにとってなくてはならない存在になっていることが夢です」
今回発売されるアイテムのなかでも、栗原さんがおすすめするのは「プロリー モイストリペア トリートメントセラム」。「スキンケアでいう美容液の役割で、パサつき・うねりがちな大人の髪の救世主です。普段のシャンプー、トリートメントの間にお使いいただくだけでサラツヤ髪になるので、ぜひ取り入れてみてください」
PRORY
左/プロリー モイストリペア トリートメントセラム
容量:180ml
価格:4950円
中央/プロリー モイストリペア シャンプー
容量:450ml、詰め替え用400ml
価格:2640円、詰め替え用2420円
右/プロリー モイストリペア トリートメント
容量:450g、詰め替え用400g
価格:2640円、詰め替え用2420円
「サイエンスで髪年齢に挑む」をコンセプトに誕生した、機能性エイジングヘアケアブランド。パサつき、うねり、頭皮のかたさなど、年齢やダメージによる「髪のタンパク質不足」と「頭皮やせ」に着目し、頭皮から毛先まで全方位でケア。今ある髪だけでなく、未来も健やかで美しい髪へと導く。
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PHOTO/MANABU SANO WRITING/MINORI KASAI