「奈良まほろば館」(日本橋)のローカルおやつ3選

【奈良県】柿に葛!名産の味覚を楽しもう_スイーツなかの MEETS ローカルおやつ

更新日:2021/06/10

スイーツなかのさんが、東京にある47都道府県のアンテナショップを巡って出会った、お土産にもぴったりのローカルおやつをご紹介します。今回は奈良県のアンテナショップ「奈良まほろば館」(日本橋)で手に入る、多口製菓の「神鹿物語」、よしのやの「葛餅 5個入」、柿の専門奈良吉野いしいの「柿けーき」の3品を選んでお届け!

【01】多口製菓の「神鹿物語」

「奈良まほろば館」(日本橋)の「神鹿物語」

鹿のフォルムがかわいい洋風もなか!

奈良公園の鹿といえば、修学旅行で訪れた方もいるのではないでしょうか。僕はまだ行ったことないので、一度は鹿と触れ合ってみたいなあと思っています。奈良では神の使いとも言われ、古くから大切にされている鹿。こちらは、その名も「神鹿物語(しんろくものがたり)」という、鹿をモチーフにしたもなかです。鹿がちょこんと座ったもなか種は、思わず写真を撮りたくなるようなキュートなフォルム。

「奈良まほろば館」(日本橋)の「神鹿物語」

餡のつくりにも一工夫があり、白餡に、吉野柿やキャラメリゼしたアーモンドなどを練り込んでいます。練乳やバターも使っているので、餡のまろやかさだけではなく、コクがあってミルキーな味わいを兼ね備え、洋風テイストになっているのがおもしろいところ。刻んだ柿やカリッとしたアーモンドも合わさって、心地いい食感もナイスィーツ! コーヒーや紅茶といっしょに食べたくなるようなもなかです。

多口製菓の「神鹿物語」

1袋(3個入り)540円

【02】よしのやの「葛餅」

「奈良まほろば館」(日本橋)の「葛餅」

吉野本葛を使ったぷるんとした食感!

奈良の吉野山といえば、桜の名所として有名ですが、この一帯は葛(くず)の産地としても知られています。“吉野の葛餅”という言葉を聞いたことがある方もいると思いますが、ご紹介するよしのやさんの「葛餅」は、吉野本葛を使用したもの。葛の根からとれるでんぷんを100%使ったものを“吉野本葛”と呼び、これを秘伝の技で丹念に練り上げています。

「奈良まほろば館」(日本橋)の「葛餅」

食べてみると、こんなにもコシが強いのかと驚きの歯応えがあり、ぷるんっとした弾力のある食感がナイスィーツ! きな粉と黒蜜の相性もよく、つるんとした喉越しが癖になります。今回は、一つひとつ個装されたタイプを選んでみましたが、きな粉や黒蜜も同じ数だけ入っていてシェアしやすいので、贈り物にもぴったり。よしのやの女将さんが自ら描く掛け紙も素敵なので、注目してみてくださいね。

よしのやの「葛餅」

1箱(5個入り)1270円

【03】柿の専門 奈良吉野いしいの「柿けーき」

「奈良まほろば館」(日本橋)の「柿けーき」

見た目も柿!食べても柿!

奈良県といえば、日本有数の柿の生産地。アンテナショップ「奈良まほろば館」に行くと、柿を使ったお菓子がたくさん揃っています。そのなかでも、ご紹介したいのは「柿けーき」。柿専門店の奈良吉野いしいさんが手がける、柿を使ったパウンドケーキです。見てもわかる通り、本物のヘタをのせて、柿に見立てたかわいらしいルックス。大きさは直径12センチほどあるので、実際に手に取ってみると、なかなかのインパクトがあります。

「奈良まほろば館」(日本橋)の「柿けーき」

パウンドケーキには干し柿が入っていて、しっとりとした生地から柿の甘みが広がっていくようなつくり。注目してもらいたいのは、芯の部分の柿羊羹! 果汁をたっぷりと使った濃厚な羊羹で、ジュレのような柿の持つジューシーさも感じる口あたり。生地と羊羹、食感のコントラストが味わえるところもナイスィーツ! 切ってもサプライズ感がある、おいしく楽しいお菓子です。

柿の専門 奈良吉野いしいの「柿けーき」

1個1080円

今回のスイーツに出会える東京にあるアンテナショップはこちら

奈良県のアンテナショップ「奈良まほろば館」(日本橋)

「奈良漬け」「柿の葉ずし」など奈良県の特産品はもちろん、県内の社寺の特別公開情報やイベントなどの観光案内、文化講座の開催ほか、奈良の魅力がいっぱいの情報発信拠点。

SHOP DATA

TEL.03-3516-3931(代表) 03-3516-3933(ショップ)
住所/東京都中央区日本橋室町1-6-2日本橋室町162ビル1・2F ※2021年夏に新橋へ移転 リニューアルオープン予定
営業時間/10:30~19:30
定休日/無休(年末年始を除く)
アクセス/東京メトロ銀座線ほか「三越前駅」A1よりすぐ

ご当地スイーツを紹介してくれたのは

スイーツ芸人・スイーツなかのさん

東京都立川市生まれ。早稲田大学卒業後、吉本興業に所属。子どもの頃から好きだったお菓子を独学で勉強し、唯一無二のスイーツ芸人として活動をはじめる。10年間吉本で活動後、特注のパンケーキハットをトレードマークに幅広く活躍中。老舗からコンビニまで多ジャンルの和洋菓子を一万種類以上食べ歩き、その確かな知識と情報で「林先生の初耳学」「メレンゲの気持ち」「スクール革命」など多数テレビ番組に出演。西武渋谷店では自ら企画した催事「奥渋ギフト」を開催、行政と取り組んだ監修商品を発売するなど、幅広いシーンで活動している。

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PHOTO/KYOKA MUNEMURA TEXT/SWEETS NAKANO

※記事は2021年6月10日(木)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります