新宿で食べたい絶品グルメ6選|昭和24年から続く洋食の名店や本場を超えたと噂の台湾料理も

新宿で食べたい絶品グルメ6選|昭和24年から続く洋食の名店や本場を超えたと噂の台湾料理も

更新日:2022/10/27

新宿といえばどこに入ろうかと迷ってしまうくらい、数多くの飲食店が集まる人気エリア。今回は、昭和24年から続く洋食の名店や本場を超えたと噂の台湾料理、伝説の名店の味を受け継ぐカレー店など、新宿に来たら食べたいグルメをテーマごとにご紹介します。ぜひ参考にして。

【1】ずっと変わらない洋食

新宿 レストランはやしや
上/70年以上愛されるシンプルなオムライス。酸味の強いケチャップがミソ 中央/10:30から営業しているから、昼前の映画を観る前のブランチ利用もおすすめ 下/お客さんごとの要望をキャッチし、きめ細かくフランクに応じる小林シェフ

変わらない味と、時代やひとに応じたサービス

「町中華みたいな洋食屋をめざしています」と、ふっくら笑う小林シェフ。リーズナブルな価格設定を守りながら昭和24年から続く名店だが、時代に合わせて柔軟に変わりゆく姿も、きっと永く愛されるゆえんに違いない。例えば名物の「オムライス」(780円)は、形や味付けを何度か見直してきた。女性ひとりでも利用しやすいよう、席の間はゆったり。最近は、1時間1000円の飲み放題を窓際のカウンター席で楽しむ仕事帰りの女性も非常に多いとか。慌ただしい新宿で、落ち着いて飲める場所は貴重。おまけにナチュラルワインも揃えているというのには、さすがに驚き。

レストランはやしや

住所/東京都新宿区新宿3-22-12 
営業時間/10:30~23:00(L.O.22:15) 
定休日/なし 
アクセス/新宿駅よりすぐ

新宿 フランス料理店 CRESSONNIÈRE
上/丸ごとトマトの肉詰めローストプロヴァンス風(1650円 サラダ・デザートセット+500円) 中央/かわいらしく趣ある店内 下/丁寧さが詰まったオニオングラタンスープ(大・単品1750円)

新宿からパリの街角へトリップ

新宿三丁目駅直結。利便性の高い場所でありながら、店内はゆっくり落ち着いた佇まい。在日10年以上の仏人たちが口を揃えて「ここはビストロではなくレストランだよ」と言い切るほど、本格的な食事と雰囲気が堪能できる。銀色のプレートでサーブされる「丸ごとトマトの肉詰めロースト」は、はじけないよう、じっくり低温で調理。みずみずしいトマトが口の中で溶けると、ソースにもなってくれる逸品。自家製パンとコーヒーが付いて、さらにサラダ+デザートセットにすれば、ランチタイムでもフルコース然りの満足感。幸せのため息をつきながらお腹をさすりたい。

フランス料理店 CRESSONNIÈRE(クレッソニエール)

住所/東京都新宿区新宿3-4-8 京王フレンテ新宿3丁目B1F 
営業時間/11:00〜16:00(L.O.15:00 )18:00〜22:00(L.O.21:00) 
定休日/なし 
アクセス/新宿三丁目駅直

【2】ほっと、したいときのごはん

新宿 台湾佐記麺線 台湾食堂888
上/魯肉飯は写真の小碗が単品300円、大碗700円 中央/カウンターだけのこぢんまりした店内は、本場さながらの空気感 下/もと航空会社にお勤めの佐久間さんが、一念発起して独立

もはや、本場台湾を超えた魯肉飯

細かく切ってコトコト煮込んだ豚肉は、脂身ばかりじゃなく“肉感”が大事で、甘みは砂糖だけじゃなくタマネギで出したくて、味の決め手となる五香粉は、台湾から取り寄せたメーカーのものじゃなくちゃだめで。一度は完成したけれどやっぱり納得いかず、もう一度現地に行って確かめて・・・と、オーナーの佐久間さんがこだわりにこだわり、ようやくたどり着いたベストオブベストな魯肉飯は、本場をも超えた!とのうわさ。やさしくやわらかな麺線とともに食べれば心は遠く、フライミー!

台湾佐記麺線 台湾食堂888(タイワンサキメンセン タイワンショクドウバーバーバー)

住所/東京都新宿区西新宿7-12-12 サギヤビル101 
営業時間/11:30~14:00 18:00~21:00 
定休日/日・祝日※土曜はディナー休
アクセス/西新宿駅よりすぐ

新宿 おにぎりスタンド リッツボン
上/おにぎり2個セット500円(写真は紀州梅とチーズおかか) 中央/3.パリパリのお海苔で丁寧に仕上げを 下/注文してから、目の前で握ってくれる和やかな雰囲気 

新宿の懐の深さを感じる、やさしいおにぎり

夜はバーである店舗を間借りし、やわらかな時間を提供してくれる。店名のリッツボンは、フランス語で“良いお米”となる店主の難波さんの造語。「パンに合うものはごはんにも合うからね」という遊び心は、週替わりのおにぎりにも存分に反映されている。おにぎりセットには彩り鮮やかな自家製糠漬け、唐揚げ、卵焼きが付き、卵は甘いかしょっぱいかが選べるというなんとも悩ましい幸せ。+200円で日替わり具材のお味噌汁もオーダーできる。季節の食材がきちんと使われた、一汁三菜ごはんタイムを。

おにぎりスタンド リッツボン

住所/東京都新宿区新宿2-11-7 第33宮庭ビル106
営業時間/10:00~15:00 
定休日/日・月曜 
アクセス/新宿三丁目駅より徒歩2分

【3】ホット!したいときのごはん

新宿 札幌スープカレー絲
上/好みの辛さに調節可能。いちばん人気の10種野菜の煮込みチキンレッグ(1500円) 中央/驚く程にひろびろとした店内はソファ席が充実 下/スタッフの北原さん

ホロホロのチキンレッグとスパイスの香り

圧力窯でじっくり調理されたチキンレッグは、スプーンを押し当てるだけでホロホロになるやわらかさ。10種以上のスパイスが溶け込んだスープカレーに、お野菜もたっぷり入って大満足な逸品。揚げブロッコリーのサクサクした食感もおもしろく、多段階で辛さの調節ができるので、好みやその日の気分でもアレンジできるのがなんとも嬉しい。マンゴーラッシー(250円)をお供にすればもう完璧なスタイルに。広々した店内はwi-fi、コンセントを完備し、デリバリーサービスも充実しているのでシーンに合わせて。

札幌スープカレー絲(サッポロスープカレーイト)

住所/東京都新宿区西新宿1-8-5 アルファ107ビルB1F 
営業時間/11:00~15:00(デリバリー9:00~14:30 17:00~20:30) 
定休日/月・火曜
アクセス/新宿駅から徒歩3分

新宿 FISH 新宿店
上/チキンカレー&キーマ&MIX豆の3種コンボ(1200円)。爽やかな辛さでいずれも存在感がありつつ、絶妙の調和! 中央・下/復活前より現地っぽいグリーンの壁が内外観のアクセント

伝説の名店の味が、カラフルにアップデート

コアなファンからの熱い支持を得ていた六本木のカレー屋FISHが閉店。その味と思いを受け継ぎ、2018年に復活したのが新宿店。店長の丸山さんも、元ファンのひとり。「力強くスパイスの効いた、あの味を思い出しながら作ってます」。ただ当時そのままではなく、コンビネーションでアレンジを加えたり、アチャールなどの副菜で彩りを添えたり、+αの工夫を凝らす。さらに今、常連さんたちの新しい人気者がビリヤニ。お米とスパイスのおいしさを引きだし、炊きあげた味は本場さながら。

FISH 新宿店(フィッシュ)

住所/東京都新宿区西新宿7-5-6 新宿ダイカンプラザ756 2F 
営業時間/11:30~15:00 17:00~22:00 土・日・祝日11:30~22:00 
定休日/なし 
アクセス/西武新宿駅より徒歩5分 

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※オズマガジン2022年11月号「中央線さんぽ・新宿ハンドブック」の記事を一部転載 
※掲載店舗などの情報は、取材時と変更になっている場合もあります。最新の情報は公式HPにてご確認ください

オズマガジン2022年11月号は「中央線さんぽ・新宿ハンドブック」特集

オズマガジン2022年11月号は「中央線さんぽ・新宿ハンドブック」特集

思いを持ったお店が多く、歩くほど楽しい出会いのある中央線沿線の町。ファンの多い吉祥寺はもちろん、意外にも実力派店が増加中の東中野や中野、個性派の高円寺や西荻窪・・・、それぞれの街に光を当てた1冊を制作しました。第二特集は中央線ユーザーにとって身近(だけど攻略が難しい・・・)な新宿を、やさしく紐解くハンドブック。1年使える保存版の1冊です。

PHOTO/KYOKA MUNEMURA、YUKO CHIBA、RYUMON KAGIOKA、WRITING/BOOKLUCK(MITSUHARU YAMAMURA、MASAHIRO TAKASAKA、SACHIKO KOMORI)

※記事は2022年10月27日(木)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります