日本橋・八重洲・京橋で味わうごほうびランチ10選｜江戸前寿司の名店や火鉢でいただくすき焼きなど

更新日：2022/09/21

歴史を感じる老舗から話題の新店まで、日本橋・八重洲・京橋エリアには新旧のグルメなお店が点在。そこで今回は、このエリアで愛されるごほうびランチがいただけるお店を10店ご紹介！　創意工夫あふれるアナゴ料理や、江戸前寿司の名店、火鉢でいただくすき焼きなど、きっと粋で特別な時間を過ごせるはず。

【1】食でもアートを楽しめる美術館のごほうびランチ

アーティゾン美術館　ミュージアムカフェ

アーティゾン美術館1階のレストラン。ランチメニューは、軽い燻製の香りが広がる海老のリゾットや、ライムの香りがさわやかなサヴァランモヒートなど、お好みの料理を選べるプリフィクスコース（2000円～）。美術館のチケットがなくても利用できる。目にも鮮やかな写真のバタフライピーティー（800円）はカフェタイムのみの提供。

DATA

住所／東京都中央区京橋1-7-2 アーティゾン美術館1F　
営業時間／ランチ11:00～14:30（L.O.13:30）カフェ14:30～18:00（L.O.17:30）※金曜（祝日を除く）～17:00（L.O.16:30）ディナー17:00～21:00※金曜（祝日を除く）AコースL.O.20:00、BコースL.O.19:30、CコースL.O.19:00
定休日／月曜※展覧会会期中は美術館休館日に準ずる　
予算／昼1000円～、夜2000円　
席数／63　
アクセス／東京駅、京橋駅、日本橋駅より徒歩5分　

【2】創業130余年の老舗で四季折々の味覚を堪能

てん茂（テンモ）

ごま油100%で揚げる、江戸前の味を守り続ける天ぷら店。油でつやめく梁や、首相官邸へ出張した歴史からも名店の風格が漂う。写真は昼の天麩羅御飯（5500円）の一例。ふっくらと揚がったアナゴの味が、芳ばしい油の風味でいっそう引き立ち、柚子おろしと合わせるとさらに多幸感が広がる。秋に登場する栗の渋皮揚げもファンが多い。

DATA

住所／東京都中央区日本橋本町4-1-3　
営業時間／12:00?14:00 17:00?21:00 土曜17:00?19:00※土曜の夜は前日までの要予約　
定休日／日・祝日　
席数／16（個室あり）　
予算／昼5500円?、夜12100円?
アクセス／三越前駅、新日本橋駅よりすぐ

【3】歴史とぬくもりのある空間で創意工夫あふれるアナゴ

日本橋玉ゐ本店（ニホンバシタマヰホンテン）

国内でも珍しい、アナゴの専門店。江戸前の技法で下処理を施した天然物を、天ぷらや寿司、卵巻きといった多彩なアレンジで提供。人気の箱めし中箱（合いのせ・3200円）は、焼きあげと煮あげのアナゴ2種が食べ比べられるうえ、下ろしたての柚子をかけたり、骨汁でお茶漬け風にも楽しめる。美容成分が豊富なのも嬉しいポイント。

DATA

住所／東京都中央区日本橋2-9-9　
営業時間／11:00?14:30（L.O.14:00）17:00?21:30（L.O.21:00）土・日・祝日11:00?21:00（L.O.20:30）　
定休日／なし　
席数／26　
予算／昼2000円?、夜5000円?
アクセス／日本橋駅より徒歩2分

【4】職人仕事にほれぼれするこれぞ江戸前寿司の名店　

蛇の市本店（ジャノイチホンテン）

明治22年創業の老舗が移転・改装し、随所に漆をあしらった優雅でモダンな空間に。羽釜炊きの米に赤酢と塩のみで味付けしたシャリなど、代々続く調理法が特徴で、ランチの江戸前ばらちらし（3300円）は、甘酢締めの車海老や昆布締めの平目といった江戸前の技が光る逸品。?酒師厳選の日本酒と一緒に、江戸っ子気分な昼餉も粋！

DATA

住所／東京都中央区日本橋室町1-12-10　
営業時間／11:30?14:00（L.O.13:30）16:30?22:00（L.O.21:00）
定休日／日・月・祝日　
席数／25　
予算／昼1980円?、夜5500円?
アクセス／三越前駅、新日本橋駅より徒歩3分　

【5】和牛にフォアグラ贅をこらしたひつまぶし

すみだ

眺めのいい、ホテル最上階の鉄板焼レストラン。平日昼限定の鉄板焼、和牛のひつまぶし（20食限定・6050円）は、目の前で焼きあげる和牛と、濃厚なフォアグラ、鰻まで楽しめるスペシャルなひつまぶし。そのまま食べてもいいし、ワサビなどの薬味を散らしても、お茶漬けにしてもおいしい。前菜やシャーベットも付いて大満足。

DATA

住所／東京都中央区日本橋蛎殻町2-1-1 ロイヤルパークホテル20F　
営業時間／11:30～14:30（L.O.14:00）※土・日・祝日～15:00（L.O.14:30）17:30～21:30（L.O.21:00）　
定休日／なし　
席数／28（個室あり、4名～、個室料1室12100円～）　
予算／昼5445円～（土・日・祝日7865円～）、夜18150円～　
アクセス／水天宮前駅直結

【6】おいしい驚きに出会えるフレンチおでんの新世界　

平ちゃん（ヘイチャン）

星付きフレンチ「ラぺ」で新年限定で開催していたおでん企画が、人気ゆえに実店舗としてオープン。おでんの定番・大根と、穴子の白ワイン煮を包んで揚げた「おでんの春巻き」など、ほっとするおでん出汁の和の味わいとフレンチを重ねた、新感覚のイノベーティブODENがいただける。おでんのフルコース7865円。コースは5445円～。

DATA

住所／東京都中央区日本橋室町1-12-10 J1ビルB1F　
営業時間／11:30～15:00（L.O.13:00）18:00～22:00（L.O.20:00）※要予約、利用は中学生以上　
定休日／木曜・月2回水曜
席数／14（個室あり、3人～）　
予算／昼5445円～、夜10890円～　
アクセス／三越前駅、新日本橋駅より徒歩3分

【7】時代に流されず江戸前の仕事を守り続ける老舗　

?寿司（キズシ）

美しい白木のカウンターに塗りのつけ台、古きよき時代の空気が立ち上る江戸前寿司の名店。初めて訪れるなら昼のお決まり（5500円）を。花街ならではのつややかな海老の唐子（からこ）漬や煮穴子など＂江戸前の仕事＂の真骨頂が味わえる。慣れてきたら1貫ずつ、握りを頼んでみて。好きなネタを好きなだけ、それも江戸前寿司の楽しみだから。

DATA

住所／東京都中央区日本橋人形町2-7-13　
営業時間／11:45～14:30　17:00～21:30※土曜～21:00　
定休日／日・祝日　
席数／37（個室あり）　
予算／昼5500円～、夜18000円～　
アクセス／人形町駅よりすぐ

【8】150年以上変わらない火鉢でいただくすき焼　

伊勢重（イセジュウ）

150年以上続く、東京で最も歴史をつむぐすき焼店。炭をおこした味な火鉢に鉄鍋をかけ、職人が手切りしたA5ランクの牛肉を甘さ控えめの割り下で炊く。選ぶコースによって部位が変わるが、ふたり以上のときはそれぞれ違うお肉を選んで食べ比べる、なんて自由な楽しみ方もあり。昼のすき焼きBセット4620円(1人分)、写真は2人分。

DATA

住所／東京都中央区日本橋小伝馬町14-9　
営業時間／11:00～16:00（L.O.15:30）16:30～22:00（L.O.21:00）　
定休日／日・祝日　
席数／60（全室個室）　
予算／昼3520円～、夜5720円～※サ別10％　
アクセス／馬喰町駅より徒歩4分

【9】ごま油でカラリと揚げる江戸前天ぷらの神髄を　

天ぷら　やぐち（テンプラ　ヤグチ）

名店「みかわ」で長年腕を振るっていた店主が、江戸情緒薫る人形町の一角にオープン。穴子やギンポなど江戸前らしい魚介はもちろん、秋は子持ち鮎や松茸など旬の味覚も続々と。0.1秒単位で揚げ分ける天ぷらはうまみを閉じ込め、食べ心地は軽く、店主のやわらかなもてなしと同様に至福な余韻を残してくれる。コース19800円～。

DATA

住所／東京都中央区日本橋人形町2-9-7 大江戸アクセス2-1F　
営業時間／12:00～14:00（12:30最終入店）18:00～22:30（19:30最終入店）※要予約、利用は中学生以上　
定休日／木曜・ほか不定休あり　
席数／8　
予算／19800円～
アクセス／人形町駅より徒歩2分

【10】行列必至の元祖・親子丼など江戸っ子が愛した味

奈美路や（ナミジヤ）

日光江戸村が手がける江戸料理の専門店。「豆腐百珍」など、江戸期に大流行したレシピ本から当時の味を復刻。親子丼（1800円）は、江戸時代創業の「鶏料理玉ひで」の味そのもの。玉ひでが建物改装で休業中の今、秘伝の割り下も職人もまったく同じという元祖・親子丼が味わえるのだ。懐かしくも粋な、江戸っ子好みの味を楽しんで。

DATA

住所／東京都中央区日本橋1-4-1 コレド日本橋4F　
営業時間／11:00～15:00（L.O.14:30）17:00～23:00（L.O.22:00）※土・日・祝日～22:00（L.O.21:00）
定休日／施設に準ずる　
席数／78（個室あり）　
予算／昼1300円～、夜3000円～
アクセス／日本橋駅直結

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※オズマガジン2022年10月号「みんなの日本橋・八重洲・京橋」の記事を一部転載　
※掲載店舗などの情報は、取材時と変更になっている場合もあります。最新の情報は公式HPにてご確認ください

オズマガジン2022年10月号は「みんなの日本橋・八重洲・京橋」特集

今、日本橋周辺がアツいです。人気店が増え続け、昔より土日に営業する店も多くなったため、いつ訪れても活気を感じます。今回は、そんな日本橋周辺を「兜町～茅場町」、「八重洲～日本橋～京橋」、「小伝馬町～馬喰町」などエリアごとにご紹介。普段使いとハレの日使いに分けたグルメ案内もご用意しました。3年ぶりの日本橋特集、ぜひご覧ください。

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