メトロミニッツ、東京、日本ワイン

名物メニュー×立ち飲みに注目!

更新日:2024/01/20

名物メニューとドリンクに特化した立ち飲みが最近ますます増加中。そば、タコス、オイスターまで、お酒と合わせると美味しさが倍増する料理がずらり。東京の立ち飲みシーンがさらに進化&深化しています。

そば×クラフトビール/〈参宮橋〉 寄

メトロミニッツ、東京、日本ワイン、deux feuilles
京都すば ホルモン油カスと九条ネギ(寄 特別)1430 円。関西風の深いうまみのだしに、のど越しのよい自家製麺のそばが合う

オリジナルのビールを
新感覚のそばとともに

クリエイティブディレクターの南貴之さんが自身のブランドの複合店舗に、地方で出会った美味を集結させた角打ちスタンド「寄」を2023年6月にオープン。「コンセプトは食とカルチャーのセレクトショップ。各地の名店に協力をお願いしました」とスタッフの早崎めぐみさん。なかでも名物が京都の進化系立ち食い蕎麦「すば」の1杯で、昼間からお酒と味わう人も。イチ押しはオリジナルのクラフトビールで、「寄 イタリアンピルスナー」 パイント1320円は花やハーブのような香りで軽やかな飲み心地です。

TEL.03-6381-6131
住所/東京都渋谷区代々木3-38-10 1F 
営業時間/11:30~23:00(フード22:00LO、ドリンク22:30LO) 
定休日/水

イタリアン×ワイン/〈神楽坂〉イタリアワインとお料理 babbo.

メトロミニッツ、東京、日本ワイン、代官山KURUMAYA
トリッパと白インゲン豆の煮込み1500 円。丁寧に下処理したハチノスのうまみに、香味野菜を炒めたソフリットの甘みが溶け合う

ワインのインポーターも経験
居心地のよさを生む人柄と料理

人気のバルや立ち飲みに勤め、イタリアワインのインポーターの経験もある菅翔平さんが昨年7月にオープンし、早くも人気店に。つまみやパスタなど、料理は本格イタリアン。「仕込みを徹底して調理を手早くし、お客さんとの会話の時間を大切にしています。居心地のよさが立ち飲みの醍醐味ですから」と菅さん。「サン ジュースト ア レンテンナーノ キアンティ クラシコ」グラス1300円などワインはイタリア産のみ。ナチュラル、クラシックの枠を超え、菅さんが純粋においしいと思ったものだけが揃います。

イタリアワインとお料理 babbo.

TEL.なし
住所/東京都新宿区東榎町4-2 神楽坂グリーンランドビル1F 
営業時間/17:00~24:00(23:00LO)、日15:00~21:00(20:00LO)
定休日/不定休

タコス×メスカル/〈池尻大橋〉TACOS Shop IKEJIRI

タコス カルニータス400円。煮込んだ豚肉を鉄板で焼き、ブルーコーンのトルティーヤで。パクチーやサルサなどを好みでトッピングして

モダンなスタンドで
多彩なタコスと味わう1 杯

「ステレオタイプなメキシカンではなく日常に根付いたタコスのおいしさを伝えられたら」と店主の近藤輝太郎さん。毎日仕込む生地は、甘みが強いブルーコーンとしっとりしたホワイトコーンの2種を具材により使い分け。豚肉のカルニータスやラムのほか、焼りんごココナッツなどもあり、約15種と多彩。お酒のセレクトも秀逸で、定番がメキシコの蒸留酒メスカル1000円~。カクテルでも楽しめ、フレッシュミントの「メスカルモヒート」1500円はタコスとの相性もばっちり。ナチュラルワインも充実しています。

TACOS Shop IKEJIRI

TEL.なし
住所/東京都世田谷区池尻2-31-17 
営業時間/16:00~翌2:00 
定休日/不定休 

パン×ワイン/〈船堀〉チェスト船堀

アンチョビたまごのサンドイッチ605円。うまみの強い「はるきらり」のフォカッチャを使用。イタリアの魚醤・ガルムが隠し味

全国の品種を使い分けた
パンに自然派ワインを

青森の「ねばりごし」、北海道の「ホクシン」、熊本の「ミナミノカオリ」と、バゲットだけで3種も! 日本各地の小麦を使い分けたさまざまなパンがずらり。「今夜の献立を相談する感覚でくつろいでもらえたらと、立ち飲みも備えています」という店主の西野文也さんは「パーラー江古田」や「清澄白河フジマル醸造所」を経て独立。ワインは「ミッシェル・ギニエ ミステール・ド・ロゼ」グラス1000円~ほか、フランス産を中心に自然な造りのものを多く揃えています。おつまみはイタリアン系の煮込みもおすすめ。

TEL.03-6681-9606
住所/東京都江戸川区北葛西1-22-19 大栄コーポ105
営業時間/立ち飲み13:00~18:00、パンとワインの販売12:00~18:00
定休日/火・水、不定休あり

牡蠣×レモンサワー/〈虎ノ門ヒルズ〉PON CUE BON

生牡蠣“真牡蠣先端”4p1,500 円。広島の大黒神島の沖合、清浄海域で育てられた牡蠣は、塩味が感じられ、身入りもぎっしり

最新スポットにオープン
広島産食材の最強コンビ

広島発の立ち飲み酒場「レモン スタンド ヒロシマ」と、神泉のイタリアン「アウレリオ」がタッグを組み、昨年10月に立ち飲みオイスターバーをオープン。「クラフトジンや芋焼酎などを使った7種類のレモンサワーとナチュラルワインがお酒の2枚看板です」と店長の渡部純花さん。広島のクラフトジンを使った「スーパーレモンサワー」1600円は、ジンのボタニカルの風味が香り、広島産レモンの酸味が際立つ1杯。牡蠣のメニューはオムレツやアラビアータも。注文後に殻をむき、できたてを提供してくれます。

PON CUE BON

TEL.03-6257-1140
住所/東京都港区虎ノ門2-6-1 虎ノ門ヒルズ ステーションタワーB2F T-MARKET
営業時間/14:00~23:00(フード22:00LO、ドリンク22:30LO)、日・祝~22:00(フード21:00LO、ドリンク21:30LO)
定休日/火 

南米料理×ワイン/〈大井町〉stand LOTI

豚と牛、チョリソー、豆の南米風煮込み550円。クミンやコリアンダーが香り、後味に唐辛子のピリッとした辛味。お酒を呼ぶおいしさ

ジョージアワインに合う
南米のスパイシーな料理

大井町の人気店「winestand SAMI」の2号店。約15種のグラスワインが揃う中、看板はジョージアワインです。「ムツヴァネ クヴェヴリ」800円はじめ、店では色合いから琥珀ワインと呼ばれ、多くのファンも。「ほどよいタンニンがあり、南米ならではのスパイスを効かせた料理によく合います」と店長のガリンド・安藤学・マッテオさん。安藤さんはベネズエラ出身の父を持ち、自身はイタリアで修業。揚げ餃子のエンパナーダや豆の煮込みなどルーツの南米料理のほか、イタリアンや和食などバラエティに富む1皿が楽しめます。

stand LOTI

TEL.080-9828-7123
住所/東京都品川区東大井5-5-8 2F
営業時間/17:00~24:00 
定休日/不定休

PHOTO/RYO YONEKURA, SAORI KOJIMA WRITING/ATSUSHI SATO
※メトロミニッツ2024年2月号より転載 

※記事は2024年1月20日(土)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります