メトロミニッツ、魚、愛知県、知多半島、常滑市、南知多町、今井真実、稲田俊輔

【愛知県・知多半島】イナダさんとイマイさん、知多半島でうまい魚ハントの旅へ

更新日:2023/11/20

イマイさんこと料理家の今井真実さんが、イナダさんこと料理人の稲田俊輔さんを誘って、愛知・知多半島でうまいものハントォの旅へ(注・ダジャレです)。めざすは、地味で、滋味な、「ジミ魚(さかな)メシ」。稀代の食いしん坊たるふたりの旅が始まります。Let's hunt JIMI SAKANA MESHI in CHITA HANTOU!

『日間賀観光ホテル』で海鮮を堪能するふたり。南知多の『MEZES SANTORINI』の魚介のユベッチ、海を感じる常滑焼のうつわで供される『Le coeuryuz』の日間賀島産タコと国産サラミのひと皿。師崎漁港の美しい朝焼けも

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知多半島最南端にある師崎漁港の朝市では、炭火で炙った小アジやイカの干物を試食しながらお買い物

日本一の魚種を誇る?
知多半島、ジミ海鮮の旅へ

「イナダさんと一緒に食べ歩きの旅に出たいです・・・!」
イマイさんから熱烈なリクエストが寄せられたのは、まだ夏の名残の暑さが続く9月下旬のこと。ふたつ返事で引き受けてくれたイナダさんと名古屋駅で待ち合わせました。

お目当ては「ジミな魚(さかな)メシ」。もともとイマイさんが毎年通っている宿があり、今回の旅の候補地に選ばれた愛知・知多(ちた)半島。いつもまっすぐ投宿するために道すがらのおいしいモノを知らないまま損をしているのではないか、というのがイマイさんの推薦理由。対してイナダさんは、
「知多半島は地味な魚が多そうですから、期待ができそうです」

地味な魚? 期待できる?
というのも以前から「地味海鮮丼」なる概念をひそかに唱えているイナダさん。すなわち産地外のマグロやサーモン、イクラなどの派手な魚種を無理に使わず、白くて褐色の地魚をヅケにしてのっけたような地味な丼を観光地に期待しているそう。

かくしてマミとシュンスケ、生まれついての食いしん坊ふたりによる地味廻戦、いや滋味海鮮をめぐる、うまいものハントの半島旅がスタート。旅程の都合で知多半島最南端、師崎(もろざき)漁港の朝市へ直行します。

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師崎漁港朝市で試食させてもらった、冷凍していないしらすを茹であげた釜揚げしらすに感激!

ふっくらと釜揚げしらすや
特大エビフライを朝市で

「旬の地物だよ! 試食していきな」
早速、朝市で干物店のお父さんに呼び止められるふたり。炭火で炙(あぶ)った
小アジを手渡されて「甘さ控えめの、優しい味!」と目を丸くするイマイさん。すると、「このあたりの干物はみりん干しのような色味だけど、あっさりとした醤油味なんですよ」とイナダさん。水揚げされたばかりの鮮魚を加工した干物は、みりんは醤油の塩(えん)みの角(かど)を取る程度に抑えられ、そのぶん魚介のうまみを強く感じるそう。

向かいの店でしらすの釜揚げを試食。一度も冷凍することなく生のしらすを茹であげた釜揚げに「これは貴重、愛知県内でもなかなか出会えません。ふっくらとやわらかくて塩加減も絶妙」と唸(うな)るイナダさんを横目に、惣菜店で特大クルマエビのエビフライを買うイマイさん。「どうして今、ここにビールがないの・・・」と朝から欲望のままに絶好調です。

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上/昆布じめのイシガレイと焼きなすのペースト、パプリカやオクラなどの野菜に地元農園のかんきつとパッションフルーツのソースを添えて 左下/パリッと皮を焼きあげたクロダイ。磯臭いと敬遠されがちな魚も調理次第で極上の味に。山椒とクミンが穏やかに香る海苔のソースはクロダイが養殖海苔を食い荒らしていると地元漁師から聞いて着想を得た 右下/知多半島の食材に徹底して向き合う渡邊大佑シェフ

伊勢湾、三河湾の魚介に
脚光あてる「知多半島料理」

さて、常滑(とこなめ)市に引き返すようにして訪ねた『Le coeuryuzu(ル・クーリュズ)』。老舗フランス料理店などで腕を磨いた渡邊大佑(わたなべだいすけ)シェフが営む、カウンター6席のみのお店です。

「フレンチというより知多半島料理」と渡邊シェフが語るとおり、常滑焼のうつわの上に凝縮されているのは、シェフ自ら半島を東西奔走して吟味した食材。とりわけ魚介は、伊勢湾、三河湾に抱かれた知多らしさのある魚種をシンプルに調理したうえで、ひと工夫を加えています。

「高級魚ばかりが注目されて、地味な魚は地元で余る。そんな状況を変えるために、マイナーな魚もおいしく料理して価値を高めることが、僕ら料理人の使命だと思っています」と渡邊シェフ。

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「知多のブイヤベース」とふたりが夢中になった、クマエビのひと皿。クマエビや茶フグ(ヒガンフグ)の下に敷かれているのは、地豆(落花生)と原木しいたけで、シャキシャキ、クニクニとした食感が楽しい。次第にそのうまみもアラ出汁に溶けだして渾然一体となった複雑な味わいに

凝縮された「海」を味わう
めくるめく知多流ブイヤベース

「わぁ・・・」、登場したクマエビにふたりのため息がこぼれます。クルマエビに似た大ぶりのエビで、格別地味な食材というわけではありませんが、知多では昔からよく獲れていたというクマエビ。天然のサザエ、地元では安価な存在という茶フグ(ヒガンフグ)とともに、すじ青のり入りの、魚のアラでとった出汁をかけていただきます。

「クマエビはやわらかくて弾力があって、かぶりつきたくなるおいしさ」と興奮気味のイマイさん。イナダさんも「朝市で食べたクルマエビに続いて、ものすごくうまい」と声を弾ませつつ、「知多半島に巨大エビフライの食文化が今も続いているのは、これだけ豊かにエビが獲れる背景があるからでは」と冷静に分析します。

ひと皿ごとに地元の酒蔵をはじめとする日本酒やワインを楽しみ、すっかりほろ酔いのふたりを、渡邊シェフがこう送り出してくれました。
「僕のひいき目もありますが、知多半島は日本一魚種が多いんじゃないでしょうか。東京では高級魚とされる希少な魚が安価で手に入ったり、地味だけどおいしい魚介が当たり前のようにあったり。隠れた名食材と出会える旅になるといいですね」

Le coeuryuzu(ル・クーリュズ)

TEL.0569-56-9403 
住所/愛知県常滑市熊野町3-143-1 
営業時間/昼12:00~ 夜18:00~ 
定休日/日定休 不定休あり
料金/ランチ7700円~、ディナー15400円~のコースのみ
※予約はWEB から

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左/「メゼス」とは、軽食や前菜に提供する冷製・温製の小皿料理のこと。家族旅行の度に気になっていたというイマイさん、念願の来店かなって全力の笑顔 右/シェフのアナスタシアディス・クリストフォロスさん(左)と西本美奈さんの夫妻でお店を切り盛り。美奈さんの親戚宅がある南知多の離島、篠島(しのじま)の地形がどこかサントリーニ島と似ていると感じて南知多に2号店を開いた

南知多=エーゲ海説が誕生?
サントリーニ出身シェフの本場の味

続いて、サントリーニ島出身のシェフによる本格ギリシャ料理がいただける「メゼス サントリーニ」へ。本店は名古屋で、知多半島に魅了されたシェフがここ南知多に2号店を開店。週末だけ営業しています。

「いや、これね、ギリギリまで攻めた強気の塩加減は名人の域ですよ」とイナダさんが絶賛するのは、地ダコの炭火焼き。サクッとした食感は、活ダコを一度凍らせて繊維を壊してから炭火でじっくり焼いているから。

「オリーブオイル、レモンと並ぶ、ギリシャ料理の『三種の神器』」と妻の西本美奈(にしもとみな)さんがいうオレガノの香味が、強めの塩とオリーブオイルの風味のなかで活きています。

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魚介のユベッチ(手前、1600円)、タコの炭火焼き(右、1600円)、メバルやハゼを揚げたシーフードのフリット(奥、1300円)。お好みでヨーグルトソース750円や焼きなすのディップ650円、オリーブオイルにレモンとオレガノを混ぜたラドレモニと一緒にいただく。定番銘柄のギリシャビール850円と

食いしん坊ふたりも黙る
ギリシャ版炊き込みごはん

ふたりが我を忘れて黙々と食べはじめたのが魚介のユベッチ。このあたりで獲れるムール貝やアサリ、ヒイカ、そして昔から食べられてきたというヨシエビという名前のエビを生トマトとともに2時間ほどオーブンで煮詰めたあと、米粒状のパスタと水を加えて出汁を染み込ませながら焼きあげた、手のかかる逸品です。

ここでも新たなエビが登場。「どうぞ」とヨシエビをイマイさんに譲るイナダさん、「親切と思ったでしょ? 魚介以上に魚介の染みた炭水化物こそ、うまいんですよ(笑)」

MEZES SANTORINI 南知多 内海店(メゼス サントリーニ みなみちた うつみてん)

TEL.0569-62-0144
住所/愛知県知多郡南知多町内海亥新田2-8
営業時間/金·土11:00~14:00,17:00~21:00 日11:00~14:00
定休日/月~木

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上/地中海のパティオのように開放的なホテルのラウンジ。美しき海を目の前に「ジミ☆メシ」企画をTV 局に売り込もうと密談中 左中/生け簀を見ながら魚を選ぶ。「地味」というお題にもかかわらず、なぜかシゲタカさんにワタリガニをねだるイマイさん 左下/茹でワタリガニは熟練スタッフがむいてくれる。「僕おいしいものを甘いと表現するのは常々やめようと思っているのに、このカニは甘いと言わざるを得ない。シュークリームのように甘い」とイナダさん 右中/愛知は醸造文化の地。煮汁には、たまり醤油や三河みりんを使用。香りを確かめるイナダさんが料理人の顔に! 右下/ 沸騰させて10 分ほど煮る。甘さ控えめに上品に仕上げるのが、ここの流儀

旅の最後にたどり着いた
地味×滋味・魚メシの真骨頂

夜は再び常滑に戻って、市内の海鮮居酒屋へ。実はこちらは取材NG店ですが、おいしいものをハントするイマイさんの驚異的な嗅覚と天井知らずの情熱により取材抜きで入店。

地元のお客さんしかいない店内で、キスやゼンメ(ヒイラギ)、メゴチなど白くて褐色の、ちまっとした小さな魚を一尾一尾さばいて皮を引いた刺し盛に「これぞ理想の『地味海鮮(概念)』です!」とイナダさんが大興奮。写真も店名もお伝えできず心苦しい限りですが、ぜひ常滑を訪れて探してみてください。

翌日はイマイ家が毎年訪れている日間賀(ひまか)島の「日間賀観光ホテル」へ。
今回は、あえて島名物のタコもフグも外して「島まわり料理」を注文。年間を通して天然の魚介に恵まれた日間賀島の、昔ながらの漁師料理に根差した旬のおまかせ料理です。

この道40年の料理人・シゲタカさんが生け簀(す)からキジハタをすくいあげて、瞬時に神経〆に。特別に調理場へお邪魔させてもらうと、うろこと内臓を取ったキジハタを、知多半島で造られたたまり醤油、酒、砂糖、みりんが入った鍋で煮付けにしていきます。

「ここにしょうがを入れると、家庭料理になっちゃうんですよね」とのイナダさんの言葉に、「単なる田舎の煮魚ですけどね。でも、うまいと思いますよ」とシゲタカさんが照れくさそうに笑います。

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上/島まわり料理を前に歓声が上がる。お供は常滑の酒蔵、澤田酒造の生原酒。秋の主役はワタリガニだが、11月~2月は脂がのった天然のトラフグが目玉に(てっさてっちりコース11000 円~) 左中/島の周りで水揚げされたサワラとヒラメ、アオリイカのお造り(奥)と、イマイさんが愛してやまない酢がしっかりと利いた酢の物 左下/すべての刺身に海苔を! 右中/日間賀島ではアズキマスの別名をもつキジハタ。シゲタカさんによると、身が爆ぜているのは新鮮な活魚の証拠 右下/食べ終えた煮付けの骨と煮汁にお湯を注ぐ。骨から細かい身がほぐれ、ぷるぷるとしたゼラチン質とともにお椀の中を泳ぎ出す。じんわり沁みるうまさ

これですよ、これ!
掌のお椀に宿るジミ魚メシ

窓の外に海が広がる食事処に、ごちそうが運び込まれます。

この日のお造りは、サワラとヒラメ、アオリイカ。白たまり醤油を使った自家製の白ポン酢で味わったり、パリッと厚みのある日間賀島産の焼き海苔で酢飯と一緒に巻いたりしていただきます。この手巻き寿司がイナダさんの心を鷲掴みに。

「存在感のある海苔と刺身、酢飯の一体感がすばらしい。もう元に戻れません。これからは、あらゆる刺し盛に海苔を添えてほしい」と熱っぽく訴えます。

イマイさんもキジハタの煮付けを、「煮汁は甘すぎず飲めるくらいサラッとして、身はホクホク。チュルンとブリブリのゼラチン質の皮のところに魚の味をビシッと感じます!」となぜかオノマトペ過多気味に実況。

そろそろ帰りの船の時間も迫るなか、イマイさんが申し訳なさそうに
「煮汁をもう一度、飲みたいです…」

すると魚の骨と煮汁にお湯を注いだお椀が登場。「骨湯(こつゆ)」とも「骨汁(こつじる)」とも呼ばれ、昔から島内の漁師たちが食べてきたものだとか。

「これですよ、これ! 地味うまくて、たまりません」とイナダさんが歓喜する隣で、幸福そうに何度も啜(すす)るイマイさん。ジミ魚メシの小宇宙は、掌のお椀の中にありました。

日間島観光ホテル(ひまかかんこうホテル)

TEL.0569-68-2211 
住所/愛知県知多郡南知多町日間賀島下海 
料金/1室2名利用 1泊2食 大人1名17600 円~

旅の立ちよりスポット情報!ふたつの魚市場

左上/炭火で炙った干物を試食させてくれた「秋吉丸」のお父さん 右上/市場内ではあちこちに自家製の干物が 左下/「ひさや」の特大エビフライをいただきます! 右下/「ひさや」のエビフライは天然クルマエビを使用。衣の下の殻がパリパリに揚げられていて香ばしい

まるでつまみの宝石箱
師崎漁港朝市

名古屋市内から車を走らせることおよそ1 時間、伊勢湾と三河湾が交差する師崎漁港の朝市。干物店「秋吉丸」のお父さんが、炭火で炙った小アジやマイワシ、イカの干物をちょきんとハサミで切っては、次々と試食させてくれた。お惣菜のお店「ひさや」で、竹串にささった天然クルマエビの立派なエビフライ1本350円を購入。ミソがたっぷりで濃厚、塩こしょうだけのシンプルな味付けで、必要にして十分のおいしさ。ほかにもしらすの釜揚げやちりめん、佃煮や海苔、師崎漁港で水揚げされた多彩な鮮魚がところ狭しと並ぶ。

師崎漁港朝市(もろざきぎょこうあさいち )

TEL.0569-63-0349(師崎商工会)
住所/愛知県知多郡南知多町師崎林崎地先
営業時間/8:00~12:00
定休日/水(祝日の場合営業) 荒天日休み

左上/鮮魚も乾物もバラエティー豊かな品揃えで歩いていて見飽きない 右上/屋根上の大きな赤い鯛が「南知多 豊浜 魚ひろば」の目印 左下・右下/人気YouTuberの「へんな魚おじさん」さんにフグの干物の作り方を教わる

おみやげを買うならココ!
南知多 豊浜 魚ひろば

旅の2 日目の朝、愛知県でトップクラスの水揚げ量を誇る豊浜漁港の「南知多 豊浜 魚ひろば」へ。水揚げされたばかりの豊富な鮮魚や自家製の干物、海苔やわかめ、ちりめんなどの加工品を産地価格で購入できる魚市場で、海鮮丼をいただける食堂も。買った干物などは宅配便で発送できるので、おみやげのまとめ買いにも便利。海産物販売店の名物スタッフであり、人気YouTuber でもある「へんな魚おじさん」さんと遭遇。店自慢のフグの干物やエビの佃煮について教えてくれる、巧みな話術は思わず聞きほれるおもしろさ。

南知多 豊浜 魚ひろば(みなみちた とよはま さかなひろば)

TEL.0569-65-0483
住所/愛知県知多郡南知多町大字豊浜字相筆33 
営業時間/8:00~16:00 土・日・祝 8:00~17:00 
定休日/火(祝日の場合営業)

PROFILE

イナダさんこと
稲田俊輔さん

いなだしゅんすけ / 料理人。南インド料理専門店『エリックサウス』総料理長。近著に『ミニマル料理』(柴田書店)など。最新刊はイナダさんが長年見つめてきた飲食店の舞台裏と「客商売」のドラマを綴った『お客さん物語―飲食店の舞台裏と料理人の本音―』(新潮社)。写真左は日間賀島を絶賛満喫中の様子
X(旧Twitter)

イマイさんこと
今井真実さん

いまいまみ / 料理家。「作った人が嬉しくなる料理を」がモットーのレシピで幅広い層から支持を集める。近著に『フライパンファンタジア 毎日がちょっと変わる60のレシピ』(家の光協会)、『今井真実のときめく梅しごと』(左右社)など。最新刊は魚も大好きだけど肉も大好きなイマイさんの満を持しての「常備肉」レシピを集めた『拍子抜けするほどかんたんなのに、絶品“常備肉” 低温オーブンの肉料理』(グラフィック社)。写真左は知多半島への愛を湛えた笑顔
NOTE
Instagram

PHOTO/YUJI IMAI  WRITING/MAKI FUNABASHI, TACOMI FUGUTA
※メトロミニッツ2023年12月号に加筆して転載 

※記事は2023年11月20日(月)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります