使ってみなければわからない!?布ナプキンの魅力とは
布ナプキンとは、その名の通り、布で作られた生理用ナプキンのこと。従来の使い捨てナプキンとは違って、洗って繰り返し使えるのが最大の特徴。ジュランジェでは無漂白コットンを中心に、オーガニックコットンやシルク、リネンなどさまざまな素材の布ナプキンを展開しているそう。デザインも華やかで、憂うつになりがちな生理の日の気分を上げてくれそうなものばかり。
「ジュランジェでは、一人ひとりの女性に近い存在で、心がときめく布ナプキンをつくることを大切にしています。軽い日から超多い日の夜用まで、またおりもの用やTバック用など、厚みや大きさ、吸収力もさまざまなタイプのものを用意しています」
只野さんによると、使い続けることでココロとカラダに色々な変化が起こるのだとか。
「生理は個人差が大きいので一概には言えないのですが、『肌ざわりが優しくて気持ちがいい、温かい感じがする』、『布ナプキンを使いはじめてから、ムレやにおいが気にならなくなった』などの声を多くいただいています。私自身もまさにそうだったのですが、長く使い続けるほど、生理に対するマイナスなイメージが薄くなり、自分を労わろうという気持ちになるのではないかなと思います」
まずは“ゆる~く”布ナプキンを取り入れてみませんか?
初めて布ナプキンを使う人にとっては、不安やわからないことばかり。只野さんに、みんなの気になる疑問に答えていただきました。
Q.布ナプキンに対して興味はあるものの、お手入れの大変さや、においなどいろいろな不安があります。始めるコツ、続けるコツはありますか?
「まずは、ゆる~くスタートすることです。これまでの使い捨てをやめて、すべて布ナプキンに切り替えようと思うと、どうしても心配な気持ちの方が勝ってしまうんですね。
おすすめは2案あります。ひとつは3~4枚、普通の日用サイズを用意して、そろそろ始まりそうなタイミングや、終わりかけなど、まずはモレの不安がないときに使って試してみる。良さそうだな、合っているかもと思ったら、多い日など別のサイズを追加していくという方法です。
もうひとつは、自宅で過ごすときは布、外出時は使い捨てと併用する方法です。テレワークでおうち時間が増えている今の時期こそ、試しやすいかなと思います。実際に、ジュランジェのお客様の約半数が併用しているんですよ」
Q.1日に何枚程度必要ですか?
「必要枚数はその日の経血量や交換頻度によって異なりますが、使い捨てナプキン1枚=布ナプキン1枚と考えてください。平均的に1日3~5枚、布ナプキンでずっと過ごしたいという方は、洗濯のローテーションを考えて12~15枚(昼用4枚+夜用1枚×3日=12枚+予備1~2枚)あれば、足りるのではないかなと思います」
Q.外出中に使用後のナプキンを持ち歩くことに抵抗があります。
「抵抗があることはしなくて大丈夫です。布ナプキンに慣れて、外出時にも試してみたいなと思ったら挑戦してみてください。持ち歩きをサポートする専用ポーチもありますし、においが気にならないので、使ってみたら平気だったという方も多くいます。使い捨ての布ナプキンも販売しているので、こちらも活用してみてください」
使用後の布ナプキンは、つけ置き後に洗濯機で洗ってOK
Q.布ナプキンのお手入れ方法を教えてください
「基本的には、セスキ炭酸ソーダに半日~ひと晩つけ置きしてから、洗濯機で洗います。ゴシゴシ手洗いする必要はありません。つけ置きには蓋つきのバケツやファスナー付きバッグを使うと便利ですよ。経血は落ちにくいイメージがありますが、セスキ炭酸ソーダにつけておくだけで、かなりきれいに落ちてくれるんです。ドラッグストアで購入できますし、襟元などの皮脂汚れもよく落ちるので、ひとつ持っておくと便利なのでおすすめです」
Q.布ナプキンはどれくらい使えますか?
「何枚をローテーションするかにもよりますが、基本的に月に一度、1週間しか使わないものなので3~5年は使えると思います。肌ざわりがちょっと気になるな・・・と感じたら買い替えるタイミングです」
最後に、「布ナプキンを使う目的は、生理期間を快適に過ごすこと。自分のココロとカラダが楽だな、心地いいなと思う方法を見つけてくださいね」と只野さん。
お手入れも意外と手間がかからず、ナプキンと併用したりゆる~く始められるのも魅力。生理の期間をもっと快適に過ごすために、一歩踏み出してみませんか?
教えてくれた人
只野優子さん
ココロもカラダも不調になりやすい生理期間を楽しく過ごしてもらいたいとの想いから「ジュランジェ」を立ち上げる。ブランド名の由来は、ジュエリー+ランジェリー。使い心地はもちろん、バリエーションに富んだデザインの布ナプキンを展開。口コミから開発された「夜用サイズの布ナプキン」は人気商品のひとつ。
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WRITING/MINORI KASAI