たるみ毛穴を改善したい!30~40代で気になる目立った頬の毛穴のケア方法【美容皮膚科医監修】

たるみ毛穴を改善したい!30~40代で気になる目立った頬の毛穴のケア方法【美容皮膚科医監修】

30代くらいになると急に目立ち始める、頬に現れるしずく型の毛穴たち。重力に負けた毛穴が伸び広がったもので、放っておくとみかんの皮のような凹凸のある肌になって、ぐっと老けた印象になってしまう。そこで美容皮膚科「銀座小町クリニック」の院長・萩島恭子先生に聞いた、たるみ毛穴の原因や対策をご紹介。

更新日:2021/10/26

毛穴のたるみについて

たるんだ毛穴の状態と原因とは?

肌が弾力を失い、肌密度が低下することで引き起こってしまうのが「たるみ毛穴」。ひとつひとつの毛穴が重力に引っ張られて少しずつ広がっていき、楕円形にゆがんでしまった状態のこと。放っておくと、つぶれた毛穴同士がくっついて線状の溝になり、さらに進行すると、しわになって面に広がっていき、老け見えを加速させてしまう。主な原因は、加齢によるコラーゲンの減少や紫外線ダメージ、乾燥によるターンオーバーの乱れによるところが大きい。

毛穴のたるみの対処・ケア・治療法

ハリを与えるスキンケアをする

たるみ毛穴にもっとも有効なのが、肌にふっくらとしたハリを出してあげること。ハリを出すには保湿が命。デイリーのスキンケアを保湿力の高い化粧水や乳液に変えてみたり、肌密度の高い肌へと導くエイジングケアコスメを投入してみたりするのもいい。おすすめは、コラーゲンの生成を促進する高濃度のビタミンCや保湿に優れたコラーゲンを配合した美容液や集中パックなど。角層深くまでしっかり潤いを届けて、肌のハリ感をアップし、毛穴の目立ちにくい肌を育んで。

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薬学博士が開発したサイエンスコスメ「ビーグレン」でたるみ毛穴ケア

「ビーグレン」は、薬をトラブルの先まで(角質層まで)的確に届けることを可能にした、医療目的で発明した浸透テクノロジー「QuSome(R)(キューソーム)」を採用して開発。隠し切れないたるみ毛穴のための集中プログラムを、まずは7日間分トライアルセット5STEP(洗顔料、化粧水、マッサージ美容液、美容液、クリーム)で試して、その効果を実感してみよう。

フェイシャルエステを受ける

加齢によって表情筋が衰えるのも、毛穴をたるませる原因となる。表情筋が衰えると、皮膚や脂肪を支えられなくなり、たるみが現れてしまう。フェイシャルエステなら、プロのエステティシャンが表情筋にアプローチしながらゆるんだ顔面筋を刺激し、筋肉のこりをまんべんなく揉みほぐしてくれるため、筋肉が引き締まってしぼんだ肌がふっくら。ハリ感がアップし、本来あるべき顔の位置へとリフトアップしてくれる。

光フェイシャルを受ける

たるみ毛穴が進行してしまっているなら、即効性がある美容マシンの力を借りたいところ。光フェイシャルは、肌への負担が軽めで、痛みもマイルド、施術時間も短いとあって、比較的気軽にできるのが嬉しい。流れとしては、幅広い波長を持つ医療用の光を肌に当てて、肌の深部を刺激。沈着しているメラニンにダメージを与えながら、コラーゲンを作り出す線維芽細胞の働きを活性化させ、肌のハリ感をアップすると同時に、毛穴を引き締め凸凹やざらつきも改善できる。

美容レーザーを受ける

たるみの根本ケアを図りたければ、美容レーザーもおすすめ。極細の針がついたマイクロニードルRFを使い、針と高周波のW効果で肌を引き締める治療法で、真皮上層部を加熱することでコラーゲンの生成を促してくれる。自分自身の細胞を刺激し、自然治癒力を利用してたるみを改善。同時に、肌のハリやキメ、毛穴の引き締めやツヤ感といった肌質も改善していくことができる。

水光注射を受ける

とにかく即効性が欲しいというなら水光注射に注目を。皮膚の浅い部分に均一にヒアルロン酸の薬剤を注入し、内側からみずみずしく潤ったもっちり肌をめざす治療で、一度で効果を実感できる。ほかの薬剤を一緒に注入することもでき、ビタミンやプラセンタ、ボトックスなどを配合すればよりふっくら美肌に。アンチエイジング、美白などの相乗効果も得られる。

毛穴のたるみの予防

日々の紫外線対策・UVケアを徹底する

毛穴のたるみを防ぐために欠かせないのがUVケア。紫外線を浴びると、肌の奥にあるコラーゲンが破壊され、肌密度が低下することで、たるみやゆるみを引き起こしてしまうから。夏だけじゃなく、1年を通して日焼け止めを欠かさず塗るようにし、日傘をさしたり、帽子をかぶったり、サングラスをつけたりとUVケアを徹底しよう。

スキンケアで保湿をする

紫外線ケアと同じくらい大事なのが“保湿”。潤っている肌は、水分を抱き込んでふっくら柔らかく、自然とハリが出て毛穴も目立ちにくくなる。おすすめはセラミドやコラーゲンが配合された化粧水や保湿クリームなど。保湿重視のスキンケアを取り入れることで肌の潤いをしっかりキープし、もっちり美肌をめざしたい。

エイジングケアを取り入れる

すでにたるみ毛穴ができている人は、エイジングケアコスメを投入するのも手。細胞レベルからしわ改善が図れる美容液や、ハリだけでなくあらゆる老化要因に効くパワフルな化粧水、肌を活発にするコラーゲン再生美容液など角層までたっぷりの潤いで満たすパワフルな1本を投入し、毛穴が気にならない美肌をめざそう。

ヘッドスパで頭皮から引き上げる

頭の筋肉が凝っているのも要注意。頭と顔の筋肉は地続きで繫がっているため、頭の筋肉が凝って血流が悪くなると、顔への十分な酸素や栄養素が行き届かず、肌のターンオーバーが乱れて肌の弾力が低下。すると、毛穴が目立ってきてしまう。定期的にヘッドスパに通って頭皮をほぐし、顔のハリや弾力をアップしよう。

たるみ毛穴のQ&A

たるみ毛穴はセルフケアで治せますか?

一度できてしまったたるみ毛穴は、目立たなくすることはできても、セルフケアで完治させるのは難しいです。エステや美容クリニックで根本改善を図り、その後、再発しないようにセルフケアで保湿に励むのがおすすめ。

お話をお伺いしたのは、萩島恭子先生

銀座小町クリニック 院長、日本抗加齢医学会専門医

東京女子医科大学他で美容皮膚科・総合臨床医として勤務したのち、2006年に銀座小町クリニックを開業。美肌治療全般を得意としており、リピート率80%と患者からの信頼は絶大。

WRITING/KANO NUMATA、ILLUSTRATION/HARUKA OSHIMA

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※記事は2021年10月26日(火)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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