「潤い不足」による乾燥・小じわタイプ

体内の潤いが不足しやすく、肌や髪が乾燥しやすいタイプ。のどが渇きやすい、便が乾燥して便秘になりやすいなどの傾向も見られるかも。また、乾燥した体内には余分な熱がこもりやすいため、ほてり、のぼせ、寝汗などの熱感を伴う不調も現れやすい。将来的に肌のカサつきや小じわで悩む可能性が高いので、スキンケアは保湿に力を入れ、さらに夜型の生活習慣は見直しをして予防しよう。

更新日：2020/09/24

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CARE POINT

乾燥・小じわトラブルの原因って？

乾燥・小じわの原因

肌の潤いは、体内を巡る体液（水分）が肌に届けられることによって補われている。ところが辛いものの食べすぎや夜型生活などの影響で体内に余分な熱がたまっていると、体液が熱によって消耗され、潤い不足となってしまう。

また、汗や尿が多い場合も体液を過剰に排出してしまうため、潤い不足に。
そのため汗のかきすぎや、アルコールやコーヒーなどの利尿作用のある食品の取りすぎなどは、肌の乾燥や小じわにつながる可能性が。紫外線や空調の風にあたりすぎることも肌の乾燥につながるので、注意して。

乾燥・小じわの予防のために

OK習慣

スキンケアで重要なのは保湿。スキンケアコスメは保湿力を重視して。特に化粧水は保湿力にこだわって選びたい。化粧水は手にたっぷり取り、押さえるようにつけて肌にしっかり浸透させよう。紫外線による乾燥にも注意が必要なので、化粧水の後はUVカットの乳液などをつけることも忘れずに。

東洋医学では体内に潤いが補充されるのは夜と考えられ、特に23時～2時頃が潤いのゴールデンタイム。そのため、日付が変わる前にベッドに入ることを目標にしたいところ。この時間帯の睡眠がなによりの保湿につながると心得て。入浴の際は汗をかきすぎないように、夏なら38度ぐらいのぬるめのお湯がおすすめ。食事面ではこまめな水分補給を心がけつつ、肌に潤いを補給するクルミ、ピーナッツ、ゴマ、松の実、クコの実、白キクラゲなどを積極的に取ると、体の内側からの保湿につながるはず。

NG習慣

さっぱりタイプの洗顔料やスクラブ入り洗顔料は、洗浄力が強いため肌の潤いを取りすぎてしまう場合が。洗顔後に肌がつっぱる人は、ナチュラル系コスメなどの肌にやさしい洗顔料を選んで。洗顔をしすぎることも潤い不足につながるので、朝は水だけ洗顔にするなど、洗顔の回数は肌の状態に合わせて調節を。洗顔ブラシを使った洗顔、ふき取り化粧水やピーリングなどのケアも、肌の潤いを取りすぎる場合があるので気をつけよう。

食事面では、トウガラシを使ったピリ辛料理やカレーなどのスパイス料理は体を温め発汗を促すため、食べすぎると潤い不足に。アルコールやコーヒー、カフェイン入りのお茶なども飲みすぎないよう注意が必要。また、長風呂やホットヨガ、サウナなどで汗をかきすぎると体内の水分が過剰に排出されるため、肌の潤いも失われ、潤い不足タイプには逆効果に。そのほか、夜遅くまで仕事をする、夜の外出が多い、夕食後に激しい運動をする、夜ふかしが多いなどの夜型生活は、潤い不足を加速させてしまう。乾燥・小ジワ予防のためには、ぜひ見直しておきたい。