【ヨリミチマートの寄り道Vol.1】日本各地のおいしいが並ぶ、蔵前のコミュニティマーケット「Marked」

【ヨリミチマートのよりみちVol.1】日本各地のおいしいが並ぶ、蔵前のコミュニティマーケット「Marked」

更新日:2023/07/14

新宿・小田急エース地下「SHINJUKU DELISH PARK」内にある「YORIMICHI MART(ヨリミチマート)」は、オズマガジンと小田急百貨店がコラボしたミニマート。“ちょっぴり上質”がテーマの店内には、おうちや職場で食べたいものがずらり。今回は、そんなヨリミチマートで人気のアイスクリームや焼き菓子を提供する、蔵前「Marked(マークト)」のお店を取材。お店でも人気の自家製アイスクリームには、特別な思い入れがあるのだとか。

全国各地の生産者と、地域で暮らす人をつなげるコミュニティ・マーケット

「Marked」を運営するのは、兜町「KNAG」や虎ノ門「福島屋食堂」など、さまざまなカフェ・飲食店を運営する株式会社WAT。コロナ禍を受けて行き場がなくなってしまった野菜やフルーツなんとかしたい、いつもお世話になっている生産者さんたちの力になりたい――そんな想いから「Marked」が誕生したそう。

「蔵前は昔から住んでいる人やファミリーが多い下町。地元の人に親しまれるお店になりたいと、オープン前にはご近所さんを一軒一軒回ってご挨拶したり、アイスクリームを無料で振舞ったりもしました。ご近所のおばあちゃんや子どもたちなど、たくさんの方が来てくださったんですよ」と立ち上げに関わったブランディング&プロジェクトマネージャーの杵島由美さん。

かつてはおもちゃ問屋の倉庫だったという店内には、野菜やフルーツに加え、お店で焼き上げるパンやスイーツ、全国各地のおいしいものなどが所狭しと並ぶ。
「中には、お店のスタッフが『これは絶対におすすめしたい!』とセレクトしているものもあり、一つひとつの商品の裏側にあるストーリーもお伝えしたいと思っています」とマネージング・ディレクターの武石尚子さん。そんな武石さんは、農家さんの役に立ちたいという熱い想いから転職したとのだとか。

ショップにはカフェも併設。週末限定で楽しめるモーニングメニューも

カフェスペースでは、そんな思い入れのある野菜やフルーツを使ったサラダや、人気ベーカリー「パーラー江古田」監修のもと、店内で焼きあげるパンを使ったメニュー、オリジナルスイーツなどが楽しめる。

イチオシは、週末限定のモーニングタイムに登場する「有機小豆の小倉あんとマスカルポーネのトースト」(950円)。もっちりとした食感の山食パンに、甘さを抑えた有機小倉あんと、さわやかな酸味、なめらかな舌触りのマスカルポーネが相性抜群。仕上げに新潟県で昔ながらの製法で作られている「笹川流れの藻塩」をぱらりとかけてアクセントに。程よい“甘じょっぱさ”はあとを引く味わい。

このほか、季節の野菜で作るポタージュスープや、ランチタイム登場する具だくさんのサンドイッチも好評だそう。

定番からサプライズな組み合わせまで。Marked自慢のアイスクリーム

「Marked」で扱う数あるアイテムの中でも、特に思い入れが深いのがアイスクリーム。
もともとは傷があるもの、台風などの影響で落ちてしまったものなど、さまざまな理由から規格外となってしまったフルーツを使って作ったのがはじまりで、「アイスクリームに加工することでフルーツを一気に消費できるだけでなく、賞味期限も長くなります。なんといっても、アイスだったら子どもから大人まで多くの人に楽しんでもらえるのではと考えました」と杵島さん。

店頭のガラスケースには個性豊かな6種類のアイスが並んでいて、取材時は「笹川流れの藻塩キャラメル」や、地元・蔵前のショコラトリー「ダンデライオン・チョコレート」のチョコレートを使った「チョコレート&甘酒」や、摘みたてのフレッシュなミントの葉を加えた「チョコ&ミント」などがラインナップ。
甘すぎず、それぞれの素材の持ち味を生かしたやさしい味わいは、子どもからお年寄りまで幅広い層から支持されているというのも納得。

公式Instagramでは新作アイスやカフェメニューのほか、各地の生産者さんの情報も発信中。こちらもチェックしてみて。

何度でも食べたい、とっておきのアイスやスイーツ

イチ押しはやっぱり、季節ごとにフレーバーが変わるアイスクリーム!

「例えば、以前販売していたいちごのアイスクリームには、肥料や農薬に頼らずに育てた自然栽培のいちご『きぼうのいちご』を使用していました。実はいちごは病気や虫に弱くて、特にこの品種は通常の栽培と比べて3分の1しか収穫できないそうなんです。農家さんが丹精込めて育てたいちごは、本当においしいんですよ」

自分へのご褒美はもちろん、家族や大切な人と過ごす時間のお供や、手土産にもぴったり。アイスクリームや焼き菓子を味わいながら、ぜひ全国各地の生産者さんにも思いを馳せてみて。

店舗詳細

住所:東京都墨田区本所1-1
TEL:050-5211-5112
営業時間:平日11:00~17:00、土日祝9:00~18:00
定休日:月曜、火曜
Instagram:@marked_honjo

ヨリミチマートで購入できる商品3選

食べ応え満点!ドライフルーツたっぷりのパウンドケーキとバナナブレッド

生地にたっぷりのくるみとバナナを練り込んだ「黒糖バナナブレッド」(440円)は、手に持つとずっしり。バナナの自然な甘さ、くるみの香ばしさを、コクのある黒糖が引き立てている。
おすすめのペアリングは紅茶や、ほんのり酸味がある中煎りのコーヒーなど。

一方、しっとりとした生地の中にレーズン、アプリコット、いちじく、デーツの4種類のドライフルーツと、くるみのおいしさを詰め込んだ「ドライフルーツと胡桃のパウンドケーキ」(440円)は、コーヒーや紅茶はもちろん、ブラックペッパーや塩を効かせたMarkedオリジナルチャイともぴったり。

お店でも大人気!北海道産小麦粉の風味豊かなスコーン

「シリウス」と「キタノカオリ」という、2種類の北海道産小麦粉を使用し、ほんのり塩気を効かせた「バターミルクスコーン」(320円)。

そのままでもおいしいけれど、ぜひリベイクして、外はサクッ!中はしっとりとした食感、口いっぱいに広がる小麦の香りやうまみを楽しんで。お好みでジャムやクロテッドクリームなどを添えても◎。

定番はもちろん、新作アイスもお楽しみに

アイスクリームは、バニラやピスタチオなど定番のフレーバーを、さらにおいしくプレミアムに仕上げた「CLASSIC」、“そんなのあり!?”と思わせる斬新な組み合わせが楽しい「!WOW!」、旬の食材など大地の恵みが詰まった「Earth」の3つのカテゴリで展開。

数量限定のフレーバーや、新作アイスも続々と登場するので、こまめに足を運ぶのがおすすめ!

スポット名
YORIMICHI MART(ヨリミチマート)
住所
東京都新宿区西新宿1丁目西口地下街1号 小田急百貨店 SHINJUKU DELISH PARK(シンジュク デリッシュ パーク)PARK1内
営業時間
平日8:00~20:30、土日祝日10:00~20:00
定休日
施設に準ずる
ホームページ
YORIMICHI MART

PHOTO/MANABU SANO、WRITING/MINORI KASAI

※記事は2023年7月14日(金)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります