劇団四季『アナと雪の女王』

劇団四季『アナと雪の女王』観劇レポート。圧巻!物語を知っているからこそもっと楽しめる

更新日:2023/03/20

劇団四季『アナと雪の女王』といえば、言わずと知れた歴史的大ヒット映画が見事に舞台化された、美しい「雪と氷の世界」に浸る愛と感動の超大作ミュージカル! 舞台化にあたって12曲が追加されていたり、ステージ上にあっと驚く「雪と氷の世界」が出現したりと、ストーリーを知っていても楽しめるという話題作がJR東日本四季劇場[春]でロングラン上演中ということで、オズモール編集部が実際に体験してきました。

(C)Disney 撮影:荒井 健、阿部章仁

劇団四季『アナと雪の女王』
開演前の撮影はOKで、さらにワクワクが高まる

まさに世界的な大ヒット作。あのシーンは舞台でどう表現されるのだろう・・・

誰しもがその楽曲、もしくは映像を耳に目にしたことがあるであろう『アナと雪の女王』。そんな、まさに世界的に超有名・大ヒット作の舞台化と聞いて、あのエルサの魔法で作り出す“氷の宮殿”をはじめとする雪と氷の世界、あのダイナミックなのシーンがどう表現されるのだろう、アニメーションだから表現できていたことってある気がする・・・。そんなことを胸に抱きつつ、すでにストーリーを知っている私がどれだけ楽しめるのか。そんな思いで久しぶりのミュージカルの世界に足を踏み入れた。

劇団四季『アナと雪の女王』

【第1幕】ステージ上に、あっと驚く「雪と氷の世界」が出現。声にならない“どよめき”へ

さて、物語は「第1幕」。
オープニングは、幼いエルサとアナ姉妹が仲良く遊んで抱き合うシーンから。その2人の姿が明るければ明るいほど、この後2人を取り巻く離ればなれの日々に心がギュッと締め付けられる。もう涙が出てきそう。ネタバレになり過ぎないようにお伝えできることを伝えると、先ほどの疑問はただの愚問で、見事に覆されたというか、予想以上のスケールで表現されていた。世界各国で上演されているディズニーの演出通りなので、映像の世界がこんなにもリアルに幻想的で鮮烈に表現されるのか!と、ただただ圧巻。

ここで生きようと決めたエルサの「Let It Go(ありのままで)」で締めくくられる第1幕のフィナーレは、歓声があげられない制限の中、声にならないどよめきで劇場の空気がどっと揺れた瞬間。ドラマティックな歌声に煌めく衣装と輝く舞台。休憩に入り劇場が明るくなった途端のざわめきと観客たちの目の輝きが、その衝撃を表していました。

【第2幕】クスっと笑えるオリジナルシーンからスタート

「第2幕」の始まりはオリジナルシーンから。このミュージカルには、アニメーションとは異なるオリジナルの演出や12曲の楽曲が追加されている。特に印象深かったのが、2幕のオープニング。エルサを探しに雪の中をさまようアナたちが、山小屋に暮らす商人とサウナを楽しむ仲間たちと出会った“ヒュッゲ(Hygge)”のシーン。クスっと笑えるこのシーンは、寒い世界には寒い世界の楽しみがある、エルサによる寒い世界だって悪いことばかりではない。そんなメッセージを伝えてくれたのかな? そんなことを勝手に思い、温かい気持ちになりました。オリジナルがプラスされているからこその楽しみですね。

壁にぶつかったり、自問自答を繰り返しながら、自らの意志で未来を切り開こうとするアナとエルサの姿は、今を生きる私たちへのエールでもあり、身分は違えど共感の嵐。また、山男クリストフの“恋の山もゆっくり行け”、雪だるまのオラフが言う“真実の愛”など、恋愛教訓キーワードも聞き逃せません。

【第2幕】繰り返されるカーテンコールが物語る、心震えるフィナーレ

物語はついにフィナーレ。映画も観たし、内容はわかっているから・・・と思って見始めたけれど、実はわかっているからこそストーリーを追いすぎずに細部を楽しめたし、生のオーケストラと歌声を素直に全身で浴びることができた。知っているストーリーだからこそ、深くどっぷり浸かれることもあるのかもしれない(全身で受け止め過ぎて、劇場を出ると同時に運動後のような感覚におちいったほど)。予想を遥かに超えたダイナミックできらびやかな舞台装置と衣装の世界。ラストシーンでは、抑えていたものが一気にあふれ涙。姉妹が再び抱きしめ合えた姿に、また涙。スタンディングオベーションと繰り返されるカーテンコールが、すべてを表していたのだと思います。

劇場に入るとアナやエルサのドレスを着た子がいたり、私のように久しぶりにミュージカルを観る人がいたりと、小さい子から初心者までウエルカムな作品。“物語を知っているからこそ、もっと楽しめる”、そんなミュージカルがここにはありました。

今すぐ見たいがかなう!

2023年8月S1席チケットをリザーブ!劇団四季『アナと雪の女王』

JR東日本四季劇場[春]にて上演中の劇団四季によるディズニーミュージカル『アナと雪の女王』。歴史的大ヒットとなった劇場版長編アニメーションが見事にミュージカル化され、雪と氷の世界を再現した演出、魅力的なヒロインとキャラクターたちがくり広げるストーリー、心に響くナンバーで観る者を魅了する。魔法に満ちた世界に浸り、思いっきり笑って感動するひとときを。この人気公演のS1席チケットをOZがリザーブ。

イベントDATA

イベント名
劇団四季『アナと雪の女王』S1席チケット(OZの500円クーポン付与)
開催場所
NOMURA 野村證券ミュージカルシアター JR東日本四季劇場[春]
開催日程
2023/08/05(土)
2023/08/13(日)
2023/08/20(日)
2023/08/10(木)
2023/08/16(水)
2023/08/25(金)
開催時間
【土日祝[昼]S1席チケット(OZの500円クーポン付与)】
2023/08/05(土)【公演】12:30開演(12:00開場)
2023/08/13(日)【公演】12:30開演(12:00開場)
2023/08/20(日)【公演】12:30開演(12:00開場)

【平日[昼]S1席チケット(OZの500円クーポン付与)】
2023/08/10(木)【公演】13:00開演(12:30開場)
2023/08/16(水)【公演】13:00開演(12:30開場)
2023/08/25(金)【公演】13:00開演(12:30開場)
土日祝[昼]S1席チケット(OZの500円クーポン付与)
予約する
平日[昼]S1席チケット(OZの500円クーポン付与)
予約する

WRITING/NAOKO ARAKAWA(OZmall)

※記事は2023年3月20日(月)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります