ビューティ業界でも評判の美肌の持ち主、美容家・石井美保さんはそのスキンケアへのこだわりで、美容誌編集者やブランドPRからも一目置かれる存在。さまざまなアイテムを使いこなし、自らその効果的な使用法まで編み出すほど。
今回は、忙しいと手を抜きがちな夜のスキンケアで、石井さんが大切にしているポイントを紹介。夜は落とすこと、朝はあたえること、役割を分けたうえで2in1アイテムを使えば、効果的に時短できるはず。
Q.仕事で疲れて帰ってきた日は手を抜きがち。時短しながら効果的にスキンケアするにはどうしたらいい?
A.夜は落とす。朝はあたえる。スキンケアの役割を分担しながら2in1アイテムを使うことで時短できます
夜はメイクや汚れをしっかり落とすこと。あたえるケアは朝に、と“役割分担”して
「夜のスキンケアというとどうしてもクリームや美容液で“与えるケア”が大切だと思いがちですが、私がいちばん気を付けていることはメイクや汚れをしっかりでもやさしく“落とすケア”です。
疲れているとスキンケアが面倒になる気持ちはよくわかりますが、クレンジングだけはなにより大切で欠かせないことなのです。
実はそのことに私自身もアラフォーになって初めて気づきました。ずっと乾燥肌に悩まされていて、どんなにリッチなクリームや美容液を塗っても改善されなかったのです。
でもあるときから夜のケアを、シンプルにメイクや汚れをやさしくきちんと落とすことに注力してみたら、毛穴が小さくなって乾燥肌も改善され、透明感が出てきたのです。
ただ、メイクをしっかり落とせばいいということではなく、洗い方もポイントです。あくまでも肌をゴシゴシこすらず、やさしくポンポンと“押し洗い”をしてください。
そうして肌質が改善されていけば、寝ている間に自然と油分が肌の内側から出てくるようになるので、“自ら潤う肌”に育ててあげることができます。夜に過剰なケアをしすぎると、その力を弱めてしまうので気を付けてください。
その代わり、朝のスキンケアはしっかりと時間をかけて、あたえるケアを心がけて。きちんとスキンケアの時に顔に手を合わせて、肌の声を自分で聞いてみてあげるようにしましょう。
時短アイテムは2つの機能を1つにまとめてあって、効率よくステップを省けるものがおすすめです。その日の肌状態に合わせて、上手にアイテムを使い分けるようにしましょう」
石井美保さんが疲れた夜に欠かせない、2in1で時短がかなう優秀アイテムを紹介。
石井美保さん愛用の優秀時短アイテム3選
パーフェクショネール クレンジングフォーム
石井美保さん自らが開発した、クレンジングフォーム。メイク落としと洗顔が2in1になっており、肌への負担が少ない洗浄成分にこだわりっている。夜の使用がおすすめ。
■石井美保さんおすすめポイント
まつ毛エクステをしている人でも使える洗顔フォームで、2年間もの試作を重ねて完成しました。弾力性のある泡なので、こすらずやさしく“押し洗い”するだけでメイクや汚れが浮き上がってきます。
オルビスユー ウォッシュ
モロッコ溶岩クレイ(汚れを吸着する洗浄成分)配合で、毛穴の汚れや皮脂などをしっかり取り除きながら、その後の化粧水の浸透がよくなる洗顔とブースターが2in1に。朝晩使用可。
■石井美保さんおすすめポイント
すすいでいるときからツルツルとした感触が味わえ、洗った直後でもブースターを塗ったような潤いを感じることができます。すぐに化粧水を塗らなくてもつっぱらず、リーズナブルな価格も魅力です。
チャント ア チャーム 炭酸ムースセラム
炭酸パックと美容液が2in1に。炭酸入りの泡状美容液でマッサージをすることで、乾燥でこわばりがちな肌を柔らかくし、ふっくらキメの整った肌へ導く。朝晩使用可。2020年4月1日発売予定。
■石井美保さんおすすめポイント
元々炭酸美容が大好きです。これ1本で炭酸パックと美容液の効果があるので、血流がよくなって透明感が出るだけでなく、むくみも解消されて緩んだ輪郭まで整えてくれます。
石井美保さんのInstagramをチェック!
日々のスキンケアやメイク、食事など、石井美保さんのきれいの秘訣はInstagramでチェック! DMで届いた、スキンケアやコスメについての質問に答えてくれているストーリーズも必見。
PROFILE
- 石井美保(イシイミホ)
- 美容家。1976年生まれ。トータルビューティサロンRicheおよびRiche Eyelist Academy主宰。 豊富な美容知識を生かしたメイクレッスンや美容カウンセリング、パーソナルコンサルティングなどを行う。インスタフォロワーは15万人を超える。エイジレスな美貌と美容に関する深い知識を生かし、多方面で活躍中。
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新しい環境に飛び込んだり、出会いが多くなる春だからこそ、好感度の高いルックスになりたいもの。健やかな肌に、ちょっぴりトレンドを取り入れたメイクやネイル。でもどんなコスメを選んだらいいのか、どうやって使ったらいいのか、わからない。そんなみんなの知りたいことに、今をときめく美のプロたちがわかりやすく答えます。今までの私をちょっとだけアップデートしてくれるコスメを見つけよう。
PHOTO/AYUMI OSAKI WRITING/TSUYOSHI ODE