【ホテルクルーズ(夜遊び編)】シックでオトナな夜会はいかが?帝国ホテルのミッドナイトハイティー

ホテルクルーズ

更新日:2016/10/15

【土曜日 21:00更新】
日々企画を出しあって、シティホテルの特集やニュース記事を作っているプレミアム予約のホテル編集部。私たちがいつも思うのは、ホテルには「敷居が高い」とか「宿泊者じゃないと利用できない」イメージがあるということ。でも実は気軽に利用できる方法があるんです。このコーナーでは、そんなホテルの楽しみ方を知ってもらうべく、編集Nが朝食レポート、編集Mがホテルでの夜遊びレポートをお届けします。

今回の担当は、お酒好きのミーハー女子・新米ホテル編集M。私が少し背伸びして訪れた、 “ホテルで夜遊び”レポートをご紹介。
これまでの取材で、ホテルのアフタヌーンティーの魅力にすっかりはまってしまった私。なかでも夜の時間に楽しめる「ハイティー」は、夜遊び派の私にはとってもツボなのです。ただそうは言ってもアフタヌーンティー・ハイティーは甘いものがメインだから「夜に甘いものを食べるのは少し気が引けちゃう」なんて悩みがつきまとうのが乙女の本音。
そんなことを思っていたら、先日某ホテルで運命的な出会いが。アフタヌーンティーやハイティーが“甘いもの”というイメージを覆す「ミッドナイトハイティー」なるものに出会ったのです。

時刻は18時過ぎ。定時終わりに友人と銀座で待ち合わせして向かったのは、日本を代表する超一流ホテル「帝国ホテル 東京」。仕事帰りにこんな憧れホテルに行くなんて、「背伸びしすぎたかな・・・」とソワソワ。結婚式や打ち合わせで訪れることはあったけれど、夜に来たのはこれが初めてなのです。
本館1階の扉をくぐると、広々としたメインロビーに中2階へと続く豪華な階段が登場。ふかふかの絨毯にきらびやかなシャンデリア。ロビーにあるお花のオブジェはいつ訪れても季節を感じられるお花が華やかに飾られています。さすが日本を代表する老舗ホテル! クラシックで重厚な雰囲気のなかに、押し付けがましくない品のよさを感じます。

帝国ホテル 東京のロビー

ふかふかの絨毯とシャンデリア、ロビーの装花が印象的な「帝国ホテル 東京」の本館1階メインロビー。平日18時過ぎのロビーは少し賑やか

エレベーターに乗り向かったのは、最上階17階にあるバーラウンジ「インペリアルラウンジ アクア」。以前アフタヌーンティーの時間帯に訪れたことがあったのですが、夜の雰囲気はがらっと変わっていて違うお店のようにも思えました。窓いっぱいに広がる夜景や上質で落ち着いた照明がとってもムーディ。
案内されたのは、窓際のテーブル席。18時からオーダーできるという「ミッドナイトハイティー」をお願いしました。すると「フードのひとつシャリアピンパイですが、オーダーを受けてから焼きあげるため、ティーセットの提供まで30分ほどお時間をいただいております。よろしいでしょうか?」とのこと。帝国ホテルのシャリアピンパイは有名ですよね。オーダーを受けてから焼きあげる・・・そんなホテルのこだわりも魅力的。もちろん二つ返事でOKしましたよ。

インペリアルラウンジ アクア

最上階17階にある「インペリアルラウンジ アクア」の店内。隣の席との距離はかなりゆったり取られていて、高級ホテルならではの余裕も感じます

30分待つとはいえその間もお楽しみはいっぱい。まずは夜会のスタートらしくスパークリングワインで乾杯。シュワシュワの泡とこのムーディな雰囲気にうっとり。もちろん「ハイティー」ならではの、紅茶やコーヒーのおかわりも自由なんです。紅茶は帝国ホテル特製の「アクアオリジナルブレンドティー」で、上品な香りと渋みの少ないさっぱりとした味わい。紅茶好きの私も好みの味です。

紅茶やコーヒーはおかわり自由

紅茶やコーヒーはおかわり自由

そしてお酒のお供になるフィンガーフードも登場。ヨーグルトがコーティングされたクランベリーと揚げパスタの2種。お酒のお供としても小腹を満たすのにも嬉しい味でしたよ。小腹がすいていた私たちはまさかのスピード完食(笑)。「おかわりお持ちしましょうか?」とスタッフさんが親切におかわりを持ってきてくれました。こちらもおかわり自由なんですって。

フィンガーフード

フィンガーフード2種。この日提供されたのは、ヨーグルトがコーティングされたクランベリーと揚げパスタ(おかわり自由)

オーダーしてから30分。出てきたのは待望の「ミッドナイトハイティー」。なんと見た目がとってもクール! アフタヌーンティーの“かわいいイメージ”からは想像できなかった、ブラックを基調としたシックでオトナなティーセット。

ミッドナイトハイティー

シックでオトナな3段ティースタンドの「ミッドナイトハイティー」

まず頂いたのは2番目のお皿から。お目当ての焼きたて「シャリアピンパイ」はバターがふんわり香り、口に運べばアツアツサクッサクのパイ生地に包まれた柔らかい牛フィレ肉のうまみと玉ねぎの甘みがじゅわり。この感動的な肉の柔らかさの秘密は、よく叩いて薄くした牛肉を玉ねぎに漬け込んでいる伝統の料理法なんだとか。そのままでも十分おいしいけど、別皿で提供されるワイン風味のデミグラスソースを付けていただくのもおすすめ。「帝国ホテルのシャリアピンパイ、ずっと食べてみたかったのー」と友人もとっても喜んでいました。
スプーンにのったタラバ蟹のサラダも、シャキシャキのお野菜とタラバ蟹の身がマヨネーズで和えられていて、とっても爽やかな一品でした。

帝国ホテルのシャリアピンパイ

上から「シャリアピンパイ」「タラバガニと野菜のマヨネーズ和え」

そしてここで1番上のお皿へ。こちらのお皿には「シャリアピンパイ」に続き、ホテル名物「チキンカレー」が。蓋をあけると、ルーの下にはご飯もきちんと入っていて、これがなんともちょうどよい量! ごろっと入った柔らかなチキンとホクホクの野菜に、上品な辛さのカレーソースが絡まり合い、とにかくクセになるおいしさ。添えてあるトマトやパプリカ、コーン、かぶなどの野菜のピクルスは酸味が控えめで、お口直しにぴったりでしたよ。

帝国ホテルのチキンカレー

上から「チキンカレー」「野菜のピクルス」

唯一の甘いスイーツコーナーがこちら。いちばん下のお皿に並ぶのは、有名ショコラティエの市川幸雄さんによるスイーツ! 口に入れるととろけるビターなチョコレートや、香ばしくほろ苦いくるみ。定番の甘いスイーツではなく、あえてのビタースイーツというのが大人なラインナップですよね。

帝国ホテルのビタースイーツ

上から「チョコレート」「ナッツ」「カカオニブ」

時折流れるピアノの生演奏をBGMに、夜景を見ながらお茶会・・・とにかく優雅な時間が過ごせましたよ。ピアノなどのライブ演奏は毎夜行われているんだそう。
“THE王道アフタヌーンティー”を好むなら少しイメージが違うかもしれませんが、とにかく革新的で新しさを感じる“甘くない”アフタヌーンティーでした。新しさだけでなく、ホテル伝統の味がばっちり楽しめるのも嬉しい。伝統と革新が融合した「ミッドナイトハイティー」は、甘いものが苦手な女友達や彼と楽しめるのは珍しいから結構使えそう。
ちなみにお値段は、オズモール限定プランで予約すると消費税&チャージ&サービス料込みでも1人5000円弱! 帝国ホテルといえば敷居が高い印象だったけど、思ったより良心的な価格というのにも驚き。これから気軽に利用してみようかな。
次回の夜会は、シックでオトナな「ミッドナイトハイティー」をぜひ体験してみてください。

帝国ホテルでミッドナイトハイティー

おまけに私のinstagramショット
帝国ホテルでミッドナイトハイティー
#いい1日を作ろう #ホテル女子会 #帝国ホテル 東京 #ホテルで夜遊び

プラン名

■プラン名:「ミッドナイトハイティー」
■場所:帝国ホテル 東京内本館17階「インペリアルラウンジ アクア」
■提供時間:18:00~24:00(ラストオーダー)※ 平日前の休日は22:00(ラストオーダー)となります。
■料金:オズモール予約の場合1人4900円~(消費税・サービス料10%・カバーチャージ込み)※予約は2名から可能です
※通常予約の場合1名あたり7042円(内訳:ティーセット4290円+スパークリングワイン1672円+カバーチャージ1080円 ※料理は2名で1セットです)
■内容:ハイティーセット、スパークリングワイン1杯付き、紅茶またはコーヒーおかわり自由
■定休日:無休
※この情報は2016年10月15日現在のものです

帝国ホテル 東京

1890年「日本の迎賓館」として開業した歴史あるホテル。緑あふれる日比谷公園から都心ならではの夜景まで、東京のさまざまな表情を見られるのも魅力。伝統とモダンが見事に調和した空間で、125年かけて受け継がれた「おもてなしの心」を体感できる。
TEL:03-3504-1111(代表)
住所:東京都千代田区内幸町1-1-1
アクセス/【電車】JR有楽町駅日比谷口より徒歩約5分、東京メトロ日比谷駅A13出口より徒歩約3分 【車】首都高速霞ヶ関ランプより約5分、首都高速銀座ランプより約5分

WRITING/MARIKO NAGANO(OZmall)

※記事は2016年10月15日(土)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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