OZ発、関東プチトリップ vol.006  旅じたく。カバンに詰め込む“食”への思い

【毎週土曜日 16:00更新】
日々ロケハンに出かけたり、個人的に旅をしたりしているOZの編集部にとっては、毎日が新しい発見や出会いに満ちた小さな旅。ページには載らない裏話やエピソードをお届け。今回は企画担当Aが語る、旅先と結ぶ縁の話。

更新日:2016/08/13

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新しい旅の相棒。食への思いを詰め込んででかけると、いつもと違う旅に

新しい旅の相棒。食への思いを詰め込んででかけると、いつもと違う旅に

飛行機

旅って、誰かと一緒に行き先を決めるときも、自分の欲望を満たすひとり旅を妄想するときも、決めてからの準備をするときも楽しいもの。私の場合、乗り物に乗ること、特に飛行機に乗ることも旅の大きな楽しみのひとつでもあるので、最近買い替えた機内持ち込みサイズのスーツケースが、さらに次の旅へのワクワクを盛り上げてくれています。

お気に入りは、飛行機に乗っておいしい旅

高知 ひろめ市場のかつお。隣のオジさんたちとの会話も旅を彩ってくれます
高知 ひろめ市場のかつお。隣のオジさんたちとの会話も旅を彩ってくれます

ツアー同行や地方への出張が増えてからというもの、飛行機に乗るというハードルは一気に下がって、コロコロとスーツケースを転がしている移動時間も、空港のどこかソワソワした雰囲気も、当然ながら飛行機に乗っている時間も楽しみになっていて、ついつい“飛行機で行く”旅先を選んでしまう昨今。
昨年でいえばGWは佐賀陶器市&博多グルメトリップ、シルバーウイークは四国四県おいしい旅、冬は大阪食い倒れトリップ、そして今年のGWはおいしい青森旅。振り返ってみると、ネーミングは違えど、結局どのエリアでもその土地のおいしいものを食べる!という欲を満たす旅になってますね。

最近でいちばんグッときた旅とは・・・

りんご畑には、りんごの花がチラホラ
りんご畑には、りんごの花がチラホラ。かわいい!剪定技術のお話などを伺いました

そんな中、これらの旅でいちばん心にグッときた旅を紹介します。それは、その地に縁ができた旅。青森旅の直前、先輩編集者がその土地の方を紹介してくれたことに始まったのですが、初めて会ったその方が車で市内を案内してくれたり、生産者さんを紹介してくれて、農作物への思いや栽培法、地域との関わりや歴史などを教えてもらったり、夜は夜で飲み会をセッティングしてくれたり・・・。
地元の人たちとの出会いによって、青森という土地や青森の農産物を愛するようになり、またここに来たいな~と思える旅になったのです。
それって、地元の人と縁ができ、生産者から直接話を聞けたからこそ感じられたこと。ただおいしいものを食べる!という欲を満たすだけではない旅ができたってことだと思うのです。

そんな体験を、みなさんにもしてもらえたら、という思いを込めて、今年で4年目になる「OZの女子旅EXPO」では、日本の豊かな食への思いを深める体験セミナーを企画しました。

東京で“その地の食”への思いが高まる経験って?

ふぐの卵巣のぬか漬け

例えばいま話題の“発酵食”文化の地といえば石川県。中でも、ふぐの卵巣のぬか漬けは、石川県だけが製造を許可されている伝統的な発酵食なんです。通常、ふぐは卵巣にもある猛毒は、樽で塩に漬け2~3年、そして糠に漬け込むと毒が消えて、ご飯やお茶漬け、お酒のお供としてもおいしいぬか漬けに。こんな珍味があるって知ってました? 実際に石川県の生産者から、ふぐの子のぬか漬けの不思議や、発酵食のすばらしさについてお話を聞いて知識を得た後に、実際にパスタにして味わってみる予定。どんな味がするのでしょう。

とうもろこし

食材の宝庫北海道からは、甘~~いとうもろこし「めぐみゴールド」と、昔とうきびの食べくらべ。生産者と消費者をつなげる「北海道食べる通信」の編集長であり、野菜ソムリエである林さんがだからお伝えできる、ファイトケミカルやうまみ、他の北海道食材について話しを聞いてからの実食。気になりません? 味の違い。その場でポップコーンも作ってみる予定です。

りんごのお酒・シードル

その他、日本一のりんご出荷量を誇る青森県弘前市のりんご農家のひとりであり、弘前シードル工房kimoriの高橋氏によるりんごセミナーでは、意外と知らない栽培法や品種などを学んだ後、愛情込めて作られたりんごのお酒・シードルの飲み比べ体験。青森旅で伺った農園はまさにこちら。このシードル、ダイレクトにりんごを感じます!

日本酒セミナー

福岡県「若波酒造」の女性杜氏による、女性ならではの酒造りや日本酒への想い、楽しみ方についてレクチャーとテイスティング。

・・・などなど、今年の「OZの女子旅EXPO」では、生産者や実際に生産者と関わる方々の話を直接聞いて、心で感じて知識を得たあと、実際に食べたり飲んだりできる体験を用意してみました。生産者やジモトの方との出会いから、その土地との“縁”ができて、そこに行って食べてみたいな、またこの人に会いたいな、と思えるキッカケになったら嬉しいな、と思っています。しかもその中のいくつかは、ツアーを設定して、実際に生産地をめぐる旅ができるようにする予定です。

この体験が実際にできるのは「OZの女子旅EXPO」

OZの女子旅EXPO

今回紹介した、各種体験セミナーをはじめ、食べ比べ体験プログラムや、日本各地から名産品を携えて試食や試飲ができるコーナー、トークや音楽ステージ、プレゼントなど盛りだくさん。
ぜひ、次の旅のカバンに詰め込む“その地の食”への思いを探しに、遊びに来てくださいね。縁を結ぶ旅ができますように。

日時/2016年9月7日(水)16:00~22:00(入退場自由)
会場/ザ・プリンス パークタワー東京
※体験セミナーは参加費500円を予定しています ※内容は変更になる場合があります

WRITING/NAOKO ARAKAWA(OZmall)

※記事は2016年8月13日(土)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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