読者と作る「私だけの旅、聞いてください!」Vol.002/夏フェス【前編】

読者と作る「私だけの旅、聞いてください!」

【毎週水曜 6:00 更新】
旅を愛してやまない普通の女の子の“旅ごころ”にフォーカスを当てるこの連載。夏といえばフェス! 最近では、地方はもちろん、都内近郊で開催されるフェスがいっぱいあるから、日帰りでもついでに旅するのもオッケー。今回は、そんな夏フェスに魅せられた長津早紀さんと宮原未来さんに、魅了される理由を聞きました。

更新日:2016/08/10

  • LINEで送る
読者と作る「私だけの旅、聞いてください!」Vol.002_01

長津早紀さん(写真中央)
会社員。忙しい仕事の合間を縫って、SUMMER SONICとFUJI ROCK FESTIVALに毎年参戦。本人自身もバンドを組むほど音楽好きで、なかでも洋楽の大ファン

読者と作る「私だけの旅、聞いてください!」Vol.002_02

宮原未来さん(写真右)
編集者・ライター。高校生で初フェスを体験して以来、いろんなジャンルのフェスに参加。ステージ後方でビール片手に音楽に浸るのがお決まりのスタイル。

読者と作る「私だけの旅、聞いてください!」Vol.002_11
読者と作る「私だけの旅、聞いてください!」Vol.002_12
読者と作る「私だけの旅、聞いてください!」Vol.002_03

写真ブースやツリーハウスなど、フェス会場には遊べるスポットがたくさん

Q「どうしてフェスにハマった?
どんなフェスに行っているの?」

宮原「夏フェス初体験は、高校3年生のとき。出身の長野から千葉・幕張で開催されるSUMMER SONIC(以下サマソニ)に行ったんです。もともと、バンドをやっていて音楽が大好きっていうのもあったんですが、好きなアーティストのスチャダラパーと電気グルーヴのライブを生で見たかったのがいちばんの理由かな。一晩中会場があいているからDJの音楽を聞きながら座りながら寝て、次の日もそのまま参戦。初回から2日間ぶっ通しで楽しんじゃいました」

長津「大学卒業後に友達に誘われて行ったサマソニが初めて。それからFUJI ROCK FESTIVAL(以下フジロック)にも行くようになって、以来、毎年欠かさず参加してます。サマソニとフジロックが基本だけど、ハードロックが主な「オズフェス」にも行きますよ。

そもそも音楽は、小さい時からピアノをやっていて身近な存在。なかでも洋楽を好んで聞いていたんですけど、洋楽アーティストの単独ライブってチケットが高くて・・・。それがフェスなら何組も一度に見られてお得。地方に行くには旅費もチケット代もかかりますけど、このフェスのために1年間仕事を頑張っていけるんです」

宮原「私は長津さんとは違って、宮城のARABAKI ROCK FEST.や群馬のNew Acoustic Campとかちょこちょこと色んなフェスに行くタイプ。今は、毎週のように都市近郊でも地方でもフェスが開催されているから、その時の気分やお財布と相談しながら選んで行けるのも魅力です」

読者と作る「私だけの旅、聞いてください!」Vol.002_13
読者と作る「私だけの旅、聞いてください!」Vol.002_04

宮原さんが本格的なキャンプを初体験したNew Acoustic Camp。最高のキャンプ日和だったそう。長津さんが毎年訪れるフジロックでは、出演者もお客さんも一丸となってフェスを楽しむ

Q「フェスの魅力って
どんなところですか?」

長津「夏フェスのいちばんの醍醐味は、現実離れしているところ。自然の中で音楽を聞いて踊ってお酒も楽しめる。そんな開放感がたまりませんね。夏フェスに行くと、肩こりがなくなっていくような感じがして。普段抱えている重いものがすっと軽くなっていくんです」

宮原「本当にそう。外でお酒を飲んでいる中にいい音楽があって、近くには友達がいる。めちゃくちゃ暑いですけど、その暑さも相まって“夏が一気にやってきた!”って思えちゃう。

あとは自然の中だからなのか、見ず知らずの周りの人たちともすぐ仲良くなるんです。ステージ上のアーティストから“隣の人と肩を組もう!”っていう指示が出て、“えっどうしよう”って思うんだけど、いつの間にか肩を組んでゆらゆら揺れてます(笑)。開放感があるからこそ、アーティストやほかの参加者との一体感が生まれやすいのかも」

読者と作る「私だけの旅、聞いてください!」Vol.002_14
読者と作る「私だけの旅、聞いてください!」Vol.002_15
読者と作る「私だけの旅、聞いてください!」Vol.002_05
読者と作る「私だけの旅、聞いてください!」Vol.002_06

フェスでは音楽はもちろん、食べて飲んでとことん楽しむのが正解。自分を思いきり開放しよう!

Q「野外での楽しみは何?
ごはんはおいしいの?」

宮原「フェスにキャンプはつきものですが、私、本当は“外で寝るとか信じられない!”というくらいアウトドアが苦手で。だけど、友達に誘われて渋々参加したニューアコでのテント泊がものすごく楽しくて! 天気がよくて星がキレイで・・・、それに朝起きて自然の中で飲んだコーヒーがとてもおいしかったんです」

長津「外で食べたり飲んだりするのって、かなり幸せな気持ちになれますよね。空き時間にゴロゴロして飲むお酒も最高だけど、なによりもフェスごはんがおいしい!」

宮原「3食以上は食べちゃいますよね」

長津「おいしいものが多いからあれもこれもって食べていると、朝昼晩っていう概念がなくなりますよね(笑)」

宮原「地方で開催されるフェスだと、その土地特有のご当地ごはんも出てたりして、旅の気分も一緒に味わえちゃうのも嬉しい!」
【8/17掲載の後編に続きます】

【THE PLACE WE LOVE 私たちの好きな場所】夏フェス(長津早紀さん・宮原未来さん)

読者と作る「私だけの旅、聞いてください!」Vol.002_07


【編集部おすすめ、9月開催フェス】
♪ New Acoustic Camp 2016(ニューアコ)
山とキャンプと音楽を同時に楽しめるアウトドアイベント。出演は、ACIDMAN、フラワーカンパニーズ、MOROHAら。
開催日時:9/17・18
会場:群馬水上高原リゾート200(群馬県利根郡みなかみ町藤原6152-1)

♪ 氣志團万博 2016
ロックバンド・氣志團が小さな港町で主催するロックフェス。ORIGINAL LOVE、小林幸子、ももいろクローバーZらが出演する。
開催日時:9/17・18
会場:袖ケ浦海浜公園(千葉県袖ケ浦市南袖36)

♪ いとうせいこうフェス
いとうせいこうさんのデビュー30周年を記念し開催する“ノンストップ音楽バラエティショー”。小泉今日子、真心ブラザーズ、みうらじゅんらが集結する。
開催日時:9/30・10/1
会場:東京体育館(東京都渋谷区千駄ヶ谷1-17-1)

(取材協力)
YONA YONA BEER GARDEN in ARK Hills
人気クラフトビールメーカー・ヤッホーブルーイングの公式ビアガーデンが、~9/4まで限定オープン。定番の「よなよなエール」や「水曜日のネコ」のほか、こちらのために醸造した「ARK Hills Ale」も用意。ローストチキンやソーセージなどのBBQ料理と一緒に堪能しよう。

TEL.03-5413-5147
営業/17:00~22:00 土・日・祝11:00~
雨天決行、荒天中止
会場/アークヒルズ アーク・カラヤン広場(東京都港区赤坂1-12-32)
アクセス/六本木一丁目駅より徒歩2分、 溜池山王駅より徒歩3分

WRITING/MAKI FUNABASHI

※記事は2016年8月10日(水)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

TOP