人気の古都・京都の楽しみといえば、寺社仏閣や老舗に加え、続々と登場する新店もはずせない。この記事では、何度目かの京都旅で訪ねたい、「今の京都」をたっぷりご紹介。人気エリアの祇園・河原町～丸太町で注目の個性が光るスポットも合わせてチェックして。桜が見頃を迎えるこれからの季節、楽しみが満載の京都へ出掛けよう
地元人にも人気な“今の京都”を味わう旅
名所をめぐり、名物料理を食べ、有名みやげを買って帰るのが京都旅の定番だけど、何度目かの京都ひとり旅なら、ベタな京都らしさより、今の京都を味わいたい。そこで、おすすめなのが、コロナ禍にあっても続々オープンする新スポットめぐり。2021年5月のオープン以来、地元人の間で話題になっているレバノン料理店や、最近、個性が光るスポットが登場する人気エリア、祇園・河原町～丸太町など、今行くべきおすすめのおさんぽスポットが増加中。ひと昔前までは、旅行者が好む店と地元人が通う店は全然違うものだったけれど、京都の日常を味わえるスポットも楽しい。
京都を巡る1Dayモデルコース
07:30 東京駅を出発
09:44 京都駅に到着
10:30「ZENBI-鍵善良房-」でアート観賞
11:30「汽[ki:]」で早めのランチ
13:00「scape」でお買い物
14:00「点 喫茶室」でひとやすみ
15:30「小多福」でおはぎを買う
16:00「然美」で茶席を楽しむ
18:30「d'or」でディナー
20:33 京都駅を出発
22:45 東京駅に到着
【10:30】ショップも見逃せない、老舗和菓子店の美術館「ZENBI-鍵善良房-」でアート観賞
祇園で300年続く「鍵善良房」による美術館。2021年の開館以来、店や京都にゆかりの企画展が行われ､4月10日までは「美しいお菓子の木型 手のひらの宇宙」を開催中｡隣にはオリジナル商品尽くしのミュージアムショップも併設され、おみやげ探しにぴったり。
ZENBI-鍵善良房-
ゼンビ-かぎぜんよしふさ-
TEL.075-561-2875
住所／京都府京都市東山区祇園町南側570-107
開館時間／10:00～18:00（17:30最終入館）
休館日／月（祝の場合翌平日休）
入館料／1000円
アクセス／京阪祇園四条駅6番出口より徒歩3分
![汽[ki:]、オズモール](/Content/upload/images/BGBDMP6FPPPY736ENVMLCVA5DU.jpg)
【11:30】初めてでも親しみやすい野菜たっぷりレバノン料理「汽[ki:]」でランチ
「カジュアルだけど、ジャンクじゃない､健康的なファストカジュアルダイニングです」と、オーナー・長野浩丈さん｡朝昼ともに、薪と炭を使って燻焼きした肉料理をメインに、ハーブやスパイスで野菜のうまみを後押しする副菜がのったプレートを楽しめる｡
汽[ki:]
き
TEL.075-585-4224
住所／京都府京都市下京区都市町149
営業時間／8:00～9:45（LO）※限定20食 11:00～14:45（売り切れしだい終了）
定休日／不定休
予約／テイクアウトは予約可、モーニングはInstagramでのみ予約可
アクセス／京阪清水五条駅1番出口より徒歩4分
【13:00】アトリエショップ「scape」でステンドグラスの魅力を再発見
2021年10月にオープンしたステンドグラス作家、西冨なつきさんのアトリエショップ。カラフルなピアスやクリアガラスで作るオブジェなど、西冨さんの作る作品は、モダンでヨーロピアンなステンドグラスのイメージを覆す今の時代にフィットするものばかり｡
【14:00】ひとりが似合う隠れ家カフェ「点 喫茶室」でひとやすみ
もともとは完全個室のヘアサロンの待合い兼喫茶室としてオープンしたが､行列ができるほど人気になり､2021年10月に喫茶室のみを移転｡北欧の家具を配したミニマルにして上質感が漂う店内にはひとり用の席もあり､おしゃべりするより静かに過ごしたくなる｡
点 喫茶室
てん きっさしつ
TEL.なし
住所／京都府京都市上京区信富町299-2F
営業時間／11:00～18:00 金・土～19:00
定休日／水・木
予約／不可
アクセス／京阪神宮丸太町駅3番出口より徒歩7分
※営業時間・定休日はInstagramで要確認
【15:30】「小多福」であんやトッピングも斬新な見目麗しいおはぎをゲット
女将が高齢のため店を閉めることになった祇園の小さなおはぎ専門店を、豆腐の製造元が受け継ぎ､場所も新たに復活｡女将がひとりで作っていた時代から人気だったきなこや黒ごまなどに加え、トマトやリンゴといった新作も続々｡カラフルで小さく、姿もかわいい。
【16:00】伝統と革新が融合した茶と菓子のペアリング。「然美」で茶席を体験
27歳の若き現代美術家､髙橋大雅さんが2021年12月､総合芸術空間として開いた「T.T」｡2階にしつらえられた「然美」は茶の湯を芸術の一部として再解釈した茶席に｡老舗和菓子司の職人による趣向を凝らした菓子と日本茶のペアリングを懐石スタイルで堪能できる｡
立礼茶席「然美」
さび
TEL.075-525-4020
住所／京都府京都市東山区祇園町南側570-120
営業時間／13:00～、16:00～の2部制
定休日／無休
予約／要予約（2日前まで）
アクセス／京阪祇園四条駅6番出口より徒歩5分
【18:30】ぶらり旅に嬉しい、自由なフランス料理店「d'or」でディナー
メニューは伝統的なフランス料理をはじめ、甘いクレープや惣菜系ガレット、自然派ワイン、コーヒーと、幅広く用意。パリのビストロに倣い、午後から夜までの通し営業で、軽く1杯からカフェ使い、しっかり食事まで好きな時間に好きなスタイルで楽しめる。
d'or
TEL.075-600-9170
住所／京都府京都市東山区大和大路通四条下ル三丁目博多町63-2
営業時間／14:00～23:00
定休日／不定休
アクセス／京阪祇園四条駅1番出口より徒歩2分
京都府・京都市へのアクセス
東京駅より東海道新幹線のぞみで京都駅まで約2時間15分､約14200円（京都駅まで）
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この記事が掲載されているのは、OZmagazine TRIP「春のひとり旅」
歴史や伝統を感じられる古都は、今もなお人々を魅了する飲食店やスポットが数多くあり、ひとりでも退屈しらずの町歩きを楽しめます。今号では、そんな魅力満載の古都を厳選紹介。美しい町並みを歩きながら、リフレッシュしてみませんか？
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発売日／2022年3月22日（火）
定価／800円
販売場所／全国の書店、コンビニエンスストアなどで発売中！
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PHOTO／AKIRA OKIMOTO, YOSHIKO WATANABE WRITING／JUNKO AMANO
※OZmagazine TRIP（2022年3月22日発売）の情報を転用して掲載しています。掲載情報は、2022年3月4日時点のものです。その後、変更が生じる場合がありますのでご了承ください
