人気の国産ドッグフードおすすめ16選!製品ごとのこだわりや原材料も紹介

国産 ドッグフード

国産のドッグフードは、品質に影響する輸送工程がなく、フレッシュな状態で愛犬に与えられるのが最大のメリット。愛犬にはなるべく風味がよくおいしいドッグフードを与えたいと思っている人も多いのでは? ただし国産と言っても、使用している原材料や製法もそれぞれ異なり、選択肢はたくさんあるので迷ってしまう人も少なくない。そこで今回は、ECサイトなどで人気の国産ドッグフード16選を紹介。

更新日:2023/09/08

お話を聞いたのは・・・

「chicoどうぶつ診療所」獣医師 林美彩さん

酪農学園大学獣医学部卒業。大学卒業後、自身が代替療法と出会ったことで、動物の体に優しい治療法や食事・環境の見直し、飼い主の心のケアの大切さ等を伝えていくため、2018年に『chicoどうぶつ診療所』を開業。往診を中心に、精力的に診療を続けている。

<著書>
獣医師が考案した 長生き犬ごはん」(世界文化社)2019/12/18
獣医師が考案した 長生き猫ごはん」(世界文化社)2020/11/13
『獣医師が考案した一汁一菜長生き犬ごはん こだわりの安心レシピ&作り置きOK!』(世界文化社)2022/1/26

<公式サイト・SNS>
chicoどうぶつ診療所HP
Instagram:@chico_ah_323
Ameba:https://ameblo.jp/tinkerbell19850323/

1.国産ドッグフードは安全?定義をチェック

「国産ドッグフード」と言えど、最終的に加工された場所が日本なら「国産」と表示できる点には注意が必要。原材料が「外国産」でも、最終的に国内で加工していれば国産と表示できてしまうことを知っておこう。

ペット先進国とされるヨーロッパやアメリカなどは動物を守る法が厳しく整備されているため、なかには外国産フードのほうが安全という声も。しかし日本でも、2009年にペットの安全を図るための「ペットフード安全法」が施行された。原材料の生産から加工、流通、販売の各段階において法の基準をクリアする必要があり、ペットの健康に悪影響を及ぼすフードは販売できない決まりになっている。

どちらがよい、悪いとは一概に言い切れないため、いずれを選ぶ場合も安全なものを見極めることが大切。

2.国産ドッグフードの特徴やメリットは?

国産ドッグフードが外国産と比べてどんなメリットがあるのかを理解して、愛犬に合っているのかどうか確かめよう。

酸化や品質の低下リスクが低い

製造されてから家に届くまでの期間が短い国産のドッグフードは、風味の劣化スピードが比較的ゆるやか。海外産の製品は輸送に時間がかかるので、品質が落ちないように酸化防止剤や保存料が多く入っている可能性がある。なるべく添加物が少ないものをあげたい人は、国産ドッグフードをチェックしてみて。

小型犬専用フードが多い

日本ではチワワやミニチュアダックスフンド、トイプードルなどの小型犬を飼う人が多いため、粒が小さい小型犬向けの国産ドッグフードが多く販売されている。とはいえ中型犬、大型犬に向いていないわけではないので安心して。愛犬によって好きな粒の大きさが違うので、食事の様子を観察しながら食いつきのいいフードを探そう。

今月のピックアップアイテム(PR)

ミシュワン

ミシュワン 小型犬用

2587円(定期初回限定価格)/1kg

小型犬の栄養、食べやすさ、食いつきのよさを追求。厳選素材を使用した総合栄養食

小型犬の健康に向き合って開発された20歳を目指すドッグフード。総合栄養食の基準を満たしているから、サプリメントに頼ることなく健康を維持しやすい。

人間でも食べられるクオリティの馬肉、鶏肉、まぐろ、緑イ貝、乳酸菌、12種類の国産野菜などをふんだんにブレンド。たんぱく質やビタミン類はもちろん、気になるお腹や関節の健康まで考えた、小型犬に必要な栄養素がぎゅっと詰まっている。

食べやすさにもこだわり、粒を1cm以下の楕円形に設計。オイルコーティングのない砕けやすい粒が幼犬・老犬にも優しく、ずっと食べ続けられる。袋を開けたとたんに広がるかつおだしの香りに、愛犬もきっと飛びついてくれるはず。

機能
総合栄養食
対象年齢
全年齢
主原料
馬肉、鶏肉、まぐろ、緑イ貝ほか
タイプ
ドライフード
100gあたりのカロリー
352kcal
原産国
日本
その他
合成保存料、合成着色料不使用

わんこのおもい

ポンポンデリ

2970円(定期初回限定価格)/800g

小型犬の健康を考えた総合栄養食。消化のよい配合を追求し、栄養素の効率よい吸収をサポート

ヒューマングレード品質の肉や野菜を使用し、お腹の健康に役立つフェカリス菌、イヌリン、フラクトオリゴ糖、ムラサキ芋などもプラスした総合栄養食。獣医師監修のもと、小型犬の成犬に必要な栄養素をたっぷりと凝縮している。

小型犬に多いトラブル解決のカギが腸内環境にあることに着目し、低脂肪で消化のよいレシピを実現。栄養素の効率よい吸収をサポートし、愛犬の元気な毎日を応援する。

さらに口の小さい小型犬でもよく噛んで食べやすいよう、薄めかつ1cm以下の小粒タイプを採用。鰹節と鶏ガラスープをたっぷり使い、食欲をそそる風味と旨味を実現している。いつでもフレッシュな状態で食べられる、800g入りのコンパクトな容量にしているのもこだわりポイント。

3.人気の国産ドッグフードおすすめ16選

ECサイトなどで人気の国産ドッグフード16選をご紹介。製品ごとに、対象年齢や主原料、タイプ、100gあたりのカロリー、原産国も記載しているので、ドッグフード選びで迷っている人はぜひ参考にしてみて。

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コノコトトモニ

このこのごはん

3850円/1kg

人が食べられる原材料だけを使用し、小型犬の健康維持をやさしくサポート

??かわいらしいパッケージが印象的な、SNSで話題の小型犬向けフード。原材料はすべて人が食べられるものを使用している。グルテンフリーかつ保存料、酸化防止剤、人工添加物は含まれていない。

肉原料にミールや粉末は使わず、生肉を100%使用。高タンパク質な肉類に、消化と吸収を助ける青パパイヤを加え、健康的な毛並みを保つ。また、善玉菌をアップさせるお米由来の乳酸菌もプラスしているから、便や尿の臭いが気になる家庭にもおすすめ。

粒の大きさは小型犬が食べやすい直径7~8mmに設計。旧品と比べてカツオ節の配合量を約50%増やしているので、カツオだしの豊かな風味が楽しめる。愛犬の食いつきが期待できるほか、ドックフード独特の香りが苦手な人でも使いやすい。

機能総合栄養食
対象年齢全年齢
主原料鶏肉(ささみ、レバー)、玄米、大麦、ビール酵母、鰹節など
タイプドライフード
100gあたりのカロリー343kcal
原産国日本
その他ノンオイルコーティング、小麦グルテンフリー、保存料・人工添加物不使用

トリゼンダイニング

うまか

5478円/1.5kg

九州産の華味鳥を贅沢に使った、高タンパク低脂質のドッグフード

原材料の鶏肉に、九州産の華味鳥を100%使用している。ほかの素材も国産にこだわり、着色料、小麦、合成保存料などは無添加。高タンパクかつ低脂質に作られているため、愛犬の体に負担をかけにくい。

足腰の健康に配慮して、グルコサミンやコンドロイチン、ビフィズス菌、オリゴ糖を配合し、健やかな毎日をサポート。グレインフリーではなく、あえて厳選した雑穀をブレンドすることで、必要な栄養素を補う。

総合栄養食の基準を満たしているので、すべての犬種とライフステージに対応。小さいころからフードをあまり変えたくないと思っているオーナーや、2頭以上と暮らしている家庭におすすめ。

機能総合栄養食
対象年齢全年齢
主原料鶏肉、玄米、大麦、カツオ節、大豆など
タイプドライフード
100gあたりのカロリー350kcal
原産国日本
その他小麦グルテンフリー、ノンオイルコーディング、保存料・着色料不使用

健康いぬ生活

馬肉自然づくり

3300円/1kg

人間用と同じ基準をクリアした馬肉を厳選。必要な栄養素をぎゅっと凝縮

熊本で肥育された馬の肉をメインに使ったドッグフード。高タンパクでカロリーが低く、鉄分やカルシウムといった栄養素がたっぷり入っている。防腐剤、着色料、香料などの添加物は含まれていない。

馬肉は人間用と同じレベルの検査を実施し、鮮度と品質に優れたものを厳選。気温や湿度に合わせて製造方法を変えているため、1粒に栄養がぎゅっと凝縮されている。

とくに動物性タンパク質が必要となる、成犬期からシニア期の愛犬にぴったり。良質な原材料を取り入れつつ小麦は一切使用していないため、アレルギーがある犬にも与えやすい。

機能総合栄養食
対象成犬~シニア犬
主原料馬肉、鶏肉、玄米、大麦、黒米、きなこ、カツオ粉など
タイプドライフード
100gあたりのカロリー399kcal
原産国日本

ドッグフード工房

馬肉 小粒

1870円/750g

栄養がたっぷり詰まった放牧馬肉を配合。生作り製法で素材のよさを損なわない

約6mmの小粒サイズで、愛犬の食いつきを重視して作られたフード。原材料のベースには、人間用の食材としても使える放牧馬肉を使用。牛肉と比べて、約2倍の鉄分とグリコーゲンが含まれている。

アレルゲンになりにくいとも言われる馬肉は、高タンパク、低カロリー、低脂肪で、ミネラルや食物繊維がたっぷり。防腐剤や保存料などの合成添加物を使用していないのも特徴。

高熱を加えない生作り製法を採用し、食材本来の栄養素を活かして作られている。最近食いつきが悪いと悩んでいたら、こだわりの製法で生まれたフードを試してみて。

機能総合栄養食
対象年齢全年齢
主原料馬肉うるち米、小麦、生おから、さつまいも、本鰹節、にんじん、カボチャなど
タイプドライフード
100gあたりのカロリー375kcal
原産国日本
その他合成添加物不使用

YumYumYum!

チキン ドライタイプ

1736円/500g

契約農家から仕入れた国産素材を厳選。カツオ節の豊かな香りが広がるドライフード

人間と同じ衛生基準の工場で作られたドライフード。開封すると広がるのは、食欲をそそるカツオ節の芳醇な香り。パッケージの口にはチャックが備わっているので、豊かな風味を逃さずに保存ができる。

鮮度のよい若鶏の生肉や、契約農家から仕入れた野菜類など、こだわりの国産素材を使用。ほかにも昆布やしいたけ、穀物をプラスし、優れた栄養バランスをめざしていて、愛犬の健康をサポートする。保存料、着色料、香料などの合成添加物は含まれていない。

約6~8mmの小粒サイズだから、アゴが小さな犬種でも食べやすい。オールステージ対応だから、多頭飼いの家庭はぜひチェックしてみて。

機能総合栄養食
対象年齢全年齢
主原料鶏肉、大麦、玄米、ビール酵母、カツオ節、全卵、チキンエキスなど
タイプドライフード
100gあたりのカロリー342kcal
原産国日本

プリモ

プリモフード

10153円/6kg(3kg×2)

生肉を50%以上使用。低温、低圧の製造方法でフレッシュさを実現

穀物にミンチ状の生肉を練り込み、発泡しないよう低温でじっくりと作ったフード。バージンオイルを一度しか加熱しないことで、油の酸化を抑制。犬に必要な動物性タンパク質を壊さず、生食に近いドライフードに仕上げている。

栄養価の高いホエイやカルシウムの吸収率を上げる、L-リジンなどを配合し、丈夫な体作りをサポート。腹持ちがよいため、ダイエット中の愛犬にも試してみて。

常にフレッシュな状態で届けられるよう、神戸市で生産されているのも特徴。合成保存料や防腐剤などは使用しておらず、子犬から老犬まで年齢を問わず与えられる。

機能総合栄養食
対象年齢全年齢
主原料生肉ミンチ(牛肉、鶏肉、馬肉、レバー肉、魚肉、豚肉)、玄米粉、押し麦など
タイプドライフード
100gあたりのカロリー400kcal
原産国日本

七つ星チーム

七つ星

3500円/1kg

原材料の生産から製造まで国内にこだわった純国産。徹底した品質管理も魅力

生産農家や工場スタッフ、運営者などが一体となった「チーム七つ星」が開発したフード。原材料の新鮮さにこだわり、生産から製造まで国内で実施。輸送時にかかる時間や温度管理を省くことで、素材のよさを保っている。

野菜と穀類は無農薬もしくは減農薬で作られ、さらに100項目以上で残留農薬検査や放射性物質検査を実施するこだわりよう。遺伝子組み換えでないものを厳選し、酸化防止剤、防腐剤、香料などは含まれていない。

金属探知機を使った検品だけでなく、目視での厳しいチェックも実施。サラッとした9mm前後の小粒タイプだから、顎が小さい犬種でもスムーズに食べられるはず。

機能総合栄養食
対象年齢全年齢
主原料鶏肉、大麦、玄米、鰹節、ビール酵母、米ぬか、黒米など
タイプドライフード
100gあたりのカロリー373kcal
原産国日本
その他添加物・着色料・酸化防止剤・化学合成保存料不使用

サクラペットフード

半生フード やわらかタイプ

1628円/800g

防腐剤を使わずに新鮮さをキープできる、脱酸素剤入りのフレッシュパックを採用

主原料に国産の生チキンを使用し、高タンパクかつ低カロリーに設計。食感が柔らかい半生フードのため、7歳以上のシニア期でも食べやすい。

いつでも新鮮なおいしさが楽しめるよう、脱酸素剤が入ったフレッシュパックを採用。防腐剤と合成酸化防止剤は無添加なので、毎日の食事に使いやすい。

お腹を健やかに保つ乳酸菌や、きれいな皮膚と毛並みを維持するオメガ3&6脂肪酸を配合。グルコサミンとコンドロイチンも含まれているから、関節に年齢が出始めた愛犬におすすめ。

機能総合栄養食(一般成犬用)
対象成犬
主原料肉類(生チキン、ビーフ(コラーゲン含む))、糖類、豆類、でん粉類、穀類など
タイプ半生フード
100gあたりのカロリー250kcal
原産国日本
その他防腐剤・化学合成保存料不使用

フラッペ

GOWAN

2530円/1kg

原材料の50%にさまざまな生肉を使用。低温乾燥によって油脂の酸化を抑える

混ぜ合わせた材料を低温でじっくり乾燥させており、油脂の酸化をできる限り抑えたフード。原材料の調達から製造までをすべて日本で行うことで、輸送にかかる時間を短縮し、フレッシュな状態で届けることを実現している。

素材が本来持っている栄養素を活かし、ビタミンやミネラル、食物繊維などをバランスよく配合。原材料の約半分にさまざまな種類の生肉を使っているので、豊富なタンパク質を摂取できる。防腐剤(BHT、BHA)をはじめ、合成保存料、着色料、香料といった添加物は使用していない。

パッケージの表側はおしゃれなクラフト紙を使用し、見栄えのよい仕上がりに。裏側は耐久性に優れたナイロンとアルミを組み合わせ、しっかりと外気の侵入をブロック。フードの鮮度を保つ脱酸素シートを入れているので、おいしいごはんを長く楽しめる。

機能総合栄養食
対象年齢全年齢
主原料牛肉、鶏肉、馬肉、魚肉、穴子、玄米粉、大麦全粒粉、魚粉、など
タイプドライフード
100gあたりのカロリー325kcal
原産国日本
その他添加物不使用

犬猫生活

犬猫生活 ドッグフード

6028円/1.7kg(850g×2袋)

グレインとグルテンは無添加。素材本来のおいしさを活かして食欲にアプローチ

獣医師と共同開発した国産ドッグフード。合成着色料や合成保存料はもちろん、グレインとグルテンも一切使っていないため、アレルギーがある愛犬にも与えやすい。

主原料には、鶏肉や牛肉、魚肉、鶏レバーの4種類を贅沢に使用している。さらに不足しがちな栄養素を補うため、さつまいもやトマトなどをプラス。乳酸菌とオリゴ糖もプラスし、お腹の健康維持をサポートする。

80~90℃の低温でじっくり加熱することで、お出汁のような風味を実現。素材本来の香りを重視し、愛犬の食いつきに考慮して作られている。ノンオイルコーティングなので、粒に触ってもベタつかない。いろいろな素材からたっぷりの栄養を与えたいと考えているなら、検討の価値あり。

機能総合栄養食
対象年齢全年齢
主原料鶏肉(日本)、牛肉(ニュージーランド、オーストラリア、日本)、魚(日本)、鶏レバー(日本)、ジャガイモ(アメリカ)など
タイプドライフード
100gあたりのカロリー347kcal
原産国日本
その他グレインフリー、ノンオイルコーディング、添加物不使用

ドッグフード工房

鶏肉 小粒

1870円/750g

自然素材だけで栄養を摂取。高タンパクの鶏むね肉を使ったドッグフード

大自然で育った国産鶏肉をベースに作られている。脂肪が多く付いている皮部分は取り除き、高タンパクのむね肉を使用。消化と吸収に優れていて、健やかな胃腸の維持に役立つ。

無添加にこだわり、保存料、防腐剤、着色料は不使用。ビタミンやミネラルといったサプリメントも含まれておらず、自然素材だけで必要な栄養を摂取できる。

たくさんの脂肪酸が含まれており、皮膚の健康に配慮。人が食べられる食材だけを使い、素材のよさを損なわないように低温で調理している。手作り品質のフードを与えたいと思っているオーナーはぜひチェックして。

機能総合栄養食
対象年齢全年齢
主原料鶏肉、うるち米、小麦、生おから、さつまいも、本鰹節、にんじん、カボチャなど
タイプドライフード
100gあたりのカロリー360kcal
原産国日本

日本ペットフード

コンボ ドッグ ピュア ドライ 低脂肪 国産鶏肉・野菜ブレンド

948円/700g(350g×2袋)(Amazon)

脂肪分をカットしながら、素材本来のおいしさをぎゅっと凝縮

通常の「コンボ ドッグ ピュア 国産鶏肉・野菜ブレンド」に比べて脂肪分を約20%軽減。さらにフリーズドライの鶏肉と小魚をトッピングし、うまみをギュッと凝縮している。

必要な栄養素をバランスよく摂取できるよう、8種類の野菜をミックス。素材本来のおいしさを楽しむために、着色料、香料、保存料は使用していない。オレイン酸を含むピュアオイルも入っているが、クセがなくフードの風味を邪魔しないのが嬉しいところ。

粒は食べやすいだけでなく、おいしさもしっかり感じられるサイズに設計。小分けにパックされているため使いやすく、新鮮さをキープすることができる。毎日少しずつ与えたい家庭におすすめ。

機能総合栄養食(成犬用)
対象年成犬以上
主原料穀類(トウモロコシ、小麦ブラン、ライスブラン、コーングルテンフィード)、肉類(チキンミール、牛肉粉、豚肉粉、フリーズドライ鶏肉、チキンレバーパウダー)など
タイプドライフード
100gあたりのカロリー350kcal
原産国日本
その他着色料・香料・保存料無添加

ミンシア

グリーンプラス チキン味

1660円/1kg

上質なタンパク質が摂れる国産鶏肉を使用。ノンオイルコーティングでベタつかな

自然素材のみで作るというコンセプトのもと、栄養バランスにこだわったドッグフード。低カロリーの国産鶏肉を使用していて、質のよいタンパク質を摂取できる。さらに米ぬかをブレンドしており、きれいな毛並みの維持に役立つ。

オイルコーティングを行っていないため、ドッグフード独特の臭いや、ベタつきがほとんど気にならない。素材本来のおいしさを引き出すことで、健康的な食事をサポートする。

総合栄養食ではないものの、必要な栄養素を摂れるように獣医師が監修。化学合成添加物は含まれておらず、体へのやさしさにも配慮されている。特にタンパク質をしっかり与えたいと思っている人は要チェック。

機能総合栄養食
対象年齢4カ月以降の全年齢
主原料鶏肉、小麦粉、雑穀(大麦、玄米、はと麦、もちあわ、もちきび、玄ソバ、とうろもこし、大豆)、米ぬか、あご、など
タイプドライフード
100gあたりのカロリー373kcal
原産国日本
その他ノンオイルコーティング、化学合成添加物不使用

楽しい製薬

ナチュロル ドッグフード

3300円/850g

人間が食べられる原材料を配合。子犬からシニア犬まで幅広く使える

人間が食べられるヒューマングレードの原材料を厳選しており、子犬からシニア犬まで対応できる。保存料や化学調味料だけでなく、グルテンとグレインも使われていない。

牛、鶏、馬といった複数の新鮮な生肉をふんだんに使用。さらにチーズや紫さつまいもを、おいしさが引き立つ黄金バランスで加えている。

安定・持続型ビタミンCが含まれているのもポイント。さらに吸収をサポートする天然バイオフラボイドを加えており、本来持っている免疫力の維持を助ける。良質なタンパク質を取れるのはもちろん、おいしさも両立しているため、グルメなワンちゃんも満足できるはず。

機能総合栄養食
対象年齢全年齢
主原料新鮮牛生肉、新鮮鶏生肉、新鮮馬生肉、新鮮魚生肉、タピオカ、魚粉、紫さつまいも、チーズなど
タイプドライフード
100gあたりのカロリー400kcal
原産国日本
その他グルテン・グレインフリー、人工添加物不使用

ペットパラダイス

ビオキッチン

1430円/1kg

小型犬が食べやすい小粒タイプ。乳酸菌が毎日の健康をサポート

食いつきの悪さに悩むオーナーにおすすめしたい製品。愛犬の食いつきを考慮し、厳選された国産の鶏生肉を使用。全犬種に使えるよう小粒サイズに作られているので、小型犬でも食べやすい。

信州大学で研究された、KT-11と呼ばれる乳酸菌を配合。健康を保つことで免疫力の維持をサポートする。ほかにも、グルコサミンやコンドロイチン、DHAなどの成分が含まれているから、シニア犬にもうってつけ。

気になる保存料、着色料、香料は一切使われていない。小分けに梱包されているので扱いやすく、保存するときにも便利。容量は1kgと3kgの2種類をラインナップしている。

機能総合栄養食
対象年齢全年齢
主原料肉類(鶏肉、チキンミール)米糠、小麦粉、コーングルテンフィード、コングルテンミール、ビートパルプ、米粉、動物性油脂など
タイプドライフード
100gあたりのカロリー340kcal
原産国日本
その他保存料・着色料・香料不使用

帝塚山ハウンドカム

ホリスティッククッキング フィッシュ(天然旬の魚)

3465円/1kg

国内で捕れた生魚肉をメインに使用。旬ごとに違う味わいが楽しめる

「犬に必要な栄養だけを残し、不必要とされるものは入れない」をコンセプトに開発された総合栄養食。季節ごとに味や香りが若干異なるのは、国内で捕れた旬の魚を使っているから。主原料にフレッシュな生魚肉をふんだんに使用し、素材本来の風味を楽しめる。

加熱から乾燥まで低温で行っているため、素材が持つ栄養素を損ないにくい。ビタミンやミネラルは添加せず、素材そのものの栄養だけで勝負している。

ほか、腸内を健康に保つオリゴ糖、乳酸菌、麹菌などを配合。水溶性食物繊維と不溶性食物繊維をバランスよく調整し、消化吸収をサポートする穀物も含まれている。お腹をケアしたい愛犬に与えてみて。

機能総合栄養食
対象年齢全年齢
主原料生肉、玄米粉、大麦全粒粉、魚粉、芋類、ヤシ粉末、煎りゴマ、ひまわり油など
タイプドライフード
100gあたりのカロリー340kcal
原産国日本
その他ノンオイルコーティング、添加物・酸化防止剤・防腐剤不使用

※アイテム掲載基準:Amazonや楽天、ほかWebサイトで出現頻度が高いアイテムをセレクト(2021年12月時点)

人気のドッグフードをチェック!

以下記事では、500人のユーザーに聞いてわかった、人気のドッグフードをご紹介。「chicoどうぶつ診療所」獣医師、林美彩先生に聞いたドッグフードの選び方も紹介するので、どのドッグフードを買おうか悩んでいる人は、合わせてチェックしてみて。

4.国産ドッグフードの選び方

国産のドッグフードでも価格や主原料の違いなど種類はさまざま。安全なフードの選び方を理解して、愛犬の健やかな生活をサポートしよう。

良質な原材料を使っているものを選ぶ

肉や魚を主原料にしている

原材料の一番目に、タンパク質が豊富な肉や魚が記載されているものがおすすめ。とくに鶏肉、牛肉、馬肉、豚肉、鹿肉、サーモンなどの種類が明記されているかをチェック。肉類、〇〇副産物、ミートミール(肉粉)と記載されていたら、人間が食べることができない品質の悪い肉(4Dミート)が入っていることもあるので注意しよう。

一方、犬にとって消化しにくい麦や米などの穀物が大量に入っているフードは避けるのがベター。なかでも、最初に穀物が記載されている場合には、安価な穀物でかさましされている可能性がある。

油脂の素材がわかる油脂を使用している

体内で生成できない必須脂肪酸を摂取するためにも、安全な油脂が使われているフードを選びたい。サーモンオイル、亜麻仁油、米ぬか油などの素材がわかる油脂を選び、動物性油脂や植物性油脂としか記載のない油脂を使っているフードはなるべく避けよう。

とくに動物性油脂は酸化しやすく、強力な酸化防止剤がドッグフードに含まれている可能性もあるので避けたほうが無難。それだけではなく、動物性油脂は脂肪分が多く高カロリーなので、愛犬が肥満気味な場合には植物由来の油を使用したフードを選ぼう。

愛犬の年齢に合っているものを選ぶ

幼犬(パピー期)

幼犬期は骨や筋肉、消化器官などの身体の組織を作る大切な時期。良質な動物性タンパク質を多めに与えて、関節を支える丈夫な筋力をつけさせよう。

少量で十分に栄養を吸収・消化しやすい良質な肉を主原料にしているフードを選ぶと、消化機能が未熟でも身体への負担を抑えやすい。

成犬

身体が十分に成長した成犬の健康維持には、五大栄養素のタンパク質、脂肪、ビタミン、ミネラル、炭水化物をまんべんなく摂取できるフードがおすすめ。迷ったら栄養バランスに考慮して作られている成犬用フードを選んでみて。

また、幼犬の頃よりも必要なエネルギーが減少するので、カロリーを摂りすぎるとすぐに太ってしまう。愛犬が肥満気味なら低カロリーなフードを与えてみよう。

老犬(シニア期)

高齢期に入ると消化機能と消費カロリーが低下するので、カロリーが高いフードを与え続けるとすぐ肥満になる。消化に優れた肉や魚などの良質なタンパク質が豊富なフードや、低脂肪タイプのフードで健康を管理しよう。

またかむ力も低下するので、粒が小さいフードや、ドライフードより水分量が多いセミモイストタイプやウェットタイプのフードを与えるのもひとつの工夫。迷ったらシニア用のドッグフードに切り替えるのが手っ取り早い。

愛犬の体格に合わせて選ぶ

小型犬

成犬時に体重10kg未満の犬種を小型犬と呼ぶことが多い。小型犬は顎が小さいので、超小粒や小粒のフードが食べやすい傾向にある。また、一度の摂取量が多くないので、少量サイズや小分けパックになっているものだと、フードが酸化する前に食べきれるのでおすすめ。

中型犬

中型犬とみなされやすいのは成犬時に体重25kg未満の犬種。猟犬として活躍していた歴史から、運動能力が高い犬種も多い。そのため、丈夫な骨の生成をサポートする高タンパク質なフードが適している。

ただし犬種によって体重や運動量に幅があるので、愛犬に合ったフードを選ぼう。肥満気味な愛犬には低カロリーなフード、運動量が多い愛犬には少しカロリーが高めなフードが合っているかも。

大型犬

大型犬と呼ばれるのは、成犬時に体重25kg以上ある犬種。体重1kgあたりの必要エネルギーが小型犬や中型犬よりも低いため、身体が大きいからとフードを与えすぎるのは控えよう。肥満のリスクを下げるため、低カロリーフードを選ぶのがおすすめ。

また、身体が大きいことから関節への負担が大きくなりがちなので、早めの時期から関節ケア用のフードを選ぶことも意識したい。「グルコサミン」や「コンドロイチン硫酸」などが含まれているドッグフードを選んでみて。

安全性に着目する

原材料の産地が明記されている

国内で最終加工していれば「国産」と表示できるため、国産ドッグフードと謳っていても原材料が外国産ということも。国産にとことんこだわりたい人は、原材料の産地までチェックしてみて。

添加物が心配なら無添加フードを

市販のドッグフードには合成保存料、着色料、香料、防腐剤が使われていることが多いが、本来は犬にとって必要のない添加物もある。

日本のペットフードに関する規則では、5%未満の成分は原材料に表示する義務がない。パッケージに記載されていなくとも、必要のない添加物が含まれている可能性がある。可能な限り添加物を少なくしたい場合には、100%無添加のドッグフードを購入しよう。

ただし保存料や防腐剤が含まれていない場合、劣化や酸化が早くなるリスクも。完全無添加の製品を選ぶなら、使いきれる量を見極めたり、保管方法を見直したりしよう。

愛犬のアレルゲンを避ける

愛犬がアレルギーを持っている場合には、原因となる原材料が使われていないフードを選ぼう。とくに穀物アレルギーの場合には、グレインフリーのタイプをチェックしてみて。

愛犬にアレルギーがあるかわからないなら、原材料の種類が少ないドッグフードから試すとよい。一般的にアレルゲンとなりやすい牛肉、とうもろこし、大豆、油脂の含有量が少ないフードを選んでみて。

国産ドッグフードに関するQ&A

国産ドッグフードは安いものもあるけれど、大丈夫?

国産のドッグフードが安くなる理由はいくつか考えられます。まず輸入品と比べて配送料がかからないことがあげられます。他には、安価で入手できる穀類によるかさましや、質の悪い原材料が使用されているという理由も考えられます。

安いドッグフードが一概に健康に悪いとは限らないので、原材料をチェックして判断してくださいね。

国産ドッグフードに切り替える際に注意すべきことは?

国産のものに限らず、急なドッグフードの切り替えは愛犬にとって負担になりかねません。ドッグフードを切り替える際には、今まで与えていたフードに、新しいものを少しずつ混ぜてみてください。一週間程度かけて切り替えるのが理想です。

愛犬がごはんを食べなくなったらどうすればいい?

愛犬が急にごはんを食べなくなる理由は、単にフードが好みではない、味に飽きた、ストレスを抱えていることなどが考えられます。ドッグフードをゆるま湯でふやかし、匂いを引き立てる対処法を試してみてください。また、コミュニケーションを増やしストレスを軽減させるなど、原因に合った対応をしましょう。

ただし、体調不良が続いていたりおう吐や下痢の症状がみられたりしたら、早めに動物病院で診てもらいましょう。

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※記事は2023年9月8日(金)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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