人気の無添加ドッグフードおすすめ9選!国産製品やシニア向けアイテムも紹介

無添加 ドッグフード

大切な愛犬だからこそ、毎日食べさせるドッグフードにはなるべくこだわりたいもの。本来摂取する必要のない添加物を避けた、無添加ドッグフードを検討している人も多いのでは? とはいえ、国内生産やヨーロッパのオーガニック認証、ヒューマングレードなど、製品ごとこだわりがあり、どれがいいのか迷ってしまうという飼い主さんも多いはず。そこで今回は、ECサイトなどで人気の無添加ドッグフード9選を紹介。

更新日:2023/08/24

お話を聞いたのは・・・

「chicoどうぶつ診療所」獣医師 林美彩さん

酪農学園大学獣医学部卒業。大学卒業後、自身が代替療法と出会ったことで、動物の体に優しい治療法や食事・環境の見直し、飼い主の心のケアの大切さ等を伝えていくため、2017年に『chicoどうぶつ診療所』を開業。往診を中心に、精力的に診療を続けている。

<著書>
獣医師が考案した 長生き犬ごはん」(世界文化社)2019/12/18
獣医師が考案した 長生き猫ごはん」(世界文化社)2020/11/13
『獣医師が考案した一汁一菜長生き犬ごはん こだわりの安心レシピ&作り置きOK!』(世界文化社)2022/1/26

<公式サイト・SNS>
chicoどうぶつ診療所HP
Instagram:@chico_ah_323
Amebro:https://ameblo.jp/tinkerbell19850323/

1.無添加ドッグフードの定義は?必要な添加物も確認しよう

「無添加ドッグフード」とは?

そもそも「無添加ドッグフード」とは、香料、保存料、着色料などの添加物を使用していないドッグフードのこと。ただ、「添加物を一切使用していない」というわけではなく、どれかひとつでも使用していなければ「無添加」と表記することができる。

また、「100%無添加」などの表示製品にも、天然由来の保存料やビタミン、ミネラル類が添加されている場合もあるので、パッケージに表示された添加物がすべてとは限らないことを念頭に置いておこう。

必要な添加物をチェック

犬の健康維持に不可欠な「栄養添加物」

ドッグフードに使用される肉、魚、穀物などの原材料は自然由来のため、そのままでは含まれる栄養素の量にバラつきが生じがち。そこでドッグフードの栄養素を一定に保つために、ビタミン、ミネラル、アミノ酸類などを補う「栄養添加物」がほとんどの製品に使用されている。足りない栄養素を調整し、犬の健康を維持するためには欠かせない。

安全と品質を守る「酸化防止剤」

ドッグフードに含まれている「油脂」は、犬にとって必要不可欠な成分のひとつ。ただ、酸化しやすいという特徴があり、酸化が進んだドッグフードは発がん性物質を発生させるリスクが高まるという報告も。そのため、ドッグフードには劣化を防ぐ酸化防止剤は必要。

2.無添加ドッグフード選びのポイント

なるべく添加物に頼らない良質なドッグフードを選ぶため、判断基準や選び方のポイントを詳しく解説。愛犬の毎日の健康のために、ぜひ参考にしてみて。

無添加成分の説明があるか

まず第一に、使用していない添加物の具体的な説明があるかをチェックしよう。たとえば、香料を使用していても着色料を使用していなければ「無添加」表示OKなので、漠然とした「無添加」表示には要注意。「香料不使用」、「着色料無添加」など、どの成分を使用していないか具体的に記載している製品を選ぼう。

最低限注意すべき添加物をチェック

見た目や香りに関する添加物など、犬の健康にとって本来不要なもの。無添加にこだわる人は次の添加物をなるべく避けるようにしよう。

・着色料(色のばらつきを防ぐ):赤色3号、赤色40号、赤色102号、青色2号など
・発色剤(見た目をよくする):亜硝酸ナトリウム
・香料(食いつきをよくする):具体的な成分表記をしていないことが多い

なお、使用基準内の保存料や酸化防止剤などの添加物にはフードの劣化を抑える役割があるので、入っていてもそこまで問題視しなくてよい。

素材の鮮度や産地、ヒューマングレードにも注目

安全性はもちろん、原材料の品質や鮮度などもドッグフード選びの重要なポイント。厳選された国産素材やオーガニック認証の天然素材、人間用の食品と同じ基準で管理されたヒューマングレードなどは、品質を保証する指標になる。愛犬のためのこだわりがつまった製品なのかどうかも注目して選ぼう。

コストパフォーマンスが優れているか

無添加フードは、長く続けてこそ意味をなすもの。愛犬の健康のためとはいえ、コストがかかり過ぎては家計の大きな負担に。ドッグフードの1カ月あたりにかかる平均金額は1日の給餌量が約200gの中型犬で1万円前後。これをふまえてコストパフォーマンスも考慮し、無理なく続けられる価格帯の製品を選ぼう。

いつでも購入できる環境か

普段食べているものが急に変わると、ペットによっては食欲が落ちたり体調が崩れたりしてしまうことも。近所の取り扱い店舗や利用しやすいECサイトなど、製品を購入できる環境を把握し、入手しやすいかどうかもきちんとチェックしておこう。

今月のピックアップアイテム(PR)

わんこのおもい

ポンポンデリ

2970円(定期初回限定価格)/800g

小型犬の健康を考えた総合栄養食。消化のよい配合を追求し、栄養素の効率よい吸収をサポート

ヒューマングレード品質の肉や野菜を使用し、お腹の健康に役立つフェカリス菌、イヌリン、フラクトオリゴ糖、ムラサキ芋などもプラスした総合栄養食。獣医師監修のもと、小型犬の成犬に必要な栄養素をたっぷりと凝縮している。

小型犬に多いトラブル解決のカギが腸内環境にあることに着目し、低脂肪で消化のよいレシピを実現。栄養素の効率よい吸収をサポートし、愛犬の元気な毎日を応援する。

さらに口の小さい小型犬でもよく噛んで食べやすいよう、薄めかつ1cm以下の小粒タイプを採用。鰹節と鶏ガラスープをたっぷり使い、食欲をそそる風味と旨味を実現している。いつでもフレッシュな状態で食べられる、800g入りのコンパクトな容量にしているのもこだわりポイント。

3.人気の無添加ドッグフードおすすめ9選

ECサイトなどで人気の無添加ドッグフード9選をご紹介。製品ごとに、対象年齢や主原料、タイプ、100gあたりのカロリー、原産国も記載しているので、ドッグフード選びで迷っている人はぜひ参考にしてみて。

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※この記事の監修者がおすすめする商品ではありません

コノコトトモ二

このこのごはん

3850円/1kg

小型犬の食べやすさと健康を考えた自然素材たっぷりのフード

「このこのごはん」は、小型犬の健康をサポートするために開発し無添加フード。袋を開けると広がる鰹だしのやさしい香りが、食欲を刺激する。小型犬がもっとも食べやすい7~8cmの粒サイズで、食いつきのよい商品になっている。

原料のすべてが、人間も食べることができるヒューマングレード。低カロリーながらたんぱく質たっぷりの鶏のささみや鹿肉に、たんぱく質の分解を助ける青パパイヤをプラスしているので、ふわふわときれいな毛並をキープできる。

配合された乳酸菌が腸内環境を整え、トイレのにおいが気にならなくなるのも嬉しいポイント。ポリフェノールたっぷりのスーパーフード、モリンガやカリウム豊富なさつまいも、DHAとEPAが豊富なまぐろなどの天然素材が栄養バランスを整えるので、涙腺や涙管のつまりがないキレイな目元に。

機能総合栄養食
対象年齢全年齢
主原料鶏肉(ささみ、レバー)、玄米、大麦、ビール酵母、鰹節、米油、乾燥卵黄ほか
タイプドライフード
100gあたりのカロリー342kcal
原産国日本
その他小麦グルテンフリー、保存料・酸化防止剤・人工添加物不使用

トリゼンダイニング

うまか

5478円/1.5g

博多の水たき料亭が、とことんこだわって作ったドッグフード!

質の悪い食事を続けると体調に影響が出るのは、人間も愛犬も同じこと。そんな考えから、水炊き料亭「博多華味鳥」を運営するトリゼングループが開発したのが、ドッグフード「うまか」。人が食べてもおいしい新鮮素材を使い、愛犬のカラダをとことん考えた商品に仕上げている。

カツオ節のよい香りが、素材へのこだわりの証。鶏肉にはオリジナル銘柄の「九州産華味鳥」を100%使用するなど、国産素材をメインに厳選。着色料や保存料はもちろん、小麦、オイルコーティングなど愛犬に悪影響を与えかねないものを徹底して排除し、安全性や衛生管理が行き届いた工場で製造している。

高たんぱく、低脂肪のバランスのよい成分配合に加え、善玉菌を増やすビフィズス菌やオリゴ糖のほか、グルコサミン、コンドロイチンもプラス。長くアクティブに動き回れるように、足腰の元気をサポートする。

機能総合栄養食
対象年齢全年齢
主原料鶏肉、玄米、大麦、カツオ節、大豆ほか
タイプドライフード
100gあたりのカロリー350kcal
原産国日本
その他小麦グルテンフリー、ノンオイルコーティング、着色料・保存料不使用

ドッグフード工房

ドッグフード工房 馬肉

6732円/3kg(750g×4)

材料は人間が食べられる天然食材。まるで手作り料理のように、ていねいに製造

犬に必要な栄養のすべてを、天然食材のみで摂れるドッグフード。ヒューマングレードの天然食材だけを使い、家庭の手づくり料理にヒントを得た「生づくり製法」で、手間をかけてていねいに調理。自然の栄養や風味が最大限に活かされている。

主原料には人間用の食材として使われる放牧馬肉を使用しており、高たんぱく、低カロリーであることに加え、低脂肪でミネラルや繊維質も豊富なのが魅力。馬肉はアレルゲンになりにくいとされているので、愛犬の食物アレルギーが気になっている人は試してみてもいいかも。

新鮮な商品を届けるため、商品は直送方式限定で販売。馬肉のほかにも、鶏肉、野菜畑、鹿肉のタイプがあり、組み合わせて注文することもできる。それぞれ通常粒と小粒が選べるので、愛犬の種類や年齢に合わせて選んであげて。

機能総合栄養食
対象年齢全年齢
主原料馬肉、うるち米、小麦、生おから、さつまいも、本鰹節、にんじん、カボチャほか
タイプドライフード
100gあたりのカロリー375kcal
原産国日本
その他合成添加物不使用

サクラペットフード

サクラペットフード 半生フード(やわらかタイプ)

1680円/800g(Amazon)

できたてフードが工場からダイレクトに届く!鮮度の高さが魅力

サクラペットフードでは、賞味期間6カ月の鮮度の高いフードを通販限定で販売。防腐剤や化学合成保存料を使わずに製造した商品を工場からフレッシュパックで直送するので、開封するまでしっかり鮮度が保持される。

やわらかタイプの半生フードは、7歳以上のシニア犬にも食べやすくおすすめ。高たんぱく、低カロリーな新鮮国産生チキンを主原料に使用し、お腹、関節、皮膚や毛ヅヤの3つの健康維持のための成分も合わせて配合されている。国産ビーフを使ったカリカリのドライタイプもあるので、愛犬の好みに合わせて選んであげて。

商品は、衛星管理に関する規格の「ISO認証」やペットフードの安全性などを検査する「FAMIC(農林水産消費安全技術センター)製造基準」に適合した国内工場で、徹底した衛生管理のもとで製造されている。メイドインジャパンにこだわる人も要注目。

機能総合栄養食
対象年齢全年齢
主原料肉類(生チキン、ビーフ)、糖類、豆類、でん粉類、穀類、油脂類(動物性油脂、亜麻仁油、植物性油脂)ほか
タイプ半生フード
100gあたりのカロリー250kcal
原産国日本
その他人工保存料・着色料不使用

スマイリー

スマイリー チキン deli

4950円/1.5kg (500g×3)(Amazon)

愛犬の健康を願うペットオーナーの気持ちに応える!100%純国産、国内生産にこだわったドッグフード

スマイリーのドッグフードは、100%純国産の原料を使って国内で生産。自然素材だけを使って塩分も控えめにするなど、愛犬の健康を願うペットオーナーの気持ちに応える製品作りを行っている。食物アレルギーに配慮して、獣医師の監修を受けた回転食タイプになっているのも特徴。

「チキンdeli」は、国産の鶏もも肉、鶏むね肉、鶏ささみ、鶏レバーの4種の鶏肉を原料に使用。良質なたんぱく質、バランスのよいアミノ酸、ビタミンAなど多くの栄養素を持つ鶏生肉で、愛犬の健康維持をサポートする。

そのほか、ビタミンB1やオレイン酸を豊富に含んだ「ポークdeli」や、DHAとEPAが豊富な「まぐろdeli」もラインナップ。まずは、全部の味をまとめて試せる3種セットからはじめてみるのがおすすめ。

機能総合栄養食
対象年齢全年齢
主原料鶏もも肉、鶏むね肉、鶏ささみ、鶏レバー、大麦、青玄米、カツオ節、なたね油ほか
タイプドライフード
100gあたりのカロリー418kcal
原産国日本

フラッペ

GOWAN

2530円/1kg

国産にこだわった製品をフレッシュな状態で配送。パッケージにも鮮度保持の工夫あり

可能な限り新鮮な状態で商品を届けるため、企画から材料調達、製造までの全工程を日本国内で実施。ビタミン、ミネラル、オメガ3、オメガ6、グルコサミン、食物繊維など栄養素の配分を調整し、栄養バランスを整えている。

原材料の約半分に、新鮮な多種類の生肉を使用。様々な種類のたんぱく質を少量づつバランスよく摂取できるようにすることで、食物アレルギーのリスク軽減を図っている。また、生肉は製造時に初めてミンチにし、低温でじっくりと乾燥させて油脂の酸化を最小限に抑えている。

鮮度を保つためパッケージにも工夫が凝らされており、内側をアルミとナイロンを貼り合わせた多層フィルム構造にして外気の侵入ガード。製造直後に脱酸素シートを入れた状態で密封し、ほぼ無酸素状態で保存しているので、新鮮な状態で手に入れられるのも嬉しい。

機能総合栄養食
対象年齢全年齢
主原料牛肉、鶏肉、馬肉、魚肉、穴子、玄米粉、大麦全粒粉、魚粉ほか
タイプドライフード
100gあたりのカロリー325kcal
原産国日本
その他合成保存料・着色料・香料・増粘剤・発色剤不使用

マウンテンズギフト

鹿肉ミンチ・手作りフードセット

2749円/0.5kg

フレッシュな状態で急速冷凍!手作りフードと鹿肉ミンチがセットで届く。

獣医師や獣看護師もすすめる、高たんぱくで低カロリーな鹿肉を使ったヘルシーなフード。日本鹿の赤身肉に淡路島の自家農園などで栽培されたさつまいも、かぼちゃ、にんじん、ブロッコリーなどの新鮮野菜を加えた手作りフードと鹿肉ミンチが冷凍セットで届けられる。

低アレルゲン食材の鹿肉は、食物アレルギーがある犬にもおすすめの食材。豊富に含まれたビタミンやミネラルは、毛並みを艶やかに保つ上では欠かせない。また、鹿の旨みで食いつきがよく、消化しやすいのでシニア犬でも食べやすいというメリットも。

処理済の肉はフレッシュな状態でマイナス40℃まで急速冷凍し、星付きの有名レストランも使っているジビエ処理施設で加工。品質保持には細心の注意が払われている。

対象年齢全年齢
主原料日本鹿、さつまいも、かぼちゃ、にんじん、ブロッコリー、カツオ節粉末、すりごま、青のり
タイプウェットフード
100gあたりのカロリー鹿肉ミンチ107kcal、鹿肉フレッシュフード86kcal
原産国日本
その他添加物・保存料不使用

ヤラー

オーガニックドッグフード 小型犬専用

1870円/600g

オーガニック先進地域のヨーロッパで、トップシェアを誇る信頼のブランド

オランダに本拠を置くヤラーは、ヨーロッパのオーガニックペットフードでシェアNo.1を誇るトップブランド。オランダ、フランス、ドイツの3カ国でオーガニック認証を取得しており、原材料はもちろん製造工程や工場内部も公開。徹底した品質管理を行い、トレーサビリティが確保された状態で製品づくりを行っている。

小型犬のために作られたこの商品は、ヤラーの全商品の中で最も小粒に作られているのが特徴。8カ月~7歳くらいまでのチワワ、トイプードル、ダックスフンドなどの小型犬が食べやすいように作られている。

オーガニック認証を受けた鶏肉、全粒オート麦、トウモロコシ、全粒小麦、鶏脂、大豆外皮などに加えて、ニシンを原材料に採用。オメガ3脂肪酸の効果で、血流改善やコレステロール値の低下などをサポート。

機能総合栄養食(小型犬用)
対象成犬
主原料鶏肉、全粒オート麦、トウモロコシ、全粒小麦、鶏脂、大豆外皮、ニシン、えんどう豆ほか
タイプドライフード
100gあたりのカロリー385kcal
原産国オランダ

チーム七つ星

七つ星

3500円/1kg(Amazon)

プロジェクトチームが一丸となって作り上げた国産無添加ドッグフード

「チーム七つ星」は、安心して食べさせられるフードを自分たちの手でつくろうと立ち上げたプロジェクト。生産者(農家)、品質管理者、トレーサビリティ管理者、企画運営スタッフが一緒になって、理想の商品を追求している。

製品がいつ、どこで、だれによって作られたのかをオープンにして、トレーサビリティ(追跡可能性)を担保すること。さらには、可能な限り新鮮な原材料を最短ルートで製造すること。これらを満たすために日本国内産の原材料のみを使用し、野菜や穀類は無農薬または減農薬で作られた遺伝子組み換えでないものを使用している。

製造は行き届いた衛生管理の証である「HACCP認証」を受けた国内工場で行い、梱包までを一貫してカバー。異物混入を防ぐための金属探知機での検品やスタッフによる目視やダブルチェックをしっかり行うなど、トラブル防止にも細心の注意が払われている。

機能総合栄養食
対象年齢全年齢
主原料鶏肉、大麦、玄米、鰹節、ビール酵母、米ぬか、黒米、タラほか
タイプドライフード
100gあたりのカロリー375kcal
原産国日本
その他小麦フリー、?無添加・無着色・化学合成保存料・酸化防止剤不使用

※アイテム掲載基準:Amazonや楽天、ほかWebサイトで出現頻度が高いアイテムをセレクト(2021年12月時点)

人気のドッグフードをチェック!

以下記事では、500人のユーザーに聞いてわかった、人気のドッグフードをご紹介。「chicoどうぶつ診療所」獣医師、林美彩先生に聞いたドッグフードの選び方も紹介するので、どのドッグフードを買おうか悩んでいる人は、合わせてチェックしてみて。

4.無添加ドッグフードの最適な保管、保存方法は?

ドライタイプ

水分が少ないドライタイプは劣化しにくいように思えるが、開封して空気に触れた瞬間から脂肪分の酸化が始まる。開封後はなるべく空気に触れないよう、1食分ずつ小分けにして風通しのよい冷暗所で保存して。乾燥剤を入れておくのもおすすめ。

とはいえ、開封後は時間の経過とともに鮮度が落ちるので、1カ月以内で消費し切れない大容量パッケージなどの購入はなるべく避けよう。

ウェットタイプ、缶詰タイプ

水分量が豊富で傷みやすいウェットタイプは、開封前から冷蔵庫で保管して。開封後はラップをかぶせて輪ゴムなどで密閉し、なるべく早く消費するのを意識しよう。

また、冷たいフードは胃腸に負担をかけるので、与える前には必ず常温に戻しておこう。

5.無添加ドッグフードに関するQ&A

無添加ドッグフードにデメリットはある?

無添加フードでは犬にとって必要不可欠な油脂が、酸化を防いで傷みにくくするために少なく配合されている場合があります。またドライタイプは固いものが多いので、食べやすいように水分を加えてふやかすなど、場合によっては与え方に工夫が必要です。無添加フードは色や形などの見た目が悪いという点もありますが、犬の健康にとってはまったく問題ありません。

無添加ドッグフードは同じ種類を与え続けたほうがいい?

2~3種類の無添加フードを交互に与えることで、栄養の偏りを防ぐ効果が期待できます。ただし、フードの変化が苦手な子や体調に影響が出やすい子もいるので、心配な場合はかかりつけの獣医師に相談してください。

無添加ドッグフードで涙やけは目立たなくなる?

涙やけの原因はいくつかあり一概には言えませんが、フードの添加物が原因で起こることもあります。無添加フードに切り替えてみて、一定期間様子をみるのも有効でしょう。

国産の無添加ドッグフードにこだわった方がいい?

イギリスをはじめ、オーストリアやスイスなどは社会的に動物愛護の環境が整ったペット先進国。ペットに関する法律も厳しいので品質が高いフードもあります。外国産のドッグフードが危険というわけではないので、不要な添加物が使われていないかなど原材料を見て判断しましょう。

肥満防止のために低脂肪、低カロリーのフードを与えた方がいいの?

太り気味の愛犬や、消費カロリーが少ないシニア犬には低カロリーフードを与えてもいいでしょう。個体差はありますが、成長期に体重管理用フードを与え続けてしまうと栄養不足になることもあるので、犬種や体質、ライフステージに適したフードを与えるようにしてください。

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※記事は2023年8月24日(木)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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