【人気のラグドール向けキャットフードおすすめ13選】特徴にあったフードの与え方も紹介!

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ふわふわの毛並みとブルーの瞳が特徴的なラグドール。長く健康でいてほしいからこそ、キャットフードはしっかりとこだわって選びたいもの。そこで今回は、ラグドールにおすすめのキャットフード13選を紹介。グレインフリーのものや国産のものなどさまざまな商品を紹介しているので、どれを選べばよいのか迷っている人はぜひチェックしてみて。

更新日:2023/12/01

お話を聞いたのは・・・

「chicoどうぶつ診療所」獣医師 林美彩さん

酪農学園大学獣医学部卒業。大学卒業後、自身が代替療法と出会ったことで、動物の体に優しい治療法や食事・環境の見直し、飼い主の心のケアの大切さ等を伝えていくため、2018年に『chicoどうぶつ診療所』を開業。往診を中心に、精力的に診療を続けている。

<著書>
獣医師が考案した 長生き犬ごはん」(世界文化社)2019/12/18
獣医師が考案した 長生き猫ごはん」(世界文化社)2020/11/13
『獣医師が考案した一汁一菜長生き犬ごはん こだわりの安心レシピ&作り置きOK!』(世界文化社)2022/1/26

<公式サイト・SNS>
chicoどうぶつ診療所HP
Instagram:@chico_ah_323
Ameba:https://ameblo.jp/tinkerbell19850323/

1.ラグドールの特徴とは?

ラグドールのエレガントな被毛は、ホワイト系を基調にさまざまなカラーが組み合わさることで決まるため、カラーバリエーションや模様の種類が豊富。数ある猫種のなかでも最大級といえる大柄な体型が特徴だけれど、アクティブに動くよりもリラックスして過ごす時間を好む。

まるでぬいぐるみさながらのおっとりとした性格も特徴で、その名前の由来からも感じられるように人に抱かれることを嫌がらない人懐こさも魅力のひとつと言える。

2.ラグドール向けキャットフードの選び方

高タンパク質なフードで健康維持

ラグドールを含めた猫の主なエネルギー源は動物性タンパク質であり、人間の約5~6倍が必要といわれている。

とくにラグドールは成猫のオスが6?8kg、メスが4?6kgと大柄で筋肉質な体型が特徴で、大型の猫種としては世界でもトップクラス。そんなラグドールの成長をサポートするために欠かせない栄養素となるのが動物性タンパク質。ラグドールの美しい被毛をキープするのにも役立つので積極的に摂取したい。

猫に必要な動物性タンパク質の摂取量は体重1kgあたり7g(1日あたり)なので、ラグドールの平均体重から割り出すと1日に28~56gが目安。ラグドールにとってベストな食事内容を考えるなら、じっくりと栄養成分表示を確認し、栄養保証値(成分分析値)の粗タンパク質が35%以上のキャットフードをチョイスしてみて。

低脂質なフードで肥満防止

一般的に体格のよいラグドールは、成猫のオスなら9kg前後にまで成長するものの、おとなしい性格から積極的に運動をしないところがある。低脂質に設計されているキャットフードを選び、ラグドールの肥満の防止しよう。

猫にとって脂質は動物性タンパク質に並ぶ重要な栄養素でありながら、過剰に摂取してしまうと、運動などで消費されなかったエネルギーが体脂肪として蓄積される。体重が増えると腰や膝に負担がかかることとなり、椎間板ヘルニアや変形性関節症(関節炎)といった骨や関節の病気の原因につながる可能性も。日頃から低脂質でヘルシーなキャットフードを与えることを意識し、ラグドールの健康的な体型をキープしよう。

食物繊維が豊富なフードで毛球症を防ぐ

毛球症とは、猫が毛づくろい(グルーミング)で大量の被毛を飲み込むことによって体内に被毛が溜まり、胃や腸で絡まって消化器を傷つける病気。とくにラグドールのような長毛種の猫が発症しやすく、具体的な症状としては嘔吐、便秘、食欲不振などがあげられる。

そんな毛球症のケアには、毛玉の排出をスムーズにサポートする食物繊維を適度に配合したキャットフードがおすすめ。食物繊維には飲み込んでしまった被毛を便と一緒に排出する作用があるため、猫が毛玉を吐き出すときの負担を減らすことができる。善玉菌を増やすはたらきもあるので、腸内環境が整って便秘にアプローチしたり、排泄物の臭いの軽減につながったりという嬉しい効果も。被毛の生え変わりで抜け毛が気になる換毛期にはもちろん、日頃からブラッシングなどのケアをこまめに行うと同時に、キャットフードでも毛球症を予防しよう。

3.人気のラグドール向けキャットフード13選

ECサイトなどで人気のラグドール向けキャットフード13選をご紹介。製品ごとに、対象年齢や主原料、タイプ、100gあたりのカロリー、原産国も記載しているので、フード選びで迷っている人はぜひ参考にしてみて。

※アイテム掲載基準:Amazonや楽天、ほかWebサイトで出現頻度が高いアイテムをセレクト
※この記事の監修者は商品選定に関わっていません

レティシアン

カナガンキャットフード チキン

5038円/1.5kg

グレインフリーで消化しやすい。子猫やシニア猫でも食べやすい小粒タイプ

主原料に放し飼いチキンの生肉、タンパク質が豊富な乾燥チキンに旨みがたっぷり詰まったチキングレイビーを加えて、猫が好む味わいを実現。開封した瞬間に素材の香りが広がり、猫の食欲を刺激する。

チキンの生肉は、ヒューマングレードの食品工場で加工された、鮮度がよく高品質なものを厳選。原材料の60%以上に肉類を使用しているため、良質なタンパク質をたっぷり摂取できる。

トウモロコシや小麦といった猫が消化しづらい穀物の代わりに、食物繊維源であるサツマイモやジャガイモをブレンド。直径約1cmの小さな粒で噛み砕きやすく、子猫やシニア猫でも食べやすい。

機能-
対象年齢全年齢
主原料乾燥チキン、チキン生肉、サツマイモ、ジャガイモ、チキンオイルほか
タイプドライフード
100gあたりのカロリー405kcal
原産国イギリス
その他グレインフリー、香料/着色料不使用、ヒューマングレード、FEDIAF

レティシアン

ジャガーキャットフード

5038円/1.5kg

動物性原材料をたっぷり配合。高タンパクで食いつきも期待できる

本来肉食である猫のことを考えて、チキン、鴨、サーモン、マスといった動物性原材料を約80%使用。高タンパクかつ贅沢な味わいに仕上げているので、愛猫の食いつきが期待できる。

アントシアニンが豊富なビルベリーや、ビタミンをたっぷり含むクランベリー、ヨーロッパで滋養源として使われてきたフェンネルなど、栄養豊富なこだわりの食材を使用。猫が消化しづらい穀物は一切含まれていない。

高い品質を保つために、人間が食べられるヒューマングレードの肉や魚を使用。FEDIAFの基準を満たしたペットフード工場で製造されており、厳しい品質チェックを行っている。

機能-
対象年齢全年齢
主原料肉類(チキン生肉、乾燥チキン、乾燥鴨肉、チキンレバー、鴨生肉)、魚類(生サーモン、生マス)、ジャガイモ、エンドウ豆、サツマイモほか
タイプドライフード
100gあたりのカロリー387.5kcal
原産国イギリス
その他グレインフリー、香料/着色料不使用、FEDIAF

ファインペッツ

FINEPET’Sキャットフード

4546円/1.5kg

消化吸収性に優れたフードで、必要な栄養素を効率よく摂取できる

人間が食べられるヒューマングレードの肉類をたっぷり使った、高タンパクのキャットフード。鮮度のよい原材料を厳選し、風味が長持ちするため、愛猫の食いつきが期待できる。

アレルギー性が低い、フランス産のアヒル肉やオランダ産のニシン肉を使用。ビタミン、DHAやEPA、オメガ3脂肪酸などの栄養素が含まれており、肉類の副産物や合成添加物は一切使用していない。

猫の消化器官を考慮した設計で、消化吸収率が87%と高く、少量でも必要な栄養素を補える。与えすぎると肥満になる可能性があるので、給餌量や体重管理には注意して。

機能-
対象年齢全年齢
主原料アヒル肉、ニシン、全粒米、ポテト、鶏脂ほか
タイプドライフード
100gあたりのカロリー427.2 Kcal
原産国オランダ
その他ヒューマングレード、添加物不使用

アニモンダ

フォムファインステン デラックス グランディス

4620円/1.75kg

大きめの粒で噛みやすい。ビタミンC配合でプラークの形成を抑制

ラグドールやメインクーン、ノルウェージャンフォレストキャットなどの大型猫でもしっかり噛めるよう、粒を大きめに設計。質のよい鶏肉のみを使用し、小麦グルテン、大豆、砂糖などは使われていない。

ビタミンCを配合することで、プラークの形成をできる限り抑えているのも特徴。天然のグルコサミンとコンドロイチンも含み、軟骨の代謝をサポートして関節の健康を維持する。

さらに、必須脂肪酸のオメガ3&6や天然の植物繊維をプラス。腸内環境を健やかに保ち、毛玉の形成軽減にも配慮。人工着色料や防腐剤は無添加なので、素材そのものの風味を楽しめる。

機能総合栄養食相当
対象年齢アダルト(6歳くらいまで)
主原料鳥肉粉(低灰)、ライス、コーン、ビートパルプ、鳥脂肪ほか
タイプドライフード
100gあたりのカロリー406kcal
原産国ドイツ
その他小麦グルテン/中国原材料/大豆/砂糖/人工着色料/防腐剤不使用、FEDIAF

キアオラ

KiaOra CAT カンガルー

3300円/900g

低脂肪・低コレステロールで、タンパク質が豊富なカンガルーの肉を使用

ルーミートと呼ばれる、オーストラリアの大自然でのびのびと育ったカンガルーの肉を使用。低脂肪、低コレステロールの赤身肉には、良質なタンパク質が豊富に含まれている。

消化吸収性のよい肉をふんだんに使用することで、消化率を高めて糞便の量を軽減。また動物性タンパク質をたっぷり含有し、健やかな筋肉と骨格の維持をサポートする。

オメガ3&6脂肪酸を適切なバランスで配合し、健康な皮膚と美しい被毛をキープ。ローズマリー、グリーンティ、スペアミントなどのハーブも加え、健康維持を後押しする。

機能総合栄養食
対象年齢全年齢
主原料カンガルー生肉、ドライフィッシュ、えんどう豆、タピオカスターチ、鶏脂
タイプドライフード
100gあたりのカロリー約382kcal
原産国-
その他AAFCO、グレインフリー、穀類不使用

キアオラ

KiaOra CAT ラム&レバー

3190円/900g

栄養豊富なラム肉を使用。食物アレルギーや消化のしやすさにも配慮

ビタミンB1、B2、EやL-カルニチンを含む、自然放牧で育った幼羊のラム肉を使用。質のよい動物性タンパク質を豊富に含み、筋肉と骨格の健康維持を助ける。

食物アレルギーに配慮して、動物性タンパク質を単一肉原料とドライフィッシュに絞っているのも特徴。消化のしやすさにもこだわり、猫が消化しづらい植物性原料の使用を最低限に抑えている。

鶏脂、キャノーラ油、亜麻仁に含まれるオメガ3&6脂肪酸をバランスよく配合し、健やかな皮膚と被毛を維持。AAFCOの基準を満たした総合栄養食なので、幼猫から成猫まで長く使える。

機能総合栄養食
対象年齢全年齢
主原料乾燥ラム、ラム生肉、ラムレバー生肉、えんどう豆、タピオカスターチほか
タイプドライフード
100gあたりのカロリー約380kcal
原産国-
その他AAFCO、グレインフリー、穀類不使用

ニュートロ

ニュートロ ナチュラルチョイス キャット 穀物フリー アダルト サーモン

1558円/500g

主タンパク源にサーモンとポテトを使った穀物不使用のキャットフード

主原料には、タンパク質やアスタキサンチンが豊富なサーモンのすり身を使用。主タンパク源に穀物ではなくサーモンとポテトを使い、栄養バランスと食物アレルギーに配慮している。

自然素材に含まれるリノール酸や亜鉛を配合し、皮膚と被毛を健やかに維持。ビートパルプなどバランスのよい食物繊維もブレンドし、腸内環境の健康維持をサポートする。

また、自然由来の抗酸化成分も含み、元気な毎日を応援。1歳以上の成猫に適した総合栄養食で、ニュートロ独自の厳しい検査基準に基づいて品質チェックを行っている。

機能総合栄養食
対象年齢1歳以上
主原料サーモン(すり身)、チキンミール、エンドウタンパク、鶏脂、乾燥ポテトほか
タイプドライフード
100gあたりのカロリー380kcal
原産国-
その他穀物フリー、AAFCO

ニュートロ

ニュートロ ナチュラルチョイス キャット 穀物フリー アダルト チキン

4793円/2kg

穀物の代わりにチキンをたっぷり使用することで高い嗜好性を実現

好き嫌いが多い猫のために、高品質なチキンをたっぷり使って抜群のおいしさを実現。穀物の代わりにチキンとポテトを使用し、栄養バランスに配慮しながらグレインフリーをかなえている。

ビートパルプに含まれるプレバイオティクスが腸内の善玉菌を増やし、健康をサポートすることで便臭を軽減。鶏脂やチキン肉から取れるリノール酸と亜鉛を含み、健康な皮膚とつややかな被毛を保つ。

猫のライフスタイルに合わせて設計されており、合成の酸化防止剤、着色料、化学合成物は無添加。自然素材にこだわったナチュラルフードを試してみたい人は、ぜひ検討してみて。

機能総合栄養食
対象年齢1歳以上
主原料チキン(肉)、チキンミール、エンドウタンパク、ポテトスターチ、鶏脂ほか
タイプドライフード
100gあたりのカロリー380kcal
原産国-
その他穀物フリー、AAFCO

ニュートロ

ニュートロ ナチュラルチョイス キャット 避妊・去勢猫用 アダルト 白身魚

1558円/500g

カロリーと脂質が控えめ。避妊、去勢をした猫のダイエットをサポート

第一主原料に高品質な白身魚のすり身を使ったキャットフード。活動量が減って肥満になりやすい避妊、去勢後の猫のことを考えて、カロリーと脂質を控えめに設計している。

飲水量が少なく尿が濃くなりやすい猫に配慮して、ビタミンCを配合。また、ミネラルバランスを適切に調整し、尿石の形成を抑えることで下部尿路の健康維持に役立つ。

玄米やオートミールなど、食物繊維が多く含まれる原材料を使用しているのもポイント。腸内環境を健やかに保ち、体内に溜まった毛玉の排出をサポートする。愛猫の健康維持はもちろん、避妊や去勢後のダイエットにも役立てて。

機能総合栄養食
対象年齢1歳以上
主原料白身魚(すり身)、チキンミール、粗挽き米、エンドウタンパク、玄米ほか
タイプドライフード
100gあたりのカロリー370kcal
原産国-
その他AAFCO、香料、着色料不使用

ぽちたま屋

ねこのまんま

3080円/800g

オリジナルの低温低圧縮製法により、素材の栄養素や風味をキープ

栄養学に基づいて、猫に好適な栄養バランスを実現した国産品。人間が食べられるヒューマングレードの食材を使い、子猫でも食べやすいよう小粒に作られている。

小麦を含まないグレインフリー仕様で、食物アレルギーに配慮。キナ酸が豊富に含まれるクランベリーを配合し、泌尿器の健康を維持する。食物繊維が豊富に含まれており、毛玉の排出もサポート。

オリジナルの低温低圧縮製法により、風味を付けるためのオイルは一切使用していない。素材は低温でじっくり時間をかけて乾燥させているため、タンパク質などの栄養素を壊さず風味も保てる。

機能-
対象年齢全年齢
主原料牛肉、鶏肉、馬肉、魚肉、豚レバー、玄米粉ほか
タイプドライフード
100gあたりのカロリー370kcal
原産国日本
その他ヒューマングレード、無添加、グルテンフリー、ノンオイルコーティング

ロイヤルカナン

インドア ロングヘアー

4556円/2kg

毛づくろいで飲み込んだ毛の排出をサポート。室内飼いの長毛種におすすめ

室内で暮らす長毛種の健康維持を考えた、ドライタイプのキャットフード。サイリウムをはじめ複数の食物繊維を配合し、毛づくろいで飲み込んだ毛の自然な排出をサポートする。

超高消化性タンパクを使用することで消化率を高め、健やかな消化を維持して糞便の臭いや量を軽減。成猫の泌尿器を健やかに保てるよう、ミネラルバランスを適切に調整している。

EPAとDHAを含む脂肪酸を含有し、健康な皮膚と美しい被毛をキープ。優れた栄養バランスで愛猫の健を維持したい人はもちろん、長毛種の毛玉ケアが目的の人にもおすすめ。

機能-
対象年齢生後12カ月齢以上~7歳まで
主原料肉類(鶏、七面鳥)、とうもろこし、米、植物性分離タンパク、小麦ほか
タイプドライフード
100gあたりのカロリー382 kcal
原産国フランス
その他-

ロイヤルカナン

ラグドール 専用フード 成猫用

5009円/2kg

ラグドールの健康を考えた設計。ピラミッド型の粒で食べやすい

生後12カ月から12歳までの成猫に使える、ラグドール専用フード。ラグドールの広い顎でも捉えやすいようピラミッド型の粒を採用し、しっかり噛むことを促して口内環境を健やかに保つ。

アミノ酸、ビタミン、オメガ3&6系不飽和脂肪酸をバランスよく配合し、健康な皮膚とつややかな毛並みを維持。泌尿器の健康を保つために、ミネラルバランスを調整している。

負担がかかりやすい関節や骨の健康維持に配慮して、EPAとDHAをプラス。ほかにもグルコサミンやコンドロイチン硫酸など、ラグドールの健康を考えた成分が含まれている。

機能-
対象年齢生後12カ月齢~12歳まで
主原料肉類(鶏、七面鳥、ダック)、超高消化性小麦タンパク(消化率90%以上)、コーン、動物性油脂、小麦ほか
タイプドライフード
100gあたりのカロリー399 kcal
原産国韓国
その他-

ロイヤルカナン

インドア

4556円/2kg

運動不足になりやすい室内飼いの猫に配慮した栄養バランス

運動不足になりやすい室内飼いの猫のことを考え、消化率90%以上の超高消化性タンパクを配合したキャットフード。健やかな消化活動を維持して、気になる糞便の臭いと量を軽減する。

100gあたり374kcalとカロリー含有量を適度に抑え、活動量が少ない室内猫の理想的な体重維持をサポート。さらにミネラルバランスを調整し、泌尿器の健康維持に配慮している。

室内飼いだと毛づくろいの時間が長く、体内に毛が溜まりやすいため、サイリウムや植物性繊維といった複数の食物繊維も配合。健康的な腸の運動を保つことで、毛玉の自然な排出を助ける。

機能総合栄養食
対象年齢生後12カ月齢以上~7歳まで
主原料小麦、米、超高消化性小麦タンパク(消化率90%以上)、肉類(鶏、七面鳥、ダック)、コーンほか
タイプドライフード
100gあたりのカロリー374 kcal
原産国フランス
その他-

4.ライフステージ別キャットフードの与え方

子猫

生後6カ月までの子猫のラグドールには、成猫の約2~3倍のエネルギーが必要。しかし子猫の消化器は未発達でもあるので、キャットフードは1日につき3~5回を目安に分けて与えよう。

健やかな成長をサポートするために、子猫には成猫よりも高タンパク質かつ高カロリーのキャットフードを選ぶのがポイント。一般的に猫は約12カ月の期間を経て成猫になるものの、大きくなるまでのペースがゆるやかなラグドールは、約4年かけて完全な成猫へと成長する。

体質的に太りやすいといわれているラグドールは肥満にも気をつけたいところだけれど、子猫のあいだはしっかりと子猫用キャットフードを与えて成長を促して。

成猫

生後12カ月以降も、ゆっくりとしたスピードで成長し続けるラグドール。成長のピークは一般的な猫と変わらず、1歳以降はたくましく筋肉が発達していく。

キャットフードは1日につき2~3回に分けて与えるのを目安にし、ラグドールの体重の変動や食べ方を観察しながら調整して。成長がスローになると、成猫のラグドールは子猫のころよりエネルギーを消費しなくなるため肥満に気をつけよう。肥満になると心臓や関節の病気、また、糖尿病などの発症リスクが高まりかねない。しかし、急激にキャットフードの量を減らしてしまっては、満足感が得られずストレスにもなる。愛猫の肥満が心配な場合は、量は減らさず、脂質とカロリーをおさえた成猫用のダイエットキャットフードに切り替えてみて。

ラグドールの特性上、体重が増えるのは自然なことではあるけれど、ふさふさとした被毛の下には肥満が隠れているケースも多い。肋骨や腰骨が触れない、くびれがない、横から見たときに腹部が吊り上がっていないなどが肥満のサインなので普段からチェックしよう。

高齢猫

猫が高齢とされるのは一般的に10歳からで、ラグドールも同じ。それぞれに個体差はあるものの、高齢猫になると体力や足腰の衰えから少しずつ運動量が減少し、寝ている姿を目にすることが多くなるだろう。

高齢猫は子猫や成猫にくらべて基礎代謝量も低下するため、子猫用や成猫用に展開されているキャットフードを与えていては肥満につながる。ラグドールが高齢にさしかかり、老いを感じるようになったら、低脂質で低カロリーの高齢猫(シニア猫)用キャットフードに切り替えるタイミング。

消化器にも衰えが生じるので、消化吸収率のよい高タンパク質、低カロリーのキャットフードもおすすめ。一度に多くの量を食べられずうまく消化できないときもあるため、キャットフードは1日につき3回以上に分けて与えるのを目安にして。近年の高齢猫用キャットフードには抗酸化成分が配合されていることも多いので、愛猫の健康維持に取り入れてみては。

5.ラグドール向けキャットフードに関するQ&A

ドライフードとウェットフードはどう与え分ける?

猫のキャットフードの種類には、大きく分けてドライフードとウェットフードの2種類があります。ドライフードだけ、ウェットフードだけと与えるのではなく、両方を組み合わせて与えるのがおすすめです。

ドライフードとは全体の質量に対して水分含有量が8~12%程度のキャットフードのことで、通称「カリカリ」ともいわれます。猫が食べやすいように小さなサイズの粒状に固形化されているため、手軽で扱いやすく、長期間の保存も可能です。

ウェットフードとは水分含有量が78~82%程度と水分量が多いキャットフードのことで、缶詰タイプやパウチタイプとさまざま。あまり水分を摂取しない猫にとって食事から水分補給することができますし、ドライフードにくらべて肉や魚の食感に近く、嗜好性が高いといった特徴があります。

どちらか一方を決めて与えるのではなく、ドライフードとウェットフードを交互に与えたり、組み合わせて与えたりする「ミックスフィーディング」スタイルを試してみてください。

餌を食べないときはどうする?

これまで食べていたキャットフードがラグドールの口に合わなくなったり、気に入らなかったりといった理由が考えられるなら、新しいキャットフードに変えてみてもよいでしょう。

ただし、急に新しいキャットフードに切り替えてしまうと、驚いて愛猫の食欲が減退することがあります。新しいフードを与え始めるときは、今まで食べていたものに少しずつ混ぜながら与え、愛猫の様子をチェックしながら徐々に切り替えていくのがポイントです。

元気があるのにキャットフードを食べないときは、ドライフードならぬるま湯でふやかして温めたり、ドライヤーで温風を当てて温めてたりすると香りが引き立ち、風味もよくなります。また、ドライフードにウェットフードをトッピングする方法もラグドールの嗜好性を刺激し、食欲アップにつながるでしょう。

引越しなどの環境面での変化や、フードボウルが汚れているといった衛生面でのストレスから食欲不振を引き起こしている可能性もあるので、愛猫が快適に過ごせる環境づくりを意識してあげてください。

ラグドールの年間のエサ代はどのくらい?

ラグドールは大型の猫種にカテゴライズされるので、一般的な猫と比較すると1日の食事量も多めです。

キャットフードにもよりますが、成猫のラグドールの平均的な給餌量から考慮すると、1日あたりの給餌量は70g程度。月に約2kgのドライフードを与える場合、ラグドールの餌代は1カ月で約4500円前後、年間では54000円前後が目安といえるでしょう。

ドライフードとウェットフードを併用して与えたり、しつけのご褒美などにおやつを与えたりする場合、年間で10000~15000円前後は余計に見積もっておくと安心といえます。

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※記事は2023年12月1日(金)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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