【人気のシニア猫(高齢猫)向けキャットフードおすすめ10選】獣医師に聞いた選び方や、小粒タイプのフードも紹介

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7歳を超えた猫におすすめしたい、シニア猫用のキャットフード。年齢に合わせてカロリーや栄養成分が考えられており、腎臓や下部尿路の健康維持に配慮した商品が多く販売されている。そこで今回は、シニア猫用におすすめの人気キャットフード10選をご紹介。食べやすい小粒タイプの商品もあるので、愛猫にぴったりのフードを見つけるための参考にしてみて。

更新日:2023/03/10

お話を聞いたのは・・・

「chicoどうぶつ診療所」獣医師 林美彩さん

酪農学園大学獣医学部卒業。大学卒業後、自身が代替療法と出会ったことで、動物の体に優しい治療法や食事・環境の見直し、飼い主の心のケアの大切さ等を伝えていくため、2018年に『chicoどうぶつ診療所』を開業。往診を中心に、精力的に診療を続けている。

<著書>
獣医師が考案した 長生き犬ごはん」(世界文化社)2019/12/18
獣医師が考案した 長生き猫ごはん」(世界文化社)2020/11/13
『獣医師が考案した一汁一菜長生き犬ごはん こだわりの安心レシピ&作り置きOK!』(世界文化社)2022/1/26

<公式サイト・SNS>
chicoどうぶつ診療所HP
Instagram:@chico_ah_323
Ameba:https://ameblo.jp/tinkerbell19850323/

1.シニア用キャットフードとは?

いつまでも健康を維持できるように、シニア猫向けに作られた「シニア用キャットフード」。体重の増えすぎや、シニア猫に多く見られる病気の予防を考えた作りになっている。

猫は加齢とともに運動量が減るため、年齢とともに食事から摂取するカロリーも控えめにしていく必要がある。運動量が少なくなってくる猫に合わせて低カロリーに抑えるだけでなく、年齢とともに増えてくる病気に配慮したり、腎臓への負担を防ぐために塩分やリンが少なかったり、腸内環境を整えるために食物繊維が多めに配合されていたりするものも多い。

2.シニア用キャットフードはいつから与えるべき?

シニア用キャットフードは、あくまで目安だけれども7〜10才くらいから与え始めるのが推奨されている。

寝ていることが増えたり、食欲が落ちたりなど、猫の加齢を感じるサインが見られるようになってきたら、シニア向けキャットフードを検討する人は多いだろう。しかし、そのような加齢のサインが顕著に現れる前に、シニア用のキャットフードを取り入れる方がベター。

猫の7才は人間ではまだ中年に当たるが、愛猫に長く健康に過ごしてもらうためにも、早めに対策を始めるのがおすすめ。適切な時期にシニア用キャットフードに切り替え、シニア猫に多いとされる腎臓病などの病気の早期予防をめざそう。

3.シニア猫向けキャットフードの選び方

「シニア猫向け」を謳ったキャットフードは多くあるだけに、どれを選んだらよいか悩むもの。そこで、シニア猫向けキャットフードを選ぶ際にチェックしたいポイントを5つ紹介。飼い猫に合ったキャットフードを選ぶためにも参考にしてみよう。

高品質なタンパク質で健康サポート

シニア用のキャットフードを選ぶ際、品質の高いタンパク質を摂取できるかはとくに重要なポイント。シニア猫は体力が低下し筋肉も落ちやすくなるため、良質なタンパク質をしっかり摂れるフードを選ぼう。

しかし、シニア猫の場合は腎不全のリスクにつながるため、タンパク質の摂りすぎには注意。タンパク質は大切な栄養素なので含有量25〜30%程度を目安にして、バランスよく摂取しよう。

また、量だけでなく質も重要。市販のキャットフードの中には、死んだ動物の内臓や骨などを加工して使っているものも。産地や鮮度にこだわった、フレッシュな魚や動物を原材料にしているかもチェックして

年齢で選ぶ

シニア猫といっても、厳密には年齢によってシニア期とハイシニア期に分けることができる。それぞれの時期ならではの体調の変化や特徴が現れるので、年齢に合ったフードかも確認してみよう。

シニア期

7〜15才くらいはシニア期に分類され、腎臓病や歯周病などのリスクが高まる。腎臓の負担になりにくく、口内環境を整えられるフードかを確認しよう。

腎臓病になった場合には、負担になりうるタンパク質の摂取量は控えめにするのがベター。ただしタンパク質は大切な栄養源でもあるので、栄養不足を招くほどの摂取制限は控えて。

ハイシニア期

16歳以上の猫はハイシニア期とされ、より病気に注意が必要な時期。シニア期になりやすい病気を含め、さらに糖尿病対策なども意識したフードを選んでより健康に気を遣いたいたい。

また、歯が抜けてしまったり、顎の力が弱くなったりした愛猫には食べやすいウェットフードも検討してみて。

フードのタイプで選ぶ

ドライフードやウェットフードなど、キャットフードを選ぶうえでは形状も大切なポイント。それぞれの形状の特徴と猫の好みを考慮しながら選んでみて。

ドライフード

ドライフードの場合、噛みやすさを考えて小粒タイプを選ぶとよい。小粒のフードなら、喉に詰まる心配も少なく済む。

ただし、歯が弱っていることも多いシニア猫にとって、ドライフードは硬くて食べにくいことも。フードが歯で噛み砕けていない様子なら、水分でふやかしてから与えてみて。噛まずに丸のみしてしまう猫にもおすすめ。

ウェットフード

噛む力もそれほどいらないウェットフードは、歯が弱っているシニア猫でも食べやすい。また、水分を含んでいるという性質上、一緒に水分を摂取できるのもポイント。水分を好んで飲まない猫は、食べながら水分補給もできるので一石二鳥。

ただし、ウェットフードは歯につきやすく、歯周病になりやすいというデメリットも。とくにシニア猫は歯周病のリスクが上がるので、ウェットフードを与えるなら、食後は歯磨きなどのお口のケアをしっかり行おう。

穀物が少ない低炭水化物で肥満防止

シニア用のキャットフードは、穀物が控えめで低炭水化物なタイプを選ぼう。穀物は猫がアレルギーを引き起こしやすい食物のひとつで、肉食の猫の体では消化の際に負担がかかってしまう。穀物アレルギーを防ぎ、シニア猫の体に負担をかけないためにも、穀物の含有量に注目してみて。

さらに体内で糖に変わり、摂りすぎると肥満を引き起こす可能性のある炭水化物も控えめに。運動量が減っているシニア猫の場合、炭水化物の多いフードは肥満は病気につながることも多いのでとくに注意しよう。

添加物が少ないフード

毎日食べるものだからこそ、添加物の少ないフードを選ぶのがおすすめ。キャットフードには、見た目や香りをよくするために、合成着色料や香料などの添加物が含まれていることも。

品質の安定や栄養バランスを整えるための添加物はまだしも、不要な添加物を使用していないかは必ず確認しよう。シニア猫の体にできるだけよいものをと考える人は、完全無添加のフードも検討してみて。

愛猫の好みに合わせた主原料を選ぶ

食事量が減らないよう、愛猫が好きなものを主原料としているキャットフードを選ぶのもポイント。魚を好む猫もいれば、肉の方が好きな猫もいる。まぐろ好きな猫にはツナやまぐろが主原料のものを、肉が好きな猫には鶏肉が主原料のキャットフードにすると、食いつきアップにも期待できる。

加齢とともに食の好みが変化することも多いので、そのときの猫の好みに合ったフードを選んで、食事量の減少を防いで。

4.シニア用キャットフードおすすめ10選

ECサイトなどで人気のシニア猫向けキャットフード10選をご紹介。製品ごとに、対象年齢や主原料、タイプ、100gあたりのカロリー、原産国も記載しているので、フード選びで迷っている人はぜひ参考にしてみて。

※アイテム掲載基準:Amazonや楽天、ほかWebサイトで出現頻度が高いアイテムをセレクト
※この記事の監修者は商品選定に関わっていません

ヒルズ

ヒルズ サイエンス・ダイエット シニア 7歳以上 高齢猫用 チキン

1849円(Amazon)/1.8kg

シニア猫に合わせた栄養設計。タウリン配合で心臓の健康維持をサポート

7歳以上のシニア猫に適した栄養バランスで、免疫力、心臓、腎臓の健康維持をサポート。鶏肉をメインに、小麦やトウモロコシといった高品質な原材料を使用している。

マグネシウムとミネラルの配合量をバランスよく調整し、ストルバイト尿石やシュウ酸カルシウム尿石に配慮。アミノ酸の一種であるタウリンを配合し、心臓の健康を維持する。

また、ビタミンEとオメガ3&6脂肪酸を含み、皮膚と被毛の美しさにも配慮。400g、800g、1.8kg、2.8kgの4サイズを展開しているので、多頭飼いの人にもおすすめ。

機能総合栄養食
対象年齢7歳以上
主原料トリ肉(チキン、ターキー)、小麦、トウモロコシ、コーングルテン、動物性油脂ほか
タイプドライフード
100gあたりのカロリー394kcal
原産国オランダ
その他着色料/合成香料不使用、AAFCO

ヒルズ

ヒルズ サイエンス・ダイエット シニア 11歳以上 高齢猫用 チキン

1845円(Amazon)/1.8kg

ヒルズ独自ブレンドで、健康を多方面からサポート。ビタミンやミネラルも豊富

脳、心臓、腎臓に配慮した栄養バランスで、イキイキとした毎日をサポート。ビタミンE&Cとベータカロテンを組み合わせたヒルズ独自ブレンドを採用している。

マグネシウムとミネラルのバランスを適切に調整することで、尿路結石の形成に配慮。さらに、ビタミンEとオメガ3&6脂肪酸を配合し、健やかな皮膚とつややかな被毛を保つ。

健康に欠かせないタウリンも含み、心臓の健康維持をアシスト。厳しい品質管理のもとヨーロッパにある工場で製造され、体へのやさしさを考えて着色料と合成香料は一切使用していない。

機能総合栄養食
対象年齢11歳以上
主原料トリ肉(チキン、ターキー)、小麦、トウモロコシ、コーングルテン、動物性油脂ほか
タイプドライフード
100gあたりのカロリー394kcal
原産国オランダ
その他着色料/合成香料不使用、AAFCO

アイシア

MiawMiawカリカリ小粒タイプミドル シニア猫用まぐろ味

1119円(Amazon)/1.08kg

シニア猫の心の健康維持をサポート。薄く小さな粒で食べやすい

室内で飼われている猫の心の健康維持に配慮して、a-iペプチドという成分を配合。目と心臓の健康を支えるタウリンや、健康を維持することで免疫力を保つビタミンC&Eも含まれている。

負担がかかりやすいシニア猫の腎臓のために、リン、ナトリウム、カリウムの配合量を調整。また、カルシウムとリンのバランスを調整し、下部尿路の健康維持をサポートする。

必須脂肪酸のバランスにもこだわり、健康な皮膚と被毛をキープ。シニア猫でも食べやすいよう、薄く小さな粒に仕上げている。270gの少量サイズも展開しているので、まずは試してみたい人にもおすすめ。

機能総合栄養食
対象年齢シニア
主原料穀類(とうもろこし、コーングルテンミール、小麦粉)、肉類(ビーフミール、ポークミール、チキンレバーパウダー)、魚介類(魚粉、フィッシュエキス、かつおペプチド、まぐろパウダー)、動物性油脂、オリゴ糖ほか
タイプドライフード
100gあたりのカロリー350kcal
原産国日本
その他ビタミンC/E/a-iペプチドなど配合

ヒルズ

サイエンス・ダイエット〈プロ〉 猫用 シニアトータルケア機能 7歳以上

2609円(Amazon)/1.5kg

抗酸化成分のビタミンE&C配合により、愛猫本来の免疫力を維持

厳選された自然素材を使用した、シニア期の健康を支える総合栄養食。抗酸化成分のビタミンE&Cを配合し、愛猫が本来持つ免疫力の維持をサポートする。

遺伝子栄養学に基づいたヒルズ独自の栄養設計を採用。高品質なタンパク質を補える玄米やチキンを配合し、筋肉を健やかに保つ。

また下部尿路と腎臓の健康を考え、塩分やリンといったミネラル類のバランスを調整。栄養豊富な素材に加えて、栄養強化のためにビタミン類、ミネラル類、アミノ酸を配合している。

機能総合栄養食
対象年齢7歳以上
主原料玄米、コーングルテン、チキン、オート麦、エンドウマメ蛋白ほか
タイプドライフード
100gあたりのカロリー387kcal
原産国アメリカ
その他着色料/合成香料不使用、AAFCO

ヒルズ

ヒルズ サイエンス・ダイエット シニア 14歳以上 高齢猫用 チキン

2609円(Amazon)/2.8kg

関節や下部尿路の健康維持に配慮。体にやさしい自然派フード

14歳以上のシニア猫に合わせた栄養バランスで、健康な関節と運動能力を維持。必要な栄養素をしっかり補うことで、運動量や食事量が低下しやすい高齢期の健やかな毎日をサポートする。

グルコサミンやコンドロイチン硫酸を配合し、健康な関節を維持。さらに、マグネシウムとミネラルのバランスを適切に調整して、ストルバイト尿石やシュウ酸カルシウム尿石の形成に配慮している。

フードは自然派成分で酸化を防いでおり、着色料と合成香料は無添加。原材料にはトウモロコシや鶏肉などを使用し、夢中になるおいしさを実現している。体にやさしく栄養バランスにこだわった商品を探している人は、ぜひチェックしてみて。

機能総合栄養食
対象年齢14歳以上
主原料トウモロコシ、トリ肉(チキン、ターキー)、コーングルテン、動物性油脂、米ほか
タイプドライフード
100gあたりのカロリー402kcal
原産国オランダ
その他着色料/合成香料不使用、AAFCO

ヒルズ

ヒルズ サイエンス・ダイエット シニア ライト 7歳以上 肥満傾向の高齢猫用 チキン

1700円(Amazon)/1.8kg

低脂肪&低カロリー設計で、肥満気味なシニア猫のダイエットを応援

加齢によって運動量が少なくなりがちなシニア猫のために、栄養バランスを考慮。同社の「シニア チキン 高齢猫用」ドライ製品と比べて、脂肪分を約49%、カロリーを約19%オフしている。

原材料にはチキンやターキーなどを使用し、質のよいタンパク質を摂取できるのも魅力。食物繊維が含まれており、満腹感が長続きするため、食べすぎを防いで理想的な体重維持をサポートする。

ヨーロッパの工場で徹底した品質管理のもと製造され、着色料と合成香料は使用していない。袋はジッパー付きなので保存しやすく、新鮮な風味やおいしさを長くキープできる。

機能総合栄養食
対象年齢7歳以上
主原料トリ肉(チキン、ターキー)、トウモロコシ、米、コーングルテン、セルロースほか
タイプドライフード
100gあたりのカロリー319kcal
原産国オランダ
その他着色料/合成香料不使用、AAFCO

アイシア

MiawMiawカリカリ小粒タイプミドル シニア猫用かつお味

1118円(Amazon)/1.08kg

シニア猫の健康維持に配慮。栄養豊富な国産キャットフード

穀類、肉類、魚介類など豊富な素材をブレンドし、かつお味に仕上げた国産のキャットフード。薄く小さな粒は、かむ力が弱ったシニア猫でも食べやすい。

室内で暮らす猫の心の健康維持に配慮して、a-iペプチドを配合。さらに、目と心臓の健康を維持するタウリンや、ビタミンC&Eも含まれている。

リン、ナトリウム、カリウムの含有量を調整して、腎臓の健康維持に配慮。カルシウムやリンのバランスを調整し、尿石の形成にも配慮している。

機能総合栄養食
対象年齢シニア
主原料穀類(とうもろこし、コーングルテンミール、小麦粉)、肉類(ビーフミール、ポークミール、チキンレバーパウダー)、魚介類(魚粉、フィッシュエキス、かつおペプチド)、動物性油脂、オリゴ糖
タイプドライフード
100gあたりのカロリー350kcal
原産国日本
その他ビタミンC/E/a-iペプチドなど配合

ヒルズ

サイエンス・ダイエット〈プロ〉 猫用 腎臓・心臓サポート機能 7歳以上

2200円(Amazon)/1.5kg

ナトリウムとリンのバランスを調整し、腎臓と心臓の健康をサポート

抗酸化成分のビタミンE&Cを含み、愛猫本来の健康な免疫力を維持。タンパク質のほか、ナトリウムやリンを適切なバランスで配合して、腎臓と心臓の健康維持をサポートする。

下部尿路の健康維持を考え、ミネラル量を調して尿石の形成に配慮。また、心臓と目を健やかに保つ助けになるタウリンも加えている。

消化性のよい高品質な原材料を使用し、ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸をプラス。豊富な栄養素をしっかりと吸収できるうえ、着色料や香料といった添加物は含まれていない。

機能総合栄養食
対象年齢7歳以上
主原料小麦、コーングルテン、動物性油脂、米、チキンほか
タイプドライフード
100gあたりのカロリー401kcal
原産国アメリカ
その他着色料/合成香料不使用、AAFCO

ニュートロ

ナチュラルチョイス室内猫用エイジングケアチキン

1301円(Amazon)/500g

室内飼いのシニア猫に好適な栄養バランス。ふやけやすい粒で食べやすい

シニア猫の健康的な生活を維持するために、好適な栄養バランスに設計された室内猫用のキャットフード。主原料に高品質のチキンを使用し、好き嫌いが多い猫の食いつきに配慮している。

高齢になると衰えやすい体内機能を維持するために、フィッシュオイル由来のオメガ3脂肪酸や、天然由来の抗酸化成分を配合。消化性のよい原材料を厳選し、タンパク質と脂質を多く含んでいる。

ニュートロ独自に厳しい検査基準を設けて、原材料の品質や均一性、安全性などの検査を実施。粒の芯までしっかりとふやかせる優れた製造技術により、シニア猫でも食べやすい。

機能総合栄養食
対象年齢7歳以上
主原料チキン(肉)、チキンミール、エンドウタンパク、玄米、粗挽き米ほか
タイプドライフード
100gあたりのカロリー375kcal
原産国-
その他AAFCO

ヒルズ

ヒルズ サイエンス・ダイエット シニア 7歳以上 高齢猫用 まぐろ

927円(Amazon)/800g

着色料と合成香料は不使用。シニア猫の免疫力、心臓、腎臓の健康維持に

まぐろをはじめ高品質な原材料を使用し、食物繊維で健やかな消化活動をサポート。7歳を超えたシニア猫の免疫力、心臓、腎臓の健康を考えた栄養バランスで作られている。

マグネシウムの量とミネラルバランスを適切に調整して、ストルバイト尿石やシュウ酸カルシウム尿石に配慮。また健康に欠かせないタウリンを配合し、心臓の健康をサポートする。

ビタミンEとオメガ3&6脂肪酸も含まれており、健康な皮膚と美しい毛並みを維持。着色料と合成香料は一切使われておらず、自然派成分で酸化を防止している。成分を重視して選びたい人は注目してみて。

機能総合栄養食
対象年齢7歳以上
主原料小麦、トウモロコシ、コーングルテン、トリ肉(チキン、ターキー)、動物性油脂ほか
タイプドライフード
100gあたりのカロリー394kcal
原産国チェコ
その他着色料/合成香料不使用、AAFCO

5.シニア猫への餌の与え方

シニア猫は食欲が落ちて一度にたくさん食べられないこともあるので、与え方も工夫してみよう。1回の餌の量を減らして食事回数を増やしたり、少量のフードを1日3回以上に変えたりする方法を試してみて。

また高齢になってくると消化機能も衰えてくるので、1回の食事量は少ない方が体への負担軽減にもつながる。

6.シニア猫用キャットフードに関するQ&A

シニア猫には手作りフードの方がいいの?

シニア猫のフードは、手作りフードだけにこだわる必要はありません。むしろシニア向けの市販のキャットフードの方が、カロリーや栄養の管理はしやすいでしょう。病気のリスクが高まるシニア猫は、毎日のフードの栄養が健康のカギとも言えます。フードで必要な栄養を摂取させることを第一に意識しましょう。

もしも市販品を食べてくれない場合は、愛猫の好きな形状や味付けにするなど、ひと手間を加えてみるのもおすすめです。

シニア猫に全年齢対応のフードを与えてもいいの?

基本的に、全年齢対応のフードをシニア猫に与えても問題はありません。ただし、腎臓病などの病気を患っているシニア猫に全年齢対応のフードは体に負担がかかる場合があります。

病気持ちの猫に食べさせてもよいかどうかの判断は難しいので、与える前に必ず獣医師に相談しましょう。

シニア猫が餌を食べない原因と対処法は?

愛猫が年を取ってフードを食べなくなったと悩む飼い主さんは少なくありません。加齢で食欲が落ちるのはよくあることです。たとえば、年を取ると首を下げる姿勢が辛くなるため、食事に集中できなくなることもあります。単純に活動量が減った分、お腹が空かないからという理由も考えられるでしょう。また、歯周病やその他の病気などが原因で食欲がなくなることもあり得ます。

まずは快適に食事できる環境を整えたり、フードの味や食感を変えたりして様子を見てみましょう。それでも変わらないときは、迷わずかかりつけの獣医師に相談してください。

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※記事は2023年3月10日(金)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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