おすすめ低脂肪ドッグフード9選!シニアや膵炎の犬にも向いている?

ドッグフード 低脂肪 おすすめ

「愛犬の健康のために良質な低脂肪ドッグフードを買いたいけれど、なにがおすすめ?」「シニアや膵炎の犬に低脂肪ドッグフードは向いている?」とお悩みの人も多いのでは。今回はおすすめの低脂肪ドッグフードと併せて、低脂肪ドッグフードを選ぶ際に知っておくべきポイントや、シニア犬にあげてもよいか、膵炎の犬には向いているかなどを解説。良質な低脂肪ドッグフードを選ぶ参考にして。

更新日:2023/12/01

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お話を聞いたのは・・・

「chicoどうぶつ診療所」獣医師 林美彩さん

酪農学園大学獣医学部卒業。大学卒業後、自身が代替療法と出会ったことで、動物の体に優しい治療法や食事・環境の見直し、飼い主の心のケアの大切さ等を伝えていくため、2017年に『chicoどうぶつ診療所』を開業。往診を中心に、精力的に診療を続けている。

<著書>
獣医師が考案した 長生き犬ごはん」(世界文化社)2019/12/18
獣医師が考案した 長生き猫ごはん」(世界文化社)2020/11/13
『獣医師が考案した一汁一菜長生き犬ごはん こだわりの安心レシピ&作り置きOK!』(世界文化社)2022/1/26

<公式サイト・SNS>
chicoどうぶつ診療所HP
Instagram:@chico_ah_323
Amebro:https://ameblo.jp/tinkerbell19850323/

1.低脂肪ドッグフードのメリットは?どんな犬におすすめ?

低脂肪ドッグフードと聞くと、漠然と健康によさそうなイメージがあるかも。ここでは具体的にどのようなメリットがあるのか、どんな犬におすすめなのか解説するのでチェックしよう。

1-1.低脂肪ドッグフードとは

低脂肪ドッグフードは、脂質割合が低いドッグフードのこと。ただし、「低脂肪」の基準は特に設けられていない。そのため、自社製品比で低脂肪としていることが多い。
市販のドッグフードの平均脂質割合は13~15%なので、それよりも脂質割合が低ければ低脂肪と考えてOK。

1-2.低脂肪ドッグフードのメリット

低脂肪ドッグフードは、愛犬の健康維持はもちろん、肥満気味の犬のダイエットに向いている。犬のダイエットは運動量を増やしてもあまり効果が得られないことが多いものの、ドッグフードを変更することで減量しやすくなる。

そのほか、脂質の摂取による中性脂肪やコレステロールの増加を抑えられることもメリット。中性脂肪やコレステロールは、動脈硬化につながるおそれがあり、低脂肪ドッグフードにすることで病気のリスクを軽減できるのが強み。

また、低脂質のフードは酸化脂質の影響を受けにくいのも魅力のひとつ。ドッグフードに含まれる脂質は酸化しやすく、愛犬の体調不良につながることも。酸化のリスクを抑えるには、できるだけ低脂質のフードを選ぶとよい。

1-3.低脂肪ドッグフードが向いている犬

低脂肪ドッグフードが向いている犬は、肥満気味の犬以外にも、小型犬や代謝の落ちているシニア犬、下痢をしやすい犬や涙やけが気になる犬などが挙げられる。
避妊や去勢手術を行った犬も、ホルモンバランスの変化や活動量の減少で太りやすい傾向にあるので、低脂肪ドッグフードで摂取カロリーを調整するのがおすすめ。
また、膵臓や肝臓、胆嚢などの疾患、糖尿病や心臓病、椎間板ヘルニア、関節痛などの病気で脂質制限の必要がある場合にも適している。

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ミシュワン

ミシュワン 小型犬用

2587円(定期初回限定価格)/1kg

小型犬の栄養、食べやすさ、食いつきのよさを追求。厳選素材を使用した総合栄養食

小型犬の健康に向き合って開発された20歳を目指すドッグフード。総合栄養食の基準を満たしているから、サプリメントに頼ることなく健康を維持しやすい。

人間でも食べられるクオリティの馬肉、鶏肉、まぐろ、緑イ貝、乳酸菌、12種類の国産野菜などをふんだんにブレンド。たんぱく質やビタミン類はもちろん、気になるお腹や関節の健康まで考えた、小型犬に必要な栄養素がぎゅっと詰まっている。

食べやすさにもこだわり、粒を1cm以下の楕円形に設計。オイルコーティングのない砕けやすい粒が幼犬・老犬にも優しく、ずっと食べ続けられる。袋を開けたとたんに広がるかつおだしの香りに、愛犬もきっと飛びついてくれるはず。

機能
総合栄養食
対象年齢
全年齢
主原料
馬肉、鶏肉、まぐろ、緑イ貝ほか
タイプ
ドライフード
100gあたりのカロリー
352kcal
原産国
日本
その他
合成保存料、合成着色料不使用

ワンプレート

WanSoup(ワンスープ)

5600円/100g(キューブ約20個)

単一の動物性タンパク質を使用。愛犬の嗜好、体調に合わせてセレクトできる

人間が食べるクオリティーの食材のみを使用し、人間用の調理キッチンで製造を行っているワンプレート「WanSoup」。その品質へのこだわりようだけでなく、単一の動物性タンパク質を使用していて、愛犬のアレルギーにも配慮しているのが嬉しいポイント。今は鶏肉のみだが、将来的には馬肉、鱈の2種フレーバーも追加予定。愛犬の嗜好や体調に合わせて好みでセレクトできそう。

新鮮な食材に真空冷凍乾燥を行い、持ち運びに便利なコンパクトキューブ型へ加工。お湯を注ぐだけで簡単にスープが作れるため、いつでもどこでもサッと準備が可能。長期保存にも適しているので、忙しい飼い主さんはぜひ注目したいアイテム。

100gあたりのカロリーは416kcal(SUNNYチキンレシピの場合)。1袋100gあたりキューブ約20個入りのため、キューブ1個あたりのカロリーは約20.8kcalととても低カロリー。手軽に水分と栄養を補って、愛犬と一緒に健康的で明るい生活をおくろう。

機能
副食
対象年齢
全年齢
主原料
鶏むね肉、イエローピーマン、食物繊維(ポリデキストロース)、パンプキンパウダー、鶏レバー、ほうれん草ピューレ、タピオカ澱粉、乾燥ビール酵母、ターメリック、酸化防止剤(ローズマリー抽出物)
(SUNNYチキンレシピの場合)
タイプ
フリーズドライスープ
100gあたりのカロリー
416kcal(SUNNYチキンレシピの場合)
原産国
日本
その他
保存料不使用、着色料不使用、香料不使用

2.低脂肪ドッグフードを選ぶときに知っておくべき6つのポイント

低脂肪ドッグフードを選ぶときには、いくつかポイントがある。単純に脂質割合が低いだけのものを選んでしまうと、必要な栄養を摂取できなくなってしまう場合も。ポイントを踏まえて、愛犬に合った低脂肪ドッグフードを選ぼう。

2-1.脂質12%以下のドッグフードを選ぶ

愛犬の健康維持のためには、脂質割合が12%以下のものを選ぼう。市販されているドッグフードの平均脂質は13~15%なので、それ以下が目安。

また、犬にとって脂質はエネルギー源、必須脂肪酸の供給源、脂溶性ビタミンを運び免疫力をつける役割を担っている。そのため、脂質の割合が低すぎるのもよくない。脂質が不足すると、皮膚の乾燥、免疫力低下、心臓病や糖尿病などの原因になるため、適切な量の摂取が重要。

2-2.高タンパク質なドッグフードを選ぶ

犬にとってタンパク質は骨や筋肉、皮膚などの体を構成する重要な栄養素。そのため、低脂質だけを意識せず、主原料が高タンパク質な肉や魚のドッグフードを選ぶことも大切。主原料は成分表の一番はじめに来ている原材料のため、把握しやすい。原料一覧を確認し、はじめに肉や魚が記載されているドッグフードを選ぼう。

また、残念ながら、低脂肪ドッグフードの中には、穀類でかさ増ししてカロリーを減らしているものもある。穀類を多用するとドッグフードの脂質は低くなるものの、ワンちゃんが消化できなくなってしまう。原材料が穀類であり、なおかつ脂質が低い低脂肪ドッグフードを与える場合にはよく検討を。

「低脂肪ドッグフードの粗悪品を見分ける自信がない」そう悩んでいる方は、以下の条件に当てはまる場合、ワンちゃんの健康によくないものである可能性があるので、注意してみて。

・脂質もタンパク質も極端に低い
・値段が非常に安い
・穀類がたくさん使用されている

2-3.油脂の原材料が明記されているドッグフードを選ぶ

動物性油脂、植物性油脂のように、油脂の原材料が曖昧に表記されているものはできれば避けよう。動物性油脂は廃肉処理の過程で抽出されていることが多く、良質とは言えない。また、植物性油脂はトランス脂肪酸を含んでいる場合があり、健康に悪影響を及ぼす可能性がある。

一方、体内で生成できないオメガ3脂肪酸は積極的に摂取して問題ない。そのため、オメガ3脂肪酸を含んでいるサーモンオイルなどの魚油、亜麻仁油などを使用している低脂質ドッグフードがよい。

2-4.不要な添加物に注意する

余分な添加物が含まれていないドッグフードを選ぶこともポイント。賞味期限を長くするための合成保存料、食欲を増すための香料や着色料、酸化防止剤の「BHA」「BHT」など、化学的な添加物が含まれているものはなるべく避けよう。

しかし、すべての添加物が不必要なわけではない。例えば、酸化した油分は体に悪影響があるため、天然素材由来の酸化防止剤は必要。化学的な成分より、できるだけ素材が天然由来のものかどうかチェックすることも重要。

具体的に避けるべき添加物は?

具体的に避けるべき添加物には、以下が挙げられる。

・着色料…二酸化チタン、赤色2号、赤色3号、赤色40号、赤色105号、黄色4号、黄色5号、黄色6号、青色1号、青色2号、青色102号など
・酸化防止剤…BHA、BHT、食子酸プロピル、エリソルビン酸、エリソルビン酸ナトリウムなど
・保存料…ソルビン酸カリウム、ソルビン酸など
・発色剤…亜硝酸ナトリウム
・保湿剤…プロピレングリコール(猫が摂取すると貧血のリスク。猫を一緒に飼っている人は注意)

2-5.ダイエット目的の低脂肪ドッグフードはカロリーに気を付ける

低脂肪ドッグフードをダイエット中の犬に与える場合は、脂質割合だけではなくカロリーにも気をつけよう。ドッグフードの平均カロリーは、100gあたり350kcal前後。
ダイエット用に低脂肪ドッグフードを選ぶときは、ここまでの4つのポイントに加え、平均カロリー以下のものを選ぶのがよい。
いきなり食事を減量すると、愛犬にストレスを与えてしまうことも。低カロリーなドッグフードに切り替え、できるだけ量は今まで通りにするのがベター。

2-6.基礎疾患がある犬は動物病院へ事前相談をする

犬に以下のような基礎疾患がある場合、低脂肪ドッグフードに切り替える前に獣医師へ相談を。

・膵炎
・高脂血症
・脂質異常症
・心臓病
・糖尿病 など

基礎疾患を持っている犬には、動物病院で療養食を与える指示が出されるケースも。病気がある子に低脂肪ドッグフードを与えたいと考える人は、一度獣医師に相談しよう。
シニアやパピーなど健康面に気をつけたい犬も、獣医師に指示を仰ぐのがおすすめ。

3.人気のおすすめの低脂肪ドッグフード9選

ECサイトなどで人気の低脂肪ドッグフード9選をご紹介。製品ごとに、対象年齢や主原料、タイプ、100gあたりのカロリー、原産国も記載しているので、低脂肪のドッグフード選びで迷っている人はぜひ参考にしてみて。

※アイテム掲載基準:Amazonや楽天、ほかWebサイトで出現頻度が高いアイテムをセレクト

コノコトトモニ

このこのごはん

3850円/1kg

子犬からシニア犬まで食べられる、小型犬に特化したフード

小型犬に特化したドッグフード。子犬からシニア犬まで対応しているから、どの家庭にも取り入れやすい。

ポリフェノールをたっぷり含んでいるモリンガ、DHAやEPAが豊富なマグロ、鶏肉のささみや鹿肉、青パパイヤなどの天然素材を配合。厳選された素材が、愛犬の健康を支える。

香料、着色料、保存料、防カビ剤、増粘剤、発色剤、酸化防止剤(BHA、BHT)は不使用。小麦グルテンフリーで、オイルコーティングもしていない。おいしいチキン味で、喜んで食いついてくれるはず。

機能総合栄養食
対象年齢全年齢
主原料鶏肉(ささみ、レバー)、玄米、大麦、ビール酵母、鰹節ほか
タイプドライフード
100gあたりのカロリー343kcal
タンパク質21.3%以上
脂質8.2%以上
原産国日本
その他香料、着色料、保存料、酸化防止剤、人工添加物不使用、ヒューマングレード、小麦グルテンフリー

レティシアン

アランズナチュラルドッグフード・ラム

5038円/2kg

アレルゲンになりにくい馬肉を使用。高たんぱくで低カロリー

原材料には、アレルゲンになりにくいとされている馬肉を採用。鉄分や体力の源になるグリコーゲンは牛肉の2倍だから、体力が衰えはじめたシニア犬などにもおすすめ。

タンパク質が豊富でありながら、カロリーは抑えめ。ミネラルや繊維質もたくさん摂取できる。

馬肉は国内の専門業者から取り寄せているのもこだわりのひとつ。防腐剤や保存料、化学調味料などの添加物は一切使っていない。

機能総合栄養食
対象年齢全年齢
主原料馬肉、うるち米、小麦、生おから、さつまいもほか
タイプドライフード
100gあたりのカロリー375kcal
タンパク質19.25%以上
脂質11%以上
原産国日本
その他AAFCO(米国飼料検査官協会)、合成添加物不使用

ドッグフード工房

ドッグフード工房 馬肉 小粒

1870円/750g

動物性タンパク質が豊富。30種類以上の野菜やハーブを使用

チキンやダック、白身魚などを使用していて、動物性タンパク質が豊富。低コレステロール、低カロリー、低脂質がかなう。

ほか、30種類以上の野菜とハーブもプラス。さつまいもにオレガノ、ローズマリー、ブルーベリーなどが配合されていて、ミネラルやビタミンなどをしっかり補える。

香料や着色料は使われていないうえ、グレインフリーなのもポイント。アレルギー持ちの愛犬にも与えやすい。

機能総合栄養食
対象年齢1歳以上
主原料肉類(チキン生肉・乾燥ダック・チキンタンパク)、サツマイモ、豆類(エンドウ豆・ひきわりエンドウ豆)、乾燥白身魚、リグノセルロースほか
タイプドライフード
100gあたりのカロリー326.9kcal
タンパク質20%以上
脂質7%以上
原産国オランダ
その他グレインフリー、香料、着色料不使用

ペロリコ

ペロリコドッグフードライト

5038円/1.8kg

自然素材にこだわって製造し、アレルギーにも配慮

そら豆やひよこ豆、亜麻仁など、9種類の厳選された自然素材を使用。タンパク質やビタミン類、カリウムなどをバランスよく摂取できる。

アレルギーの原因になりやすいとされている、牛肉や豚肉、乳製品、グレイン類などは不使用。ラム肉は使われているので、アレルギーが心配な人はしっかりチェックを。

香料や着色料は不使用で、素材本来のナチュラルな風味が活かされている。全年齢に対応しているから、多頭飼いの家庭にもおすすめ。

機能総合栄養食
対象年齢全年齢
主原料ラム(生ラム肉、乾燥ラム肉、ラムオイル、ラムグレイビー)サツマイモ、レンズ豆、そら豆、ひよこ豆ほか
タイプドライフード
100gあたりのカロリー342kcal
タンパク質22.5%以上
脂質8.0%以上
原産国イギリス
その他着色料、香料不使用、グレインフリー

POCHI

ザ・ドッグフード エイジングケア ラム

1925円/1kg

新鮮な生肉を使用した、年齢ケアに適したフード

加齢に伴う健康維持に着目し、関節を健康に保つ緑イガイやボスウェリアのほか、アミノ酸の1種であるタウリンなどを配合。シニア犬に適したフードを探している人におすすめ。

新鮮な生のラム肉を100%使用。低脂質かつ低カロリーで、タンパク質をしっかり摂取できる。

グレイン、グルテン、ポテトフリーで、遺伝子組み換え農作物も使われていない。着色料や防腐剤も不使用。

機能総合栄養食
対象年齢成犬
主原料ラム生肉、フィッシュペプチド、ソラ豆、スイートポテト、エンドウ豆プロテインほか
タイプドライフード
100gあたりのカロリー306kcal
タンパク質30.5%以上
脂質10.5%以上
原産国オランダ
その他グレイン、グルテン、ポテト、GMO(遺伝子組換食品)フリー、AAFCO(米国飼料検査官協会)、添加物不使用

レシアン

ブラックウッド ロウファット

2090円(Amazon)/980g

低カロリーかつ低脂肪で体重管理がしやすい。アレルギーにも配慮

主原料は低カロリーかつ低脂肪な鶏肉。噛み応えのある中粒タイプで、おいしさを担保しながら体重管理できる。

食物アレルギーに配慮して、トウモロコシや大豆、小麦は不使用。代わりに玄米やパール大麦などを使っている。

980gのほかに、2.7kg、7.05kg、20kgサイズも展開中。体格や飼っている頭数に応じて、適切な容量を選ぼう。

機能総合栄養食
対象年齢成犬からシニア犬
主原料チキンミール、玄米、キビ、グレインソルガム、オート麦ほか
タイプドライフード
100gあたりのカロリー313~326 kcal
タンパク質21%以上
脂質6.5%以上
原産国アメリカ
その他---

わんこのおもい

ポンポンデリ

3980円/800g

こだわりの素材で、質と食いつきのよさを実現。アレルギーや腸内環境にも配慮

ヒューマングレード(ビール酵母除く)の素材を使った、小型犬想いのフード。食いつきがよくなるように、鰹節と鶏がらスープを加えている。

健康のカギを握る腸内環境に着目し、フェリカス菌やイヌリン、フラクトオリゴ糖などを配合。お腹に負担をかけずに、健康的な体をサポートする。

良質な動物性タンパク質を摂取できる、九州産の鶏肉を使用。アレルゲンになりやすい小麦やジャガイモなどはカットし、グルテンフリー仕様に仕上げてある。

機能総合栄養食
対象年齢成犬
主原料鶏肉(九州産)、玄米(日本産)、大麦(日本産)、鰹節(日本産)、ビール酵母(国内製造)ほか
タイプドライフード
100gあたりのカロリー351kcal
タンパク質21.3%以上
脂質9.2%以上
原産国日本
その他香料、着色料、保存料、酸化防止剤不使用、ヒューマングレード、グルテンフリー

サイエンスダイエット

サイエンスダイエット プロ 体重管理機能 小粒 1~6歳 チキン

3100円(Amazon)/1.5kg

食物繊維で愛犬がお腹いっぱいに。食欲をコントロールしてダイエットを助ける

ドッグフードに含まれる食物繊維の量を増やし、ワンちゃんがお腹いっぱいになりやすい設計を実現。脂肪分とカロリーを既成品より大幅にカットしているため、愛犬がたくさん食べても太りにくいといえそう。

ワンちゃんの健やかなダイエットを支援する、アミノ酸やビタミン、ミネラルを配合。抗酸化作用のあるビタミンCとビタミンEで、愛犬が健やかな生活を送る手助けをしてくれる。
チキンを主原料に採用し、高品質なタンパク質で筋肉の健康をサポート。摂取カロリーを抑えつつ、筋肉を維持しながら脂肪を減らせそう。

機能総合栄養食
対象年齢1歳~6歳の成犬
主原料チキン、大麦、トウモロコシ、小麦、エンドウマメブラン、コーングルテン、マイロ、セルロース、チキンエキス、植物性油脂ほか
タイプドライフード
100gあたりのカロリー299kcal
タンパク質25.3%
脂質8.4%
原産国アメリカ合衆国
その他着色料、香料不使用

ロイヤルカナン

ロイヤルカナン CCN ミニライト ウェイトケア(減量したい犬用 小型犬専用 成犬?高齢犬用)

4881円/2kg

小型犬の減量をサポートする設計。脂肪を木製品より大幅にカット

標準的なロイヤルカナンと比較して、約31%の脂肪カットをした設計。タンパク質の量を抑えていないため、愛犬の筋肉を維持しながらダイエットに取り組めそう。

低カロリーでもお腹を満たせるよう、豊富な食物繊維をバランスよく配合。お腹の調子を整えながら、体型維持をすることが期待できる。

800g、2kg、4kg、8kgの4種のラインナップで、お試し用に少量を購入することも可能。多頭飼育のご家庭にもおすすめ。

機能総合栄養食
対象年齢生後10カ月齢以上
主原料肉類(鶏、七面鳥)、コーン、植物性繊維、大麦、米、超高消化性植物性タンパク(消化率90%以上)、コーングルテン、動物性油脂、ビートパルプ、加水分解タンパク(鶏、七面鳥、豚)、コーンフラワー、魚油ほか
タイプドライフード
100gあたりのカロリー299kcal
タンパク質28%以上
脂質9%以上
原産国フランス
その他標準的な同社製品と比較して31%脂肪オフ(ロイヤルカナン調べ)

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4.低脂肪ドッグフードは子犬やシニア犬にあげても大丈夫?

低脂肪ドッグフードは、実は子犬には不向き。子犬に低脂肪ドッグフードをあげると、成長期に必要な栄養素が不足してしまう。獣医師の指示がある場合を除き、子犬には子犬用のドッグフードをあげよう。

一方、シニア犬は子犬や成犬より活動量や新陳代謝が落ちているため、低脂肪ドッグフードでもOK。ただし、極端な低脂肪フードに切り替えると必要な栄養素が不足するため、低脂肪ドッグフードのなかでもシニア用を選ぶのがおすすめ。

4-1.子犬に向いているドッグフードの特徴

子犬に向いているドッグフードは、成長に必要な栄養素(タンパク質、カルシウム、リン、マグネシウム、ビタミンCなど)が含まれているもの。また、小粒で食べやすいものがベター。
対象年齢が子犬用となっているドッグフードを選ぼう。

4-2.シニアに向いているドッグフードの特徴

シニア犬は活動量が減り新陳代謝も落ちるため、低脂質であると同時に、シニア期に適したカロリーであることが大切。低脂肪ドッグフードのなかでも、対象年齢がシニア用のものを選ぼう。
シニア犬は噛む力が弱くなるため、歯の状態に合わせて粒が固すぎないタイプを選ぶこともポイント。またシニア犬は食欲にばらつきがあり、嗅覚も衰えてくるため、嗜好性の高いものを時折混ぜて与えると食いつきがよくなるはず。

5.低脂肪ドッグフードは膵炎の犬に向いている?

低脂肪ドッグフードは病気の犬に適していることが多く、膵炎の犬にも向いている。膵炎には高脂血症が関係しているため、脂質を抑えた食事が予防する第一歩となる。
膵炎のほか、高脂血症、脂質異常症、腸リンパ管拡張症などの病気をかかえた犬にも、低脂肪ドッグフードが向いている。
病気を患っている場合は、飼い主の自己判断で低脂肪フードに切り替えるのではなく、獣医師の指示に従い低脂肪ドッグフードや療法食にするのがよい。

5-1.膵炎の犬に向いているドッグフードの特徴

犬の膵炎の主な原因は、おやつや人間の食事など脂肪分の高いものを大量に与えることや、肥満、遺伝など。脂肪分の多い食事を避けるために、乾物ベースで脂質が10%未満の低脂肪フードを選ぼう。

良質なタンパク質や炭水化物、オメガ3脂肪酸を含んでいることも、選ぶ際のポイントとなる。消化器への負担は膵炎の悪化につながり、良質なタンパク質や炭水化物は消化の負荷を和らげてくれる。また、オメガ3脂肪酸には炎症を緩和する働きがある。

さらに、脂質以外にも糖質が少ないものを選ぶのもポイント。糖質過多だと糖尿病のリスクが懸念されるため、併せて低糖質かどうかもチェックして。

6.低脂肪ドッグフードに関するQ&A

低脂肪ドッグフードを療法食として使用してもよい?

療法食とは、特定の病気や健康状態に合わせて栄養が調整されたペットフードのこと。低脂肪ドッグフードは、療法食として使用することができます。
ただし、獣医師の指導のもとで与えましょう。飼い主の自己判断で低脂肪ドッグフードを療法食として与えると、十分な栄養を摂取できなくなる可能性があります。

手作りの低脂肪ドッグフードを与えてもよい?

病気を治すために手作りのドッグフードを与えてもよいですが、その際は、必ず獣医師の指示に従いましょう。手作り食は、自分で作ることで素材などを把握できるため、安心安全な食事だと感じるかもしれません。しかし、犬にとって危険な食材を避けることや、栄養バランスや量を調整するなど、配慮すべき点が多くあります。

低脂肪のドッグフードを食べないときの対処法は?

愛犬がフードを食べないなら、食いつきがよい低脂肪ドッグフードに切り替えましょう。メーカーが商品のポイントとして食いつきのよさを挙げていることや、食いつきに関する口コミ評価が高いものを選ぶのがおすすめ。
例えば、犬にとって食欲をそそる香りの鰹節やチキン、サーモンなどが使用されていると、食いつきがよくなりやすいでしょう。
ほかには、フードを温めて嗜好性を高める、遊びながら食べさせてみるなど、与え方にひと工夫するのも一手です。

低脂肪のドッグフードを与えても愛犬が痩せない・・・

消費カロリー量には個体差があるため、ダイエット用低脂肪ドッグフードに表示された摂取目安量を守っていても、痩せないことがあります。愛犬の様子にあわせて、与える量を調整してみてください。
筋肉があって痩せたかどうかわかりにくいときもあるので、体重の増減だけではなく、BCS(ボディ・コンディション・スコア)や体の引き締まり具合も確認しましょう。BCSについて詳しく知りたい人は、こちらの記事もチェックしてください。
柴犬のダイエット方法を紹介!成功させるコツや運動方法を詳しく解説

また、消費カロリーと摂取カロリーが見合っていない場合もあるので、運動量との兼ね合いもしっかり見ることがポイントです。
ダイエットの効果は、低脂肪フードに変えてから2カ月後ぐらいにようやく出てきます。しばらくしても痩せない場合は、糖尿病などの病気が原因の場合もあるため、一度獣医師に相談してください。

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※記事は2023年12月1日(金)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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