「Olympic Agora」PC

オリンピックの貴重なコレクションや巨大アートの展示も!日本橋で世界初の「Olympic Agora」を開催

更新日:2021/07/15

東京2020大会にむけて、2021年7月1日(木)から8月15日(日)まで、日本橋エリアでは世界初の「Olympic Agora(オリンピック・アゴラ)」を開催中。「アゴラ」は古代ギリシャの公共空間のことで、期間中は「スポーツと文化の融合」をめざして、オリンピックにまつわる貴重なコレクションやアート作品の展示、期間限定カフェなどのプログラムが楽しめる。この機会に、オリンピックイヤーを満喫しよう。

(C) 2021 - IOC / Tomonari Sasaki – All rights reserved

スイスのオリンピック・ミュージアムから厳選コレクションが続々!「オリンピック・スピリット展」

トーチ展示
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夏季大会のすべての聖火トーチやメダルなど145点が集結

コレド室町テラスと室町三井ホール&カンファレンスで開催される「オリンピック・スピリット展」は、会場とオンラインの両方で鑑賞できる展覧会。入場は無料だけど、会場では感染症対策のため事前に予約したチケットが必要となる。

展示されるのは、7万5千点以上のオリンピックに関する品々を所蔵するスイスの「オリンピック・ミュージアム」から厳選された貴重なコレクションの数々。東京2020大会を含む夏季大会のすべての聖火トーチやメダルなど、145点が揃う。

会場内では、「歴史とシンボル」「アスリートが表現するオリンピック・バリュー」「オリンピズムの団結力」という3つのセクションに分けて紹介。それぞれの展示によって、オリンピックの特別な価値を再認識できる構成になっている。

ユニフォーム、メダル
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開会式を盛りあげた衣装や活躍を支えたユニフォームも

このほかに、ロサンゼルス1984大会の開会式でオール・アメリカン・マーチングバンドが着用したスーツなど、過去の開会式で使用された華やかな衣装の展示も行われる。

さらに、北京2008大会の200m決勝でウサイン・ボルトが着用したもの、レスリングの伊調馨選手が着用したものなど、著名アスリートのユニフォーム展示もあるので、その印象的な活躍とともに思い出して。

今大会らしい試みは、コロナ禍で五輪延期を余儀なくされたアスリートたちが、応援してくれる人々に向けて自らのプライベートなストーリーをシェアしたデジタルプログラム「#StrongerTogether」の展示。ここでしか出会えない彼らの素顔を見れば、親近感もぐっと高まるはず。

すべてのプログラムはバーチャルツアーでも参加できるから、観戦の前に見ておけば応援モードにもスイッチが入りそう。

エリア内各所では巨大メダルのモニュメントなどオリンピックにちなんだアート作品を展示

「TOKYO 2020 ビッグメダルモニュメント」
「TOKYO 2020 ビッグメダルモニュメント」 (C) 2021 - IOC / Tomonari Sasaki – All rights reserved

東京2020大会のビッグメダルや大規模な光のアートも

「オリンピック・アゴラ」が開催される日本橋の各エリアでは、さまざまなスポットにオリンピックをモチーフにしたアート作品が展示される。

福徳神社内にある福徳の森では、陸上競技のリレーから着想を得た戸鋪誠(とじきまこと)氏の大規模な光の彫刻が登場。また、コレド室町テラスの大屋根広場には、「表彰台の記憶」と題したカナダのマルチメディアスタジオ「モーメント・ファクトリー」による光のインスタレーションも現れる。

日本橋三井タワーのアトリウムに飾られた「TOKYO 2020 ビッグメダルモニュメント」は、東京2020大会のメダルのデザインがそのまま巨大なアート作品となったもの。その圧巻のビジュアルは、日本橋での待ち合わせ場所や記念撮影スポットとして、注目の存在に。

「オリンピアン・アーティスト・イン・レジデンス Norenプロジェクト」
「オリンピアン・アーティスト・イン・レジデンス Norenプロジェクト」 (C) 2021 - IOC / Tomonari Sasaki – All rights reserved

アスリートのアートな才能を発見!「Norenプロジェクト」

三越前駅の地下歩道では、「オリンピアン・アーティスト・イン・レジデンス Norenプロジェクト」を実施。

ここでは、スポーツのみならず、視覚芸術、音楽、写真、映画、文学、デザインなどの分野でも素晴らしい能力を発揮する、5人のオリンピアンと1人のパラリンピアンによるオリジナル作品の展示を行っている。

アーティストたちは、日本の暖簾(のれん)へのオマージュを込めて、それぞれの手法で「スポーツ」と「文化」をテーマにした「Noren(のれん)」を制作。地下歩道を歩きながら独自のスタイルを持ったのれんを見ることができるので、地下歩道を回遊してアートな散策を楽しんでみては。

祝祭の雰囲気にあふれた特別なカフェでオリンピックを味わう「アゴラ・カフェ」

「AGORA五大陸フードプレート」
「AGORA五大陸フードプレート」2980円 ほか (C) 2021 - IOC / Tomonari Sasaki – All rights reserved

期間限定!五大陸と日本の料理が奏でる味のハーモニー

日本橋三井タワーの2階にオープンする「アゴラ・カフェ」は、東京2020大会にあわせて実施される文化イベントの一部。店内の壁には歴代オリンピックのポスターがずらりと並んでいたり、オリンピックの歴史的な映像がビジョンで流れたり、スポーツの祝祭ともいうべき特別な空気感があふれている。

注目メニューは、期間ごとに内容が変わる「AGORA五大陸フードプレート」(2980円)。アジア、ヨーロッパ、アフリカ、南北アメリカ、オセアニアの五大陸が育んだ食文化に、和食を加えたプレートがいただける。

例えば、7月16日(金)から31日(土)限定のプレートは、タイの定番チャーハン「カオパットタイ」、ハンガリーの煮込み料理「グヤーシュ」などに日本の「けんちん汁」が。8月1日(日)から15日(日)限定のプレートには、ウクライナの「ボルシチ」、パナマのマリネ「セビーチェ」などと日本の「治部煮」を。

五大陸と日本が奏でる、オリンピックイヤーならではの味のハーモニーを舌の上で堪能して。

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イベントDATA

イベント名
Olympic Agora
開催場所
日本橋エリア
開催日程
2021/7/1(木)~8/15(日)
入場
無料
プログラム
■オリンピック・スピリット展
会場:コレド室町テラス/室町三井ホール&カンファレンス
開催時間:10:00~20:00
■TOKYO 2020 ビッグメダルモニュメント
会場:日本橋三井タワー/アトリウム
開催時間:7:00~20:00
■アゴラ・カフェ
会場:日本橋三井タワー/2階
開催時間:11:00~18:00   ほか
新型コロナウイルス感染症拡大防止対策
・サーキュレーターでの換気
・館内での滞留人数制限
・入口に赤外線サーモグラフィカメラを設置
・レジ・カウンター・席にパーテーションもしくはカーテンなどの間仕切り設置
・スタッフの検温実施、健康状態チェック、手洗い・うがい・消毒の徹底
※2021/7/14取材時点
ホームページ
Olympic Agora 公式ホームページ

WRITING/NAOKO YOSHIDA

※記事は2021年7月15日(木)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります