気になるおでこのしわの原因は?美容皮膚科医に聞いた治療法&セルフケア
顔の中でも目立ちやすく、老けた印象を与えてしまうおでこのしわ。紫外線や表情のくせなども大きな原因になるという。今回は、おでこのしわのケアや対策方法について、美容皮膚科「やさしい美容皮膚科・皮膚科秋葉原院」の宇井千穂先生に教えてもらった。
更新日:2021/05/11
おでこのしわとは?
おでこのしわってどんな状態?
紫外線のダメージや加齢、表情のくせなどによって弾力・ハリが低下した肌はしわが形成されやすい状態。特に額は顔全体の中でも面積が広いため、しわができると目立ちやすく、老けている、常に不機嫌そうに見えてしまうなどのデメリットも。
「額にできるしわは、前頭筋という筋肉が関連している、横に長く伸びるタイプのしわです。人によっては左右非対称に出たり、額の上部だけにしわが出たりする人も」(宇井先生)
おでこのしわができる原因
面積が広く、太陽にさらされる機会が多い額は、紫外線ダメージを受けやすい場所。そのため、UVケアを怠ったり、加齢が進んだりするとしわができやすい。
「額や眉間など表情のくせが原因で形成されるしわは、顔の中でもよく動く箇所にできやすいものです。また、眉を上げたり下げたり、目を大きく見開いたり細めたり・・・といった表情の動きもしわができる原因に」(宇井先生)
おでこのしわの対策・ケア・治療法
しわ対策テープを使う
最も手軽に取り入れられるしわのケア方法として知られているしわ対策テープ。ただし、一時的にしわを伸ばす効果しかない上、加齢によって形成されたしわを目立たなくする効果は低く、たるみを加速させてしまう可能性も。
照射を受ける
おすすめは高周波、超音波、美容レーザーなど。しわの種類や深さなど、医師は1人ひとりのしわの状態に合わせて最適なケア方法をチョイスしてくれるから、まずは相談してみよう。
おすすめは、熱作用によって真皮上層部のコラーゲンを活性化し、肌にハリをもたらす「ジェネシスレーザー」。肌の再生を促す効果があり、定期的に行うことで症状の改善が期待できる。
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水光注射を受ける
1gで6リットルもの保水力があるといわれるヒアルロン酸の注入は、しわを目立たなくするのに効果的な方法。中でもおすすめは、9本の極細針を使って真皮の浅い層へダイレクトに届ける「水光注射」。肌の再生やコラーゲン増生を促す効果があり、ツヤやハリを取り戻してくれる。
おでこのしわの予防
紫外線ケア・UV対策を徹底する
紫外線は、肌の老化を進行させるほか、しみやしわ、たるみを引き起こすなどさまざまな肌トラブルの原因になるため、予防には1年を通した紫外線対策が重要。日焼け止めだけでなく、帽子や日傘を活用するなどUVケアを怠らないように心がけて。
乳液やクリームなどのスキンケアで保湿をする
肌を乾燥させると、さらにしわが多くなったり深くなったりしてしまうので、たっぷりの水分と栄養を与えるようにして。化粧水だけではなく、重ね塗りのできる乳液やクリームを使用して、お肌のうるおいを逃がさないように心がけよう。乾燥が特にひどいと感じる部分は、保湿の回数を多くしてみて。
刺激を与えない
洗顔後に強くタオルでこするなどの刺激は極力避けたいところ。また、洗いすぎると肌のバリア機能が損なわれてしまうため、洗顔料をしっかり泡立ててから優しく洗うことを心がけて。洗浄力が強いクレンジング剤を使い続けることで、必要な皮脂まで落している可能性もあるため、洗った後に顔がつっぱると感じる場合は、今の洗顔料を見直したほうがいいかも。
表情のくせを意識する
残念ながら、すでにできてしまったしわを完全になくすことは難しいけれど、眉毛や目の動かし方など、表情に気を付けるだけでも、これからできるしわの予防や、これ以上深くなるのを防ぐことができる。
おでこのしわにまつわるQ&A
年齢が若くてもおでこのしわはできますか?
加齢だけでなく、紫外線や乾燥、日常的な表情のくせもおでこにしわができる原因に。若くてもおでこのしわが気になるなと感じたら、早めのケアをおすすめします。
お話をお伺いしたのは、医師・宇井千穂さん
準ミス日本受賞・客室乗務員を経て美容皮膚科医に。2019年に「やさしい美容皮膚科・皮フ科秋葉原院」を開院。アトピー性皮膚炎や肌の弱い人も安心して受診できるオーダーメイドの治療を提案する。
WRITING/MINORI KASAI、ILLUSTRATION/HARUKA OSHIMA