保健室トップへ

Q.ストレスのせい?歯ぎしりの原因と対策を教えて!

更新日:2020/09/03

人に相談しにくいデリケートなお悩みについて、医師や歯科医など専門家からの的確なアドバイスを聞いていく「夜の保健室」。今回は歯ぎしりの原因と対策について、臨床心理士の山本さんにメンタルヘルスの観点から教えてもらいました。

ストレスのせい?歯ぎしりの原因と対策を教えて!

歯ぎしりの原因は、じつはまだ解明されていないそう。睡眠の質を下げる飲酒などの生活習慣や、遺伝的な要因、ストレスなどさまざまな要因が関与しているといわれている。けれど、日中の精神的な緊張が抜けず、寝ている間も交感神経が充分に休まっていない状態にあるというのは概して間違いなさそう。

歯ぎしりに気が付いたら、入浴やストレッチ、音楽などで寝る前にリラックスしたひとときを過ごすようにして。日中のストレスを忘れて、心身ともにほっとする時間をつくることが大切。リラクゼーションを心がけても歯ぎしりがやまない場合は、心身に抱えているストレスがかなり大きくなっている可能性も。一度医療機関や心理相談室に相談してみよう。

物理的には、寝ているときにマウスピースを装着することで歯ぎしりの音や歯への負担を軽減することができる。マウスピースはネット通販などでも手に入るけれど、気になる人は歯科医院で作成するのもおすすめ。

教えてくれた人

山本貢司さん

田園調布カウンセリングオフィス所長。臨床心理士、公認心理師。銀行を退職後、横浜国立大学大学院にて臨床心理学を修め、脳神経外科・心療内科にて心理カウンセリングを担当する。2007年に臨床心理士を取得。脳神経外科・心療内科の非常勤として数年間勤務した後、2013年に田園調布カウンセリングオフィスを開設。心理学専門書の翻訳協力多数。

【特集】プチ不調や身体の悩みを解消!すこやかなココロとカラダへ

毎日がんばる働く女性にプチ不調や悩みはつきもの。そこでみんなが気になる健康法やグッズ、食材やドリンク、悩みの解決法やメカニズム、取り入れたい習慣などを専門家やプロのお話しとともにご紹介。自分のココロとカラダに向き合って、健やかに私らしく。オズモールはそんな“働く女性の保健室”のような存在をめざします

こちらもおすすめ。ヘルスケアNEWS&TOPICS

WRITING/ATSUKO HABU

※記事は2020年9月3日(木)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります