水の巡りを整えて、顔のむくみを解消するツボとは?
むくみに悩む女性は多いけれど、特に朝メイクをするときに、顔が膨張していたり、まぶたがはれぼったくなっていたりすると、憂うつな気分になるもの。
「むくみは体内に余分な水分がたまっている状態なので、水の巡りを整える『太陽(たいよう)』というツボがおすすめです。頭部の血行もよくするので、頬のたるみケアにも役立ちます」(成田さん)
「太陽」は、左右の眉尻と目尻を結ぶ線の中間から、指1本分後ろにあるくぼみ。両手の親指か中指を「太陽」に当て、小さな円を描くようにもんで。はじめは軽めの力にして、徐々に力を入れていこう。1回3秒を6~10回繰り返す。
くすみやシミが気になるときは、ツボ刺激で血流アップ
見た目の若さを象徴する代表が、肌の透明感。逆にくすみやシミ、目の下のクマがあると、一気に老け顔になってしまうもの。
「くすみやシミ、目の下のクマに悩んでいる人は、肌の血流が悪くなっているかもしれません。『四白(しはく)』というツボは、血流をよくして肌の透明感を引き出します」(成田さん)
「四白」は、黒目の中央から親指の幅1本分下にあるくぼみ。両手の人差し指か中指を「四白」に当て、左右同時に「ゆっくり押し、ゆっくり離す」を繰り返して。1回3秒を6~10回刺激しよう。
ストレスによる敏感肌には、気の巡りをよくするツボ刺激が◎
ちょっとした刺激で肌がかゆくなったり、ブツブツができたり、肌が敏感になっているときはない?
「肌トラブルが起こりやすいときは、気(=エネルギー)や血(=血液)の巡りが悪くなっている可能性があります。気や血の巡りはストレスによって悪くなるので、気分転換などによってストレスを解消することが大切です。また、気の巡りをスムーズにする『百会(ひゃくえ)』というツボを刺激するのもおすすめです」(成田さん)
「百会」は頭頂部のほぼ中央にあるツボで、両耳の上から頭頂部に向かってまっすぐのばした線と眉間の中央から頭頂部に向かってのばした線が交わる部分にある。両手の中指を重ねて百会に当て、まっすぐ下に向かって6秒間押して。6~10回繰り返す。
成田さんによると、顔を刺激するときには、次の点に注意するといいそう。
「顔は皮膚が薄いので、力を強く入れすぎないように指の腹で刺激して。グリグリと皮膚を回すと刺激になるので、軽くマッサージする程度の強さにおさえましょう(成田さん)
顔ツボ刺激は簡単にできるので、朝のメイク前や夜の洗顔後などに、スキンケアとともに実践してみて。
教えてくれた人
成田かおるさん
漢方ビューティブランド「カガエ カンポウ ブティック日本橋髙島屋S.C.店」店長、漢方カウンセラー。同店にて、漢方薬からハーブティ、スキンケア、アロマまで、からだの内外からのトータルビューティケアを提案している。店舗は東京(上野・日本橋)、仙台、名古屋、京都で展開し、商品は銀座ロフトでも取り扱い中。
【特集】私の肌、この先大丈夫?悩み別スキンケアガイド
私の肌、このままのスキンケアで大丈夫?この肌悩みにあったアイテムは?など、スキンケアの基本を専門家に教えてもらいます。自分の隠れた肌悩みがわかる診断テストも。
カラダの内側と外側、両面からしっかりケアして、健やかな肌を手に入れよう。
【特集】プチ不調や身体の悩みを解消!すこやかなココロとカラダへ
毎日がんばる働く女性にプチ不調や悩みはつきもの。そこでみんなが気になる健康法やグッズ、食材やドリンク、悩みの解決法やメカニズム、取り入れたい習慣などを専門家やプロのお話しとともにご紹介。自分のココロとカラダに向き合って、健やかに私らしく。オズモールはそんな“働く女性の保健室”のような存在をめざします
こちらもおすすめ。ヘルスケアNEWS&TOPICS
WRITING/AKIKO NAKADERA