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Q.デリケートゾーンのニオイの原因は?普段のケアはどうすべき?

更新日:2020/09/03

人に相談しにくいデリケートなお悩みについて、医師や歯科医など専門家からの的確なアドバイスを聞いていく「夜の保健室」。今回はデリケートゾーンのニオイの原因について、婦人科の先生に聞いてみました。

デリケートゾーンのニオイの原因は?普段のケアはどうすべき?

「デリケートゾーンのニオイの原因として対策が必要なのは、主に外陰部です」と、婦人科医の中村先生。おりもの自体は、菌を殺菌するために酸性になっており、酸っぱいようなニオイがするのは普通のことだそう。外陰部は汗をかきやすく、ナプキンやおりものシートで蒸れやすい部分。また、女性の外陰部は構造上、汚れがたまりやすいので、きちんと洗えていないと気になるニオイの原因に。普段から外陰部をお湯(シャワー)で洗い清潔に保つように心がけて。デリケートゾーン専用のソープを使用するのもOK。

ちなみに外陰部というのは、恥丘(Vラインのふくらみの部分)、大陰唇(Iラインのキワのふにふにした感触の部分)、大陰唇の内側にある左右一対の小陰唇などで構成されている部分のこと。お手入れの際は、クリトリスのキワや、小陰唇の手前のくぼみのライン、肛門の周りを丁寧に洗おう。ただし、くれぐれも膣内まで洗浄しないように気をつけて! 膣内まで洗浄してしまうと、膣内環境を良好に保つ菌が減ってしまい、細菌性腟症の原因に。

教えてくれた人

中村はるねさん

銀座に婦人科クリニックを開業して20年以上。丁寧な診察はもちろん、患者の小さな不安にも寄り添い応えてくれる。クリニックには毎週火曜日と第4土曜日は東西洋の漢方医がおり、漢方処方なども可能で、1人ひとりに合った提案をしてくれるのが魅力。

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WRITING/ATSUKO HABU

※記事は2020年9月3日(木)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります