スリムな人も要注意!?お尻の下はたるみやすく、スタイルを崩す原因に
「どんなにきれいなモデルさんでも、お尻の下やわきの下は、年齢とともに必ずたるんできます。体重に関係なく、細い人も同じなんですよ」と金子さん。自身も35、36歳のころからお尻の下あたりが気になるようになり、ケアをするようになったそう。
「特に日本人は、お尻の下の部分にメリハリがない人が多いんです。脚との境目にあたる部分ですが、ここのお肉が下がってきて境目があいまいになると、お尻だけでなく脚も短く見えてしまいます」(金子さん)。
逆に、このお尻の下の部分をシェイプアップすると、お尻がキュッと上がって見えるほか、脚が長く見える効果も。「特にダイエットをせずに体重をキープしている人でも、この部分は要注意なので、気遣ってみてほしいですね。何もしないとどんどんたるんでいくので、覚えておくといいと思いますよ」(金子さん)
オフィスでもキッチンでもOK!「ながら」でできる簡単エクササイズでヒップアップ
では、どうしたらお尻をシェイプアップできるの?
「ながらでもできる簡単な動作で鍛えられるので、ちょっとしたエクササイズを日常に加えてみるのはどうでしょう」と金子さん。金子さんおすすめのかんたんエクササイズを紹介してくれた。
【お尻の下シェイプに効く!かんたんエクササイズ】
(1)壁に右手をつき、左脚を斜め後ろに向かって、突き出すように上げる。上体はまっすぐなままで傾かないように注意。このとき、ひざを軽く曲げるようにするとより効果UP。そのまま5~10回ほど繰り返す
(2)今度は左手を壁につき、右脚を同様に斜め後ろに上げる。お尻の下の筋肉を意識しながら行ったほうが効果が上がりやすい。右脚も同様に5~10回
オフィスで立ったついでになど、どこででもできそうな手軽さが魅力。「さあやろう、となると大変なので、気付いたときにできるような、自分に合った手軽なエクササイズをクセにしていくのがおすすめです。ラクなものでいいので、とにかく続けることが、体形維持には肝心です」(金子さん)。
お尻はセルライトもできやすいゾーン!お手軽マッサージでなめらかな美尻に
ほかにもお尻ケアでできることは?
「お尻は冷えてセルライトができやすい部分でもあるので、マッサージも効果的です。毎日でなくても、週1などでもいいのでたまにケアしてあげると、よりお尻の下の部分が垂れにくくなり、なめらかになります」と金子さん。手軽なヒップマッサージの方法を金子さんが教えてくれた。
【自宅で簡単にできるヒップマッサージ】
(1)気になる人はセルライト用スリミングコスメ(無い人はボディクリームやジェルなど手が滑らかに動きやすいもの)をヒップ全体に塗る
(2)お尻の下の肉を指でギュッとつまんで上げ、パッと離す。リズミカルに、お尻全体の縁から上ももまで行う
(3)こぶしの指の部分で、お尻の下のほうを上下させるようにゴリゴリ押して、頑固なセルライトを押しつぶす。少々痛いくらいやったほうが効果的。ローラーがある人はそれを使ってもOK
(4)最後に両手で下からお尻をギューッと持ち上げ、そのまま30秒キープ
「簡単ですが、たまにでも継続して行えば、体はどんどん変わりますよ。このほかにも、座り方に気を付けるだけでも、効果はあります。椅子に座るときに、両手でお尻を上に持ち上げて、そのままギリギリまで手を放さずに座るのもおすすめ。お尻を持ち上げるようにして座るだけですが、続けていけばかなりヒップアップできると思いますよ」(金子さん)。
教えてくれた人
金子エミさん
1991年のモデルスタートからコマーシャル100本以上、雑誌出演数百本を超える日本を代表するパーツモデル。48歳になる今も現役モデルとして活躍。独自のケア方法に注目が集まり、パーツ美容研究家・パーツモデル業・二児の母・事業と1人4役をこなす。2016年11月、ダウン症の長男カイト君の世界水泳挑戦と、これまでの子育てを描いたコミックエッセイ「世界は君のもの~美容家ママとダウン症カイトの世界水泳奮闘記~」(オレンジページ)を出版、注目を集める。著書に『女優脚のつくり方』『No.1パーツモデル金子エミが教える~家事をしながらエステ』(ともにワニブックス)など多数。
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WRITING/HIROKO KUROKI