健やかな心と身体には、毎日の生活習慣が大きく影響します。健康的で充実した毎日には、食事・運動・睡眠の3つが必須。働く女性たちが身体と向き合うための街の保健室としてスタートした「まるのうち保健室」に、食事についての基礎知識を教えてもらいました。
エネルギー不足で5歳老ける!?きちんと朝食を摂るべき理由とは
「まるのうち保健室」の調査によると、働く女性の平均摂取エネルギーは1488kcal(※1)と、20~30代女性のエネルギー必要量2000kcal(※2)を大きく下回っているという結果に。エネルギー不足によって知らず知らずにカロリー制限状態になってしまうと、基礎代謝が低下し、筋肉は5歳分老けてしまうと言われているんだとか。
また「朝を食べるなら1分でも長く寝ていたい」「帰宅時間が遅く夜遅い時間に食べてしまうためお腹が空かない」などの理由で、朝食を食べない日があるという人が約30%に。朝食を抜いてしまうとカロリーが大幅ダウンするだけでなく、昼食の食後の血糖値が必要以上に上がってしまい、肥満や老化のリスクが上昇。さらに、自律神経やホルモンバランスを整え、体温を高める働きもあるという朝食。しっかりと摂る習慣を身につけたい。
※1 2016年度「まるのうち保健室」による働く女性352名の調査
※2 活動量レベルをII(座り仕事が中心)とした場合
人の身体の主な材料である“たんぱく質”足りてる?
人間の身体で作り出せないアミノ酸を「必須アミノ酸」と言い、たんぱく質はそんな必須アミノ酸の供給源。1日に体重1kgあたり約1gの摂取が望ましいとされているそう。そんな大切なたんぱく質の摂取状況を「まるのうち保健室」が調査したところ、なんと約87%(※3)の女性が不足していたんだとか。
さらに、肉・魚・卵・大豆製品などたんぱく質が豊富な食材は、女性が不足させやすい鉄分や亜鉛など、多くのビタミン・ミネラルも同時に含んでいる。パンや麺など主食だけで食事を済ませず、しっかりと毎食たんぱく質をチャージする習慣を身につけることが重要。
※3 2016年度「まるのうち保健室」による働く女性352名の調査。エネルギー必要量の16.5%をたんぱく質で摂取することを条件とする
必要なのはおやつ革命!おやつで栄養をチャージしよう
また、必要エネルギーが大幅に不足している一方で、摂っているエネルギーの約15%(※4)がお酒・スイーツ類・菓子パンなどのエンプティカロリーという結果に。オフィスにいる時間が長い人ほど甘いものを多く摂りがちになってしまっているよう。
オフィスに甘いものが置いてあるとついつい食べたくなってしまう・・・なんて経験はみなさんにもあるはず。おやつを我慢するのではなく、いつものお菓子をドライフルーツやヨーグルト、スープに変えるなど、不足しがちな栄養素をチャージする工夫をしてみては。
※4 2014年度「まるのうち保健室」による働く女性749名の調査
まるのうち保健室って?
「まるのうち保健室」は働く女性の声のニーズから生まれた自分のからだと向き合う場所です。理想の未来をかなえるには、“ 健康的なからだとこころ” があってこそ。思いのほか、一生のうちに女性のからだに起こる変化はドラマチックです。
美しく健康で働き続けるために、未来の疾病リスクを学び、自分のからだの声を聞くことで、食事や健康を選択する自分なりの“ ものさし” を持つことが大切だと考えています。あなたに未来に役立つ“ 学び” や“ 気づき” がひとつでもここから得られますように。それがわたしたちの願いです。
「まるのうち保健室」の中で得られた働く女性たちのリアルな声は、Will Conscious Marunouchi プロジェクトを通じ、より働きやすい環境づくりや街づくり、新たなサービスの開発などにつなげていきます。
【特集】プチ不調や身体の悩みを解消!すこやかなココロとカラダへ
毎日がんばる働く女性にプチ不調や悩みはつきもの。そこでみんなが気になる健康法やグッズ、食材やドリンク、悩みの解決法やメカニズム、取り入れたい習慣などを専門家やプロのお話しとともにご紹介。自分のココロとカラダに向き合って、健やかに私らしく。オズモールはそんな“働く女性の保健室”のような存在をめざします