「もったいない」をかわいく、おいしく。アップサイクルで作られたシロップが誕生

更新日:2023/10/16

「LEVEL UPcycle syrup (レベルアップサイクルシロップ)」はオズモールのレシピページでも人気の「CRAZY KITCHEN」が開発したシロップ。これまでにもフードロス削減を意識したレシピの開発や、ケータリングにもサステナブルなメニューを取り入れてきた「CRAZY KITCHEN」が着目したのは、通常は廃棄されてしまうフルーツの果皮など。おいしくて環境にも優しいシロップ、ぜひチェックしてみて。

捨てられるはずだった梅酢やシトラスピールをアップサイクル!

「LEVEL UPcycle syrup」の材料に使われているのは、梅干しを作るときに大量に出る「梅酢」や、ジュースやゼリーを加工するときに出るレモンやみかんなどのシトラスピール(果皮)。どちらも、豊かな香りや風味が楽しめる素材ではあるものの、ほとんどが廃棄されてしまうのだとか。

「CRAZY KITCHEN」の代表取締役社長・土屋杏理さんは、ケータリングとしてサステナブルな食材のメニューをお届けする中で、食事に合わせるドリンクも同じくサステナブルなものにしたいと考えていたそう。
もったいない食材をなんとかできないか・・・という思いのもと、開発研究をしていた菊地妙子さんは、バーで飲むおいしいお酒には苦みと香りがあることや、インド料理のアチャール(インド風漬物)の味付けにスパイスとシトラスピールが使われたりしていることなどからヒントを得たそう。

試行錯誤の結果、1年以上かけて2種類の味わいのシロップが誕生。お酒を飲めない人も飲める人も分け隔てなく楽しめる、ちょっと贅沢なご褒美感のある仕上がりに。口に入れた瞬間に芳醇な香りや濃厚な味わいが広がるシロップは、さまざまな楽しみ方ができそう。

梅酢×ミントの組み合わせがすっきり爽やかな「“キュンと”うめ酢&ミントシロップ」

梅のフルーティさが際立つ「“キュンと”うめ酢&ミントシロップ」は、和歌山県産の梅からできる梅酢を使用。そのままでは塩辛いけれど、広島県産のレモンピール、ミントを組み合わせることで塩分が抑えられ、爽やかな味わいに。コロコロとしたレモンピールの食感も楽しい。

おすすめの飲み方は、シロップ1:白ワイン10の割合で割る「サングリア」や、シロップ1:ビール10で割る「ビアカクテル」。シロップ1:ソーダ4で割れば、スポーツやサウナ後の塩分補給にも◎。ヨーグルト飲料と割ってラッシー風にも。

ほろ苦いシトラスとスパイスの複雑味がビターな「“とろりン”シトラスピール&スパイス シロップ」

広島県産レモン、有田みかんの果皮にカルダモン、コリアンダー、シナモンなどのスパイス、みかん果汁、ショウガ汁などを合わせた「“とろりン”シトラスピール&スパイス シロップ」は大人の味わい。
シトラスピールならではのほろ苦さに、さまざまなスパイスのビターな香りが加わり、リッチで濃厚なおいしさ!

シンプルにソーダやビールで割るほか、シロップ1:焼酎1:ソーダ5で割ってサワーにしてもおいしい。リンゴジュースとの相性も良く、1:8で割ると大人のアップルモクテルに。

2種類のシロップを編集部がお試ししてみました

まずこのビジュアルにハートを撃ち抜かれます。レトロなボトルやクラフト感のあるラベルなど、デザインがかわいいとおうち時間が楽しくなります。

梅酢&ミントシロップは、梅酢のほんのりとした甘酸っぱさが口に広がります。後味はすっとミントの爽やかな香りがして、全体的にふんわりやさしい味わい。
こちらはシンプルにソーダ割がおすすめ。お酒をプラスするならウォッカや焼酎など、あまりクセが強くないものが合いそう。お湯割りにしてもおいしかったのですが、もしかしたらお茶割もアリかと思います。

シトラス&スパイスシロップのほうは、スパイスやピールがたくさん入っているのが目に見えます。底にたっぷり溜まっているので、入れる前にはよく振って。
味はかなりガツンとスパイシーで、これはビール割が合う! ビールとジンジャーエールを割って作るカクテル「シャンディガフ」のクラフト版という感じで、ちょっとシロップ濃いめくらいがおすすめです。

LEVEL UPcycle syrup

■“キュンと” うめ酢&ミントシロップ
容量:200ml
価格:1620円
■“とろりン” シトラスピール&スパイスシロップ
容量:150ml
価格:1620円

WRITING/MINORI KASAI

※記事は2023年10月16日(月)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります