わたしの偏愛グルメ・パクチー編 vol.1

【第2・第4土曜日21:00更新】
唯一無二の個性を放つのに、世界各国のさまざまな料理と相性抜群。そんな素晴らしい食材パクチーを愛してやまない編集部が、夜な夜な食べ歩いて見つけた“パクチー愛”にあふれるお店をご紹介します。

更新日:2016/07/09

パクチストが夜な夜な集まる聖地「パクチーハウス東京」

paxihouse

パクチーファンなら知っていて当然! 日本初のパクチー料理専門店がこちら。2007年のオープン当時は「パクチー専門店なんて絶対うまくいかない」と多くの反対があったそう。しかし、旅好きのオーナー佐谷さんはあきらめなかった。「世界中で愛されている食材・パクチーは、日本でも絶対受け入れられるはず」と自身の経験を信じてお店をスタート。当時からパクチー大好きだったわたし。「パクチーハウス東京」オープンのニュースに、大感激したのを今でも大変よく覚えています・・・。全メニューにパクチーが入ったパクチー尽くしの同店は、今も連日超満員。パクチストの聖地となっている。

まさにパクチードリーム。ALLパクチーの天ぷら

行ったらまず食べて欲しいのがこの「パク天」。葉っぱから茎、根っこまでパクチーのすべてを使い、他の具材は一切入っていない。利益一辺倒ではなくポリシーを持っている農家さんから直接仕入れているという、こだわりのパクチーを余すところなくいただけちゃいます。なんていう贅沢!

生で食べることが多いパクチーだけど、油との相性も抜群。サクサクの衣の奥から、ちらりとのぞくパクチーの上品な味わい・・・。最高すぎます。

毎回ついつい頼んでしまう、このパクチーファンの夢を具現化したような天ぷら。いつかまるごと独り占めで食べたいです。

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オリジナルのパク塩をつけていただこう。「パク天」852円

乾杯ビールの次は、パクチーモヒートを

ミントの代わりにパクチーを使って作るモヒート=パクチーモヒート。いまやタイ料理屋さんなどでも飲めるようになってきましたが、ここが発祥の地というウワサ! パクチーを愛するひとりとして、斬新な使い方を広めてくださったこのお店には感謝してもしきれません。

ミントにも負けない、独特の香りを持つパクチー。ラム酒×シロップとも見事なハーモニーを奏でてくれます。モヒートの持つ清涼感はそのままなので、喉が渇くこれからの時期にもピッタリ。

世界各地のビールが揃うこちらのお店。乾杯はまず旅行気分でビールを楽しみ、2杯目からは「パクチーもヒートアップ!」などのパクテルにトライして。

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1度飲んだらやみつきになること間違いなし。「パクチーもヒートアップ!」961円

こちらも抑えておきたい!オーナー佐谷さんイチオシの「ヤンパク」

なんとお店がオープンする5年以上前から佐谷さん自身が作っていたという思い入れのある料理「ヤンパク」。オープン当初からの定番メニューで、今でも人気No.1のメニューなんだそう。中国の家庭料理を元にアレンジし、メニューの“ヤン”は中国語の羊から。

本場中国ではクミンが効いた味わいが定番だけど、こちらのお店ではパク塩、コショウ、コリアンダーシードのみでシンプルに。こだわりのパクチーの味を存分に楽しんでもらうための味付けなのだとか。深いパクチー愛に感服です。

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ラム肉の下にはパクチーがたっぷり!「ヤンパク」961円

あふれでるパクチー愛は、値付けにも。メニューに表記される価格(税抜き)は、789円や890円と89=パクにこだわっている。

さらに“追パク”=追加のパクチー無料というパクチストには嬉しすぎるシステムも。追加パクチーの量は、追パクを頼む声の大きさで決まるから恥ずかしがらずに大きな声でお願いしたい。

そんな茶目っ気たっぷりなこちらのお店のテーマは、交流する飲食店。相席が基本となっているので、会社帰りにふらりとパクチー仲間を探しに行くのもオススメですよ。

パクチーハウス東京

paxihouse

TEL. 03-6310-0355
東京都世田谷区経堂1-25-18 2F
営業時間:18:00~23:00(LO22:00)
定休日:無休
席数:35席
平均予算:4000円
アクセス:経堂駅より徒歩4分
カード使用不可 予約可
完全禁煙

WRITING/CHIKA SATO PHOTO/KAZUHITO MIURA

※記事は2016年7月9日(土)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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