壮大な雪景色に会いに。「ひがし北海道エクスプレスバスツアー」でめぐる、今しかできない旅

ひがし北海道エクスプレスバスツアー

湖上に中島が浮かぶ、道内で2番目に大きな「屈斜路湖」

都会では決して見られない冬の絶景に出会いたい! そんな人へイチオシの旅先が、北海道の中でも絶景スポットが多いことで知られる“ひがし北海道”。今回紹介するのは、国土交通省「交通・観光連携型事業」の支援を利用しおトクな料金で楽しめるルートを含んだ、全9つのバスツアー。公共交通機関では行けない絶景スポットやキタキツネに会える牧場など、ワクワクのバスツアーで感動の冬旅を。

更新日:2024/02/06

例年1月下旬から3月上旬頃まで眼下に流氷が迫る、網走の人気スポット「能取岬(のとろみさき)」

冬感満点の絶景穴場スポットへ! 観光支援で料金もおトクな、とっておきのバスツアーが誕生

まだあまり知られていない、たくさんの絶景スポットが点在する釧路・網走・知床・北見などに代表される道東エリア。公共交通機関を利用した移動が難しかったり、レンタカーで雪道を走るのは不安だったり、そんな理由から訪れることを諦める人も少なくないよう。そこでおすすめなのが、真冬の道東の観光地をめぐる期間限定のバスツアー「ひがし北海道エクスプレスバス」。

ツアーのルートは全部で9つあり、訪れるスポットや楽しみ方もさまざま。厳しい雪道で行くことすら難しい冬の絶景スポットを、気軽にめぐることができるのが魅力。今回はその中から、国土交通省「交通・観光連携型事業」の支援を利用し、おトクな料金で楽しめる4つのバスツアーをピックアップしてご紹介。

神の湖・摩周湖などの絶景に、雪原を歩く氷平線ミニウォーク。【釧路?知床】の2つのバスツアー

絶景を求めて参加したいのが、道東エリアを代表する釧路と知床の絶景スポットをめぐるバスツアー「4号」。「摩周湖第一展望台」から、真っ白に雪化粧した山々に囲まれ、アイヌ語で「カムイトー」(神の湖)と呼ばれる摩周湖を一望できる。また日本最大のカルデラ湖である屈斜路湖(くっしゃろこ)を見渡す「美幌峠(びほろとうげ)」からの眺めも息をのむ美しさ。澄んだ空気の中に広がる雄大な風景に心が洗われるよう。

同じく釧路と知床を結ぶバスツアー「5号」では「摩周湖第一展望台」に加えて、氷平線ウォークで有名な「野付半島ネイチャーセンター」へ。氷平線ミニウォーク、氷平線ソリツアーなど、冬だけの貴重なアクティビティが体験できる。見渡す限りの氷の平原で、遠近法を利用したユニークなトリック写真を狙おう。

道内でもっとも美しいとも評される「摩周湖」。冬は半結氷になることも
もふもふ冬毛のキタキツネたちに出会える「北きつね牧場」

【北見?網走】のバスツアーでは、流氷クルーズやキタキツネたちが暮らす牧場へ

北見と網走をめぐるバスツアー「8号」では、「流氷砕氷船おーろら」での流氷クルーズが楽しめる。流氷を豪快に割って進む、まさにこの時期にしか味わえないスリル満点の乗船体験を。運がよければ流氷の上に寝転ぶアザラシを見ることも! さらに「博物館網走監獄」、または網走を見下ろす「天都山」と流氷が迫る「能取岬(のとろみさき)」のいずれかを選んで見学。

同じく北見と網走をめぐるバスツアー「9号」では、キタキツネとエゾタヌキが放し飼いエリアで一緒に暮らす「北きつね牧場」を訪れる。もふもふの冬毛をまとって気ままに過ごす、愛らしい姿に癒されて。ほかに凍った川の下を魚たちが泳ぐ世界初の水槽など、寒い地域ならではの展示が楽しい「北の大地の水族館(山の水族館)」、北海道の広大さを体感できる一本道「感動の径」にも寄り道。

流氷を割って進む大迫力の「流氷砕氷船おーろら」

北海道の冬旅を満喫!9つのルートから選べる「ひがし北海道エクスプレスバス」ツアー

冬の北海道でしか出会えない絶景が待つ、ひがし北海道をめぐるエクスプレスバスツアー。国土交通省「交通・観光連携型事業」の支援を利用しおトクな料金を実現した4つのルート「4号」「5号」「8号」「9号」を含む多彩な9つのルートが、2024年3月3日(日)まで運行中(一部、便により異なる)。アクセス面で厳しかった、真冬の北海道旅行へのハードルがぐっと低くなりそう。

家族や友人とはもちろん、おひとりさまの参加も大歓迎。駅やホテル、空港などから乗車・降車できる便も多いから、北海道旅の楽しみをひとつプラスしては。きっと忘れられない、とびきりの絶景に会いに行こう。

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WRITING/EMIKO OKAZAKI

※記事は2024年2月6日(火)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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