京都旅の新定番スポットが梅小路エリアに誕生。4月に京都市中央市場に見学エリアがニューオープン!

京都市中央市場

画像提供:丹青社 撮影:マツキ ヒロシ

美食の街・京都。その食を支え続ける創業95年の京都市中央市場がこの春リニューアルして、2023年4月よりなんと市場見学が可能に! 手に汗握る大迫力のせりを見学できるほか、市場内を行き来する小型運搬車・モートラの試乗体験などもできる。また市場のある梅小路は話題の新スポットが続々誕生している、京都で今もっとも熱いエリア。今度の京都旅は、歴史と新しい感性が入り混じる梅小路エリアを遊び尽くそう。

更新日:2023/04/13

京都の食の台所・歴史ある中央市場で大迫力のせりを見学しよう

梅小路京都西駅より徒歩4分の京都市中央市場。ニューオープンの見学エリアの開所時間は5:00?17:00、水曜はお休み(祝日・年末年始を除く)。入場は無料、予約不要なので気軽に訪れたい 画像提供:丹青社 撮影:マツキ ヒロシ

緊迫感あふれるせりの見学ほか
おいしい京グルメの秘密が満載

1927年に日本初の中央市場として開設され、今年で95周年を迎える京都市中央市場。まさに京都の食を支えてきたこの場所がこの春リニューアルして、歴史上初となる見学エリアがオープン! いちばんの目当てにしたいのは、臨場感あふれるせり。国内外から集められた新鮮な青果や水産物に次々に価格が付けられていく緊迫感あふれる様子を、2Fの見学専用エリアから間近に見学できる。

そのほか見学エリアには“市場の秘密”が一目瞭然の貴重な展示がたくさんで、アミューズメント感覚で楽しめる。実はこちらの市場、京都駅からわずかひと駅先の「梅小路京都西駅」にあるので、気軽に立ち寄れるのもおすすめの理由。これは東京の食を長年支えてきた築地市場が銀座のお隣だったことに似ているのかも。ぜひ訪れて、京都の食を担ってきた市場の役割を体感してみて。

上/迫力満点のマグロと記念撮影できるフォトスポット 左下/市場内の映像と音響を楽しみながらモートラの試乗体験を 右下/市場に集まる水産物と産地などのパネル展示も 画像提供:丹青社 撮影:マツキ ヒロシ

マグロとの記念撮影も!?京都食べ歩きが
もっと楽しくなる市場見学へ

せりの実施時間の目安は、水産品が5:20?、農産品が6:00?と9:45?、近郷野菜は11:00?と、当然ながら早め。もし見逃してしまっても大丈夫。ビニールカーテンで仕切られてヒヤッとする冷風が流れ、3面モニターでせりの様子が映し出される特別な展示空間で、せりを疑似体験できる。ほかにも没入感のあるダイナミックな映像で市場を体感できるスペース、照明やグラフィックスを駆使して海の中を歩いているような演出を施したスペース、マグロと記念撮影できるスペースなど、ユニークな仕掛けがたくさん。

産地と消費者をつなぐ、市場の流通の仕組みをアニメーションで学べる展示も注目。食材へのこだわりや大切さを改めて実感できるのはもちろん、東京とはちょっと違う流通先も興味深くて、京都での食べ歩きがより充実したものになるはず。市場の見学エリアへは「ホテル エミオン 京都」のコンコース直結とアクセスしやすいので、京都観光のひとつに組み込んでみては。

提供:丹?社 撮影:cept(動画)
左上/主菜から小鉢まで、全品に魚介が盛り込まれた「魚河岸 宮武」のお造り御膳1540円 右上/ちらし寿司に季節の炊き合わせも嬉しい「乙文」の折詰弁当やよい 左下/テイクアウト派は「京七」で、鱧カツ3個648円や季節のお寿司1430円を。近くの梅小路公園で味わおう 右下/名料亭御用達の鮮魚店「山定」。「京七」のメニューはこちらの鮮魚を使用

市場の町で楽しむおすすめ魚料理はこれ!
今注目の梅小路エリアを遊び尽くそう

市場見学を満喫した後に楽しみたいのが、今注目の梅小路エリアの街歩き。まず目当てにしたいのが“市場の町”ならではの上質な魚料理。大手仲卸・河市水産が厳選した高級魚が味わえる「魚河岸 宮武」、正統派の京料理が味わえる昭和2年創業の「乙文(おとぶん)」など、手間暇かけた逸品を良心価格で味わえる名店揃い。まるで料亭のような落ち着きのある雰囲気も素敵なので、ぜひ訪れて。

ほかにもイルカショーや漂うクラゲに癒される京都水族館や、国内最大級の鉄道博物館、地元民のオアシス・梅小路公園などの観光スポットから、古民家カフェ、雑貨店などがある商店街に、複数のホテルも。魅力的なスポットが満載だから、春の1日、のんびり梅小路を楽しんでみては? まずは、下のボタンにある梅小路のおさんぽマップを参考に、行きたい場所を探してみて。

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TEXT/EMIKO OKAZAKI

※記事は2023年4月13日(木)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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