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「美しいふつう」がある高知で感じるサステナブル

オズモール、旅行、山形、新潟、電車旅、海里

東の室戸岬から西の足摺岬まで車で5時間ほどと東西に長い高知県。四万十・足摺、奥四万十、嶺北、安芸・室戸、仁淀川、高知市、物部川という7つのエリアごとに「サステナブル」を発見する旅へ。高知の「美しいふつう」を感じてみて。

更新日:2023/03/23

オズモール、旅行、山形、新潟、電車旅、海里

「美しいふつう」がある場所、
高知県はずっと前から自然と共に生きてきた

県の面積に占める森林の割合が84%の高知県は、日本一森林率の高い県。また「日本最後の清流」と呼ばれる四万十川や、「奇跡の清流」と呼ばれる仁淀川など、その豊富な森の恵みを受けた美しい川が県内各所に。

エコ、サステナブル、SDGs。昨今の世界を賑わす注目ワード。でも高知県はむかしから、自らその価値を理解し、美しい自然や地域の文化を守りながら暮らしてきた場所。

高知県にとってサステナブルは特別なことではなく、そこにはずっとむかしから「持続可能な暮らし」が、ふつうのこととして息づいている。

では、10年後も、100年後も、この「美しいふつう」が守られるために、わたしたちにできることは?それはたぶん、そのふつうを知ること。そこで高知県の7つの「美しいふつう」をみていこう。

SUSTAINABLE01/四万十・足摺エリア
美しい海や自然と共に暮らす。その日常から学び、考える

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高知県西南部、美しい海が印象的な柏島

約1000種類の魚種が生息する生物多様性の宝庫
世界に誇る美しさをたたえる柏島へ

「柏島の海岸には、水のきれいな場所でしか見つけられない微小貝の貝がらが漂着しています。それこそが柏島の美しさの証明です」。そう話してくれたのは、(一社)幡多広域観光協議会の東泰照さん。

しかし東さんは、この現状も脅かされているとも。「一見きれいに見えるこの柏島の海ですが、近年ではマイクロプラスチックが流れ込んでいます。どこか遠い場所で、誰かが何気なく捨てたゴミやペットボトルが、この海を汚しているのです。このままでは人の手によって、この微小貝たちも早晩姿を消してしまうでしょう」。

東さんたちはこの問題に真正面から向き合い、観光プログラムとしてこの現状を伝えるために活動中。「わたしたちにできることは、考えること。ごみを捨てないとか、ペットボトルを使わないとか、そういう直接的なことだけではなく、この旅から帰っても、わたしたちがこの海や身のまわりの環境のためにできることを、それぞれに考えてほしい」

柏島の海は、国内で美しいと評判の沖縄の海にも負けない透明度。もしあなたがこの海に感動したとしたら、ぜひ10 年後もこのまま美しくいられるために、10 年後あなたが再訪したときも、同じように感動できるように、自分がなにをするべきか考えてみて。

SUSTAINABLE02/奥四万十エリア
カツオを10年後も美味しくいただくために

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高知全域で食べられるカツオ。刺身でもタタキでも高知県民はとことんこだわります

カツオの一本釣りの漁師町、中土佐町久礼で育まれた
循環と共生を前提に成り立つカツオ文化


「高知県といえばカツオ」といわれるほど、高知の食文化を代表する食材、カツオは、日常的に県民が食べているソウルフード。そして高知のカツオは、昔からサステナブルな循環のなかで文化として息づいてきたもの。

県民も「カツオといえば久礼」というほどのカツオの町、中土佐町久礼。ここで400年以上続くカツオの一本釣り漁は、巻き網漁のように群れ全てをとり尽くさず、かつ沿岸中心の近い漁場なので船の使用燃料が比較的少ないエコな漁法だそう。

久礼大正町市場の田中鮮魚店は漁港から車で5分。ここでは新鮮なカツオが毎日店頭にずらり。その中から好きなものを選び、ご飯と味噌汁セットをつければ、その日水揚げされたカツオの究極に新鮮な定食のできあがり。一度食べると、ほかのカツオには戻れません。

それだけではありません。この町のとある農家では、そのカツオのアラを馬糞などと混ぜて堆肥にして、畑に活用。町の中で無駄のない循環が。久礼とカツオの関係性は、わたしたちが見習うべきサステナビリティを備え持っているのかも。

SUSTAINABLE03/嶺北エリア
棚田から生まれるお米がつなぐ嶺北エリアの循環型農業

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高須の棚田からの風景。見て、知ってもらい、消費を上げたいと、農家さんで棚田散策ツアーなども企画・実施

高知県北部の山間地域で育まれる
豊かな人と食の物語に出会いに

高知県の中でも特に山と緑の魅力にあふれる嶺北エリア。県の北部に位置するこのエリアでとれるお米が近年人気に。標高が高い場所にある棚田は日当たりもよく、昼夜の寒暖差が大きいことで、糖分をため込んだ甘いお米が育つそう。

この地域の棚田は古いものでは室町時代に作られたそう。ここで農家を営む澤田さんを訪ねると、「棚田があることで山に降った雨が一度溜められ谷に直接流れ込む事を防いでいます。棚田はおいしいお米が取れるだけではなく、治水の役割も担っているのです」と。

この棚田を起点に、ここ嶺北ではサステナブルな循環が続々と。例えばテロワールを意識した酒造りが県内外から評価を受ける酒蔵「土佐酒造」では、このエリアの契約農家のお米を積極的に活用。食用米から、高単価で取引される酒米の生産への転換を後押しすることで、農家の離農を防いでいるそう。

ほかにも直売所「本山さくら市」内の「おむすび処 こめのみみ」では、地元のお米を使ったおにぎりを販売。売上の一部を農家に還元するなど、地域での経済循環ができているんだとか。

2017 年にはJAL のファーストクラスで使用されるなど、注目度が高まる嶺北のお米。おいしいことはもちろん、長く続けられるための無理のないサステナブルな取り組みには、わたしたちのこれからの暮らしのヒントがたくさんありそう。


SUSTAINABLE04/安芸・室戸エリア
生産量日本一の「ゆず」から感じるサステナブル

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馬路村でとれたゆず。このあと果汁だけでなく様々な加工品となって全国に出荷される

ゆずを中心として住民の暮らしが回る
循環型社会の姿がここにある

高知県東部に位置するこのエリアはゆず栽培で知られ、収穫時期の11 月になると山々がゆずの黄色に。馬路村は、面積の96%が山林。昭和初期には林業で大きく栄えた地。村には伐採した木材を海まで運ぶ森林鉄道が走り、営林署が設置され、多くの人が行きかう賑やかな場所だったそう。

しかし昭和40年代になり外国産の安価な木材が輸入されると、林業は衰退。そのとき5人の農家がゆずの栽培を始め、今や村の基幹産業にまで。そして今は約800人の人口のうちほとんどがゆずに関わり、約100人が村のゆず加工場で働いているというから驚き。

必要以上の機械化をせず、人の手のぬくもりを残しながら、毎日全国に人気商品のゆずドリンク「ごっくん馬路村」などのゆず製品を発送。この村のゆずの皮はジャムやゆず茶に、種は化粧品に加工。さらに、薄皮はおが屑やたい肥に混ぜて農家に無料配布、ゆずを余すことなく使い切り、まったく無駄をつくらない循環ができあがっている。


一方、お隣の北川村はゆずの生産量日本一の村。実に全国生産量の10%をこの人口約1200人の村が担っているほど。EU の厳しい輸出制限をクリアし、日本ではじめてヨーロッパにゆずを輸出した土佐北川農園の田所さんは、余分な梱包材を使わない、環境に配慮した活動などで村のゆず産業を牽引。高知を代表する果物、ゆずって、実はとってもサステナブル。

まだある!高知のサステナブル

仁淀川上流にある中津渓谷

SUSTAINABLE05/仁淀川エリア
仁淀川の清流から生まれる豊かな文化を訪ねる

仁淀川の上流の中津渓谷は地元の人が守ってきた美しい水をたたえる渓谷。仁淀川水系は、急峻な地形で流れが早く不純物が溜まりにくいこと、比較的水温が低く藻が繁殖しにくいこと、流域に住む人が川を大切にしていることから清流が保たれている。

街路市(高知中心部で日・火・木・金曜に開催)

SUSTAINABLE06/高知市エリア
街路市は高知市民のスーパーマーケット

市民の生活市として300年以上の歴史を持つ高知の街路市。地元の飲食店が仕入れに使ったり市民も日常的に利用。近隣農家の野菜を市民が買うことで、フードマイレージはほぼゼロというサステナブルな市場をぜひ訪れてみて。

井上ワイナリーではワインの購入や試飲が可能

SUSTAINABLE07/物部川エリア
高知の気候や食文化を意識した高知産のワインが誕生!

県内7カ所の畑で収穫したブドウでワインづくりを始めたのは、創業130年以上の伝統を誇る地元企業の井上石灰工業。こちらではブドウをプレスした後の搾りカスを飼料にするなど、ワインの副産物も有効活用。サステナブルなワイナリーの誕生に注目。

3名様に「高知の恵み詰め合わせセット」をプレゼント

高知県にまつわるアンケートを実施中。回答してくださった方の中から抽選で3名様に「サラダかつお」「漁師町ソルト」「桂月 吟之夢 純米吟醸55」「ゆずジャム」「ゆずの村 ハンドクリーム」のセットをプレゼント!

応募締切/2023/3/30(木)9:59

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PHOTO/MANABU SANO

※記事は2023年3月23日(木)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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