ホンネ調査アンケート【私たちの今】自分らしい働き方って?働く女性たちのお悩みを大調査

ホンネ調査アンケート【私たちの今】自分らしい働き方って?働く女性たちのお悩みを大調査

「育休からの復職、どうしよう」「今の仕事を続けていてもいいのかな」など、働き方に悩んでいる人も多いのでは? オズモールでは、仕事にまつわる悩みや働き方について556名の読者にアンケートを実施。働く女性の代表として、転職経験があり現在は副業・兼業を実践している東京女子部のレポーター3名から、今までのお悩み経験などのリアルな声を聴きました。家事やキャリアの悩みを解決に導くプロのアドバイスにも注目。

更新日:2023/01/24

556名に仕事にまつわるお悩みを調査!

オズモール会員556人にアンケート調査 期間:2022/11/29~12/6 オズモール調べ

働く中でどんなことに悩んでる?

  • 36.3%
  • 16.2%
  • 15%
  • 8.9%
  • 4.9%
  • 18.7%
  • 働き方・キャリア
  • ライフデザイン
  • 美容・健康
  • 家事
  • 育児
  • 悩みはない

3割以上の人が働き方・キャリアに悩んでいるという結果に

36.3%の人が「働き方・キャリア」に悩んでいると回答したほか、「ライフデザイン(16.2%)」「美容・健康(15%)」に悩んでいるという人も。「いくつまでいまの会社で、モチベーションを維持しつつ、役割をもって働けるのかが悩み」「どのようにキャリアを積んでいくことが自分にベストなのかがよくわからず、悩んでいます」など、働きながらも将来に不安を感じている人が多く、この結果には、座談会に参加した3名も大きく共感。同じように悩みながらも、思い切って行動をすることで、自分に合った働き方にたどりつけたよう。

【東京女子部のコメント】
「私はコロナ禍をきっかけに“キャリアの棚卸”をしました。改めて自分の経歴やスキルを書き出してみたら、ずっと同じ仕事しかしたことがないことに焦りを感じて・・・思い切って異業種に転職をしました」(@miho333さん)
「CA時代、仕事があまりにもハードで体調を崩してしまったことがありました。大好きな仕事ですが、これでは長く働くことはできないと会社を辞め、転職のために栄養士の資格を取得しました」(@rina.kambaraさん)
「最近、2人の子どもを保育園に預けて働き始めました。いまの私にとっては『家族と過ごす時間を大切にする』ことが最優先なので、給与体系や待遇よりも、在宅勤務や時短勤務ができる企業に絞って探しました」(@saki.whitesnowさん)

仕事とプライベートの両立がむずかしく感じるのはいつ?

  • 家事をこなすのに手間や時間がかかる 31.8%
  • 残業が多い 17%
  • 会社の制度 14.9%
  • 働き方が合っていない 11.2%
  • 周囲の理解や協力が得られない 4.9%
  • その他 20.5%

やっぱり家事との両立が大変!残業の多さに悩んでいる人も

もっとも多かったのが「家事をこなすのに手間や時間がかかる(31.8%)」で、続いて「残業が多い(17%)」と回答。「家事と育児と仕事が忙しすぎて時間が足りない」「時短勤務ですが、月の半分は結局残業をしてしまっています」など、多くの女性が疲れや不安を抱えながらがんばっているという結果に。3人からはこんな声も。

【東京女子部のコメント】
「半年前に出産してもうすぐ復職するのですが、バリバリ働きたいという思いと、息子と一緒に過ごしたい気持ちが混在しています。さらに家事の忙しさも加わって、今後どうやって両立させていこうかなとまさに悩んでいるところです」(@rina.kambaraさん)
「独身時代は放送局で働いていたのですが、いつ呼び出されるかわからないので、24時間休みなしでスタンバイをしているような状態で。いつも睡眠不足で肌荒れもひどかったですし、友達と会う約束もできませんでしたね」(@saki.whitesnowさん)
「残業が多い辛さはよくわかります。大学の職員として働いていた頃は残業が多く、毎晩帰宅するとベッドまでたどり着けずに玄関で寝てしまい、目が覚めたらそのまま出社・・・なんてことも。そんな日々が続いて転職しました」(@miho333さん)

これから実践してみたい働き方は?(複数回答)

  • 1位
    パラレルワーク・副業
    33.6%
  • 2位
    在宅勤務
    32.3%
  • 3位
    時短勤務
    19.4%
  • 4位
    その他
    9.9%
  • 5位
    起業
    4.8%

パラレルワークや時短勤務、自分らしい働き方を模索している人が多数

もっとも多かったのが、本業以外にも仕事を持つ「パラレルワーク(兼業)・副業(33.6%)」。そのほか、コロナ禍で普及した「在宅勤務(32.3%)」に興味を持っている人が多いよう。「今の賃金だけで今後も生活できるのか分からないので副業をして収入を増やしたい」「日常と違うコミュニティを持つことはとても重要だと思う」などその理由もさまざま。今回、参加した3人はそれぞれ兼業・副業を実践中。最後に、読者に向けてアドバイスをもらいました。

【東京女子部のコメント】
「今はフリーランスでCAと栄養士の仕事をしています。私が大切にしてきたのは、やりたいことがあったら『まずやってみる』こと。ハードルが高いと感じるかもしれませんが、それを乗り越えたら、もっと人生が楽しめるかもしれません」(@rina.kambaraさん)
「時短&在宅で契約社員として働きつつ、時間があるときにインフルエンサーとして活動しています。もともとインフルエンサーは“好き”から始まった仕事。自分の好きなものや趣味と向き合うなかで、新しい仕事に繋がるヒントがあるかも」(@saki.whitesnowさん)
「本業で社内SEを、副業でライターとして活動しています。転職を機に、初めて社内SEの仕事に飛び込んだときはすごく怖かったです。でも仕事ができるようになり、知識が増えると世界が広がって、楽しくて。ライターの仕事にも活かせることがあったり、副業が本業の息抜きになったりと充実しています」(@miho333さん)

みんなのホンネをチェック!

社会人としてキャリアや年齢を重ねるほど「このままでいいのかな」というお悩みはつきないもの。今回のアンケートでは、「仕事が忙しすぎて家事をするにも疲れてしまったり、仕事のことばかりを考えて眠れない」「契約社員なので、ボーナス、退職金がないため、将来が不安」「子育てのために仕事量を減らしたが、子どもが成長して、また好きな仕事をするにはどうしたらいいか、本当にやりたいことはなにか、いつからなにを準備したらよいか・・・時間ばかり過ぎてしまい考えもまとまらない」など、具体的なお悩みやエピソードが数多く寄せられた。
お悩みを解決するために、情報を集めてみたり、プロに相談してみたり。理想の自分像に向かって少しずつ行動を重ねてみると、お悩み解決へのヒントが見えてくるかも。

知的家事のプロ&パラレルキャリアのプロがアドバイス

左/知的家事プロデューサーの本間朝子さん 右上/食材のまとめ買いは、買い物の手間や栄養バランスを食事ごとに考える手間を省ける 右下/家事をラクにするコツは「考えないでできる」こと

【プロのアドバイス_1】手間を抜く「知的家事」で悩まない家事を/本間朝子さん

家事が大の苦手だったからこそ、「家事を工夫することは“知的”である」として知的家事プロデューサーを名乗るようになったという本間朝子さん。知的家事の大切な心構えは「罪悪感を持たないこと」だと本間さん。

「“手を抜く”という意識に苦しんでいる方が多くいらっしゃいますが、こだわりのあるもの以外は“手間を抜く”という考えで家事代行サービスを頼んだり、最新の便利家電を取り入れて、家事がうまく回るまでは外の手を借りてみてください。費用はかかりますが、『快適な暮らしを継続するために必要な一時投資』です。ご家族がいる場合は、家族でチームという認識を持って、家事をシェアしてみたり、どうすれば心地よく生活できそうかを話し合ってみてください。それから、SNSなどで他人と比べないことも大切。家族みんなが笑顔で、健康に暮らせていれば、それが正解です!」

また、時短テクの一歩として挙げてくれたのが、家事を工程ごとに分解してみること。
「例えばお料理だったら、栄養バランスを考える、食材を切る、調味する、加熱する、後片付けなど、どこに苦痛を感じているのか工程をわけて考えてみる。得意な工程をがんばって、苦手な工程の手間を省くんです。食材を切るのが苦手だったら、フードチョッパーのような器具を使ったり、カット野菜を使ったり。電気調理なべも便利。家事は悩まずやっていくことに注力しましょう」

【プロのアドバイス_2】新しい時代の生き方「パラレルキャリア」で人生が豊かに/小山佐知子さん

週3日は会社員として働き、ワーク・ライフバランスコンサルタント、多様な働き方を発信するWebメディア「ラシク」編集長など、さまざまな肩書を持つ小山佐知子さんは、まさにパラレルワーク(兼業)を実践するひとり。

「最近よく聞く“ふくぎょう”という言葉には、副収入のために本業以外の仕事を持つ“副業”と、いくつかの仕事を並行して行う“複業(パラレルワーク)”があります。混同されがちなワードとして挙げられるのが『パラレルキャリア』。これは、仕事だけでなく、子育てや身近なコミュニティ、趣味や学びの時間など人生を構成する一つひとつをキャリアととらえる考え方のこと。コミュニティや趣味などは直接収入には結びつかないかもしれませんが、回りまわって仕事につながる可能性や、人生を豊かにするきっかけにもなります。

大切なのは、自分の人生においてもっとも価値を置いているものはなにか、どんな人生を送りたいかを考えて軸をもつこと。パラレルワークもパラレルキャリアも、必ずしも取り入れなければいけないわけではありません。その上で副業・複業が必要だと思ったら、自分の“Can(できること)”、“Will(やりたいこと)”、“Must(会社や社会から求められていること)”を書き出して、仕事につながりそうだなと思ったものについて求人を調べたり、フリーランスでチャレンジしてみたり、“スモールステップ”から始めてみてください」

左/小山佐知子さん 右上/ワーケーションも実践 親子でNPO法人の活動にも参加

【EVENT】ミライのトビラは無限大!自分らしい働き方を応援する「レディGO!おしごとフェスタ」開催

2023年1月19日(木)、20日(金)、21日(土)の3日間、女性が「はたらくこと」を通じてなりたい自分を見つけるイベント「レディGO!おしごとフェスタ」を、オンライン×リアルのハイブリッドで開催。当日は、本間朝子さん、小山佐知子さんをはじめ、さまざまな分野のプロフェッショナルによるトークセミナーや、仕事のことやお金のことなどを個別に相談できるコーナーが設けられるほか、一部オンラインコンテンツはアーカイブ配信も。ひとりで参加するのはもちろん、パートナーや子どもと一緒に家族での参加も大歓迎! 事前に参加登録しておくと、最新情報が随時送信されるので、ぜひチェックしてみて。

レディGO!おしごとフェスタ

開催期間:2023年1月19日(木)、20日(金)、21日(土)
時間:10:00~17:00
会場
【新宿会場】
新宿駅西口広場イベントコーナー
東京都新宿区西新宿1丁目地先
JR「新宿駅」西口改札(地下1階)より徒歩1分、献血コーナーそば
【有楽町会場】
Sustaina Station DaiDai 有楽町ビル
東京都千代田区有楽町1-12-1新有楽町ビル B1F
JR「有楽町駅」より徒歩1分、東京メトロ有楽町線「有楽町駅」直結

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WRITING/MINORI KASAI ILLUSTRATION/Shapre
アンケート/オズモール調べ 期間:2022/11/29~12/6、n=556

※記事は2023年1月24日(火)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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