私にも投資って必要?今年こそはじめの一歩を踏み出そう

私にも投資って必要?今年こそはじめの一歩を踏み出そう

2020年の株式相場は、4月以降、コロナ禍にあっても右肩上がりに推移しました。そんなニュースを耳にして投資のことが気になりつつも、なかなか始められずにいるという方も多いのでは? 実は投資はそんなに難しいものでも怖いものでもなく、きちんと知識を身につけて一歩を踏み出せれば、自分のやりたいことを叶える力になってくれるのだそう。そんな投資についてファイナンシャルプランナーの氏家祥美さんがわかりやすく解説!

更新日:2021/01/05

そもそも投資って本当に必要なの?

そもそも投資って本当に必要なの?
出典:日本証券業協会

現在の預金金利を知っていますか?銀行の普通預金金利はおおむね0.001%、定期預金金利は0.002%。仮にいま、銀行の定期預金に100万円を預けたとして、この金利だと2倍の200万円にふえるまでには、なんと36000年もかかるのです。でも、私たちには、そんな時間の猶予はありません。

また、少子高齢化が進む日本では、今まで以上に税金や社会保険料の負担が増えていき、今までよりも「手取りが減る」ことだって予想されます。
一方で、表のとおり将来たくさんのお金が必要になるし、趣味や美容、子供の教育もあきらめたくない・・・と思う方がほとんどでしょう。

だからこそ、ただ「ためる」から一歩抜け出して、少しずつでも「ふやす」ことにチャレンジしていく必要があるのです。

お金がふえるだけじゃない!?投資のメリット3選

【その1】株主優待で商品やサービスをお得にもらえる

【その1】株主優待で商品やサービスをお得にもらえる

投資をすることのメリットは、お金がふえるだけではありません。例えば株式投資ですと、株主優待という制度があります。株主優待は、投資先の企業から株主への贈り物です。保有株式数に応じて自社製品やお得な割引券などが届くことが多く、この株主優待目当てで投資をする人もいるほどです。

【その2】社会貢献につながる

【その2】社会貢献につながる

投資をするということは、投資先が成長できるように応援するということ。投資した資金によって期待通り投資先が成長すれば、私たちはより質の高いサービスを受けることが期待できます。この好循環が上手く機能することで、社会全体の発展にもつながっていきます。投資は自分のためだけではなく、みんなにとって有益な仕組みを持っているのです。

【その3】経済や政治の勉強になる

【その3】政治や経済の勉強になる

大切なお金を実際に投資することで、政治や経済に関するニュースが身近に感じられます。例えば、旅行関連会社の株式を持っていれば、国の政策「Go To トラベル事業」に関するニュースに注目するようになりますし、全体の株価を表す日経平均のニュースにも興味が沸いてくるかもしれません。こうして自然と、政治や経済に詳しくなっていることでしょう。

今年こそ!と思いつつ、投資をしていない理由とは?

今年こそ!と思いつつ、投資をしていない理由とは?
アンケート:オズモール調べ 2020年5~6月 N=3209

オズモールのアンケート結果によると、「現在投資をしていない」という人が52.8%と約半数。どうして投資をしていないのか、その理由を聞いてみると、「やるからにはきちんと理解してから始めたいがなかなか時間がないし難しそう(quuさん・40歳)」「なにから始めれば良いかわからない(ゆかさん・35歳)」など、よくわからない・難しそうという意見が最も多いという結果に。

投資に踏み出せない理由をひも解きながら、疑問を解決していきましょう。

1位:仕組みをよくわかっていない

完璧に理解してから始めようとするのではなくて、まずは少額で始めて経験を積みながら勉強していくと考えてはどうでしょうか。中立の立場で、無料で投資について解説してくれる、日本証券業協会の「投資の時間」のようなサイトもあります。勉強しながら実践的に始めてみましょう。

いろんな金融商品があってよく分からないという場合には、同じサイト内にある「金融商品相性診断チャート」もおすすめです。性格タイプにあった金融商品をフローチャートで診断できます。

2位:リスクが怖い

投資のリスクとは、リターンの「振れ幅」のこと。リスクの大きな商品はその分ふえる可能性に期待できますし、リスクを抑えた商品はその分ふえる可能性も小さくなります。リスクを全くとらないと、ふえる可能性をみすみす逃しているということに。

それに、リスクを抑える方法も知っておきましょう。投資の世界には「ひとつのカゴに卵を盛るな」という言葉があり、あらかじめカゴを分散しておくことでカゴを落としたときの被害(=リスク)を抑えることができるという考え方を指します。
分散のひとつめは「投資先の分散」。大切なお金を1カ所に投資せず、いくつもの投資先に分けることで、一度に値下がりする危険性を避けられます。ふたつめは「時間の分散」。一度にまとめて購入すると、価格が高い時に買ってしまう可能性がありますが、毎月少額ずつ買い貯めていけば、購入価格を平均化できます。毎月一定額ずつ購入する積立投資は、時間の分散に適しています。

3位:運用のための資金がたまっていない

3位:運用のための資金がたまっていない

まとまったお金がないと投資を始められないと思っていませんか? 実は、投資信託はいま100円程度の少額から購入できるようになっています。
買い物等で貯まったポイントで株や投資信託、ETFなどを買える「ポイント投資」という方法もあります。これなら自己資金を減らさずに始められます。

また、預貯金の中に「当面は使う予定がないお金」がある場合、そうしたお金を投資にまわすことを検討してもよいかもしれません。

【2月13日(土)開催】中立の立場だから安心!投資をオンラインで学んでみよう

投資を始めたいけれど、なかなか始められないでいるという人におすすめなのが、日本証券業協会が主催するオンラインセミナー。中立な立場で情報提供がされ、基本的なことから学べるところが魅力です。参加無料で、セミナー中にチャットで質問ができるのも嬉しいポイント。
第2部で投資を疑似体験できる簡単なゲームも取り入れているので、まだ具体的なイメージが持てない方でも、きっと投資が身近に感じられるはず。

何から始めたらいいのか分からないという投資初心者の方、NISAについて気になっている方、オンラインで学べるこの機会に、ぜひ始めてみては?

NISAを使った投資のイロハ ~はじめての資産運用講座~
■開催日時:2月13日(土)<NISAの日> 10:00~12:00(予定)
■会場:参加者各自のご自宅
■料金:無料
■内容:
 第1部 一般NISAとつみたてNISAについて
 第2部 投資商品選びのコツ
 第3部 質疑応答

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PR/日本証券業協会
WRITING/YOSHIMI UJIIE

※記事は2021年1月5日(火)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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