ツヤツヤと輝く美しい髪。あなたの周りにもそんな髪を揺らす素敵な女性が少なからずいるのでは。その髪、間違いなく健康毛です。ではあなたの髪はどうでしょう。今回は、自分の髪の健康状態がわかる「セルフ診断方法」を髪のプロに聞いてきました。
健康、それとも痛んでる? 自分の髪の毛を診断しよう
美髪への近道は、髪の状態を知ることから
健康な髪にはツヤがあり、潤ってなめらか。本来新しく生えてくる毛は健康なのだけれど、カラーリングや紫外線、ストレス、間違った髪の洗い方など、日々の生活には髪へのダメージリスクも多く、気づかないうちに傷みが進行している人も多いそう。
ではあなたの髪はどうでしょう。今回は髪の健康状態を手軽に確かめられる「セルフ診断方法」をヘアケアマイスターの萩原大輔さんにインタビュー。
もし健康毛ならば、そんなに気にする必要はないけれど、ダメージヘアなら日々のケアを見直すチャンス。少しの意識の変化があなたの髪をツヤめく美髪に近づけてくれるはず。簡単な診断なのでぜひやってみて!
教えてくれた人
スタイリスト・ヘアケアマイスター萩原大輔さん
新宿や渋谷に展開するヘアサロンを経て、現在は恵比寿の「hair & life egerie days(ヘア アンド ライフ エジェリ デイズ)」に勤務。様々なダメージ毛を髪質改善に導く、問題解決型の美容師として活躍中。「髪の悩みついて相談されることも増え、お客様それぞれのライフスタイルに合わせたケア方法のご提案を心掛けています」
髪のプロが伝授。髪のセルフ診断方法って?
見る、触る、濡らす。これで髪の状態が確認できます
ダメージヘアかどうかは「ツヤ、ザラつき、撥水性」が判断ポイントに。これを、見る、触る、濡らすの3つの視点でチェックしていきます。
まずは見た目に「ツヤがあるかどうか」を確認しましょう。最近ツヤがなくなった、なんて思うときはダメージが進行しているかもしれません。
次に手で触り、何本かを指で滑らせてみて「ザラザラしていないか」確認を。ザラザラしていたらそれはキューティクルがはがれかかっている可能性も。
最後に髪を濡らし、何本かつまんで「水がポタポタと滴るかどうか」をチェックしてください。滴れば水を弾く健康な髪、逆に髪に水が馴染んでしまったら内部がスカスカのダメージヘア。同様の理由で、なかなか乾かない髪もダメージヘアの可能性大。
また、濡れた髪の毛を1本抜いて引っ張ってみるのもおすすめの診断法。健康な髪なら、毛の長さの1.4~5倍くらいに伸びるはずですが、途中で切れたりゴムのように伸びてしまう場合はダメージヘアです。
傷んでいると感じたら、身近なホームケアから見直して
セルフ診断で「痛んでいるかも?」と思ったら、まずは身近なホームケアを改善してみましょう。本来、新しく生えてくる毛は健康なので、ダメージの少ない環境さえ調えれば健やかに育ってくれるもの。毎日しているシャンプーやドライヤーのやり方を変えてみるだけでもダメージのリスクは下げられます。また、外出時には帽子や日傘、スプレーなどでUVを防ぐのも有効。カラーリング剤を変えるという選択肢もあるでしょう。
しかし、もし枝毛や切れ毛を発見してしまったら、それはダメージがかなり進行した状態。残念ながらホームケアで挽回するにはすでに手遅れなので、ヘアサロンで相談してみましょう。枝毛や切れ毛は元には戻らないので毛先をカットするのが有効ですが、カットせずに髪を綺麗に見せる方法もないわけではありません。また、ダメージの原因やレベルに応じて改善方法を提案してもらうといいと思います。ぜひヘアサロンを髪のクリニックだと思ってあなたにとって最善の髪質改善法を処方してもらってください。あわせてホームケアが正しくできれば、髪はきっと改善するはずです。
ヘアケアの基本からアイテムの選び方まで。OZのヘアケア特集
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WRITING/AYAKO NAMBA