シリーズ累計発行部数85万部を突破!汐見夏衛『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』が待望の実写映画化

シリーズ累計発行部数85万部を突破!汐見夏衛『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』が待望の実写映画化

更新日:2023/11/28

SNSを中心に「とにかく泣ける」と人気を博し、シリーズ累計発行部数85万部を突破した汐見夏衛によるベストセラー小説『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(スターツ出版文庫)が実写映画化! 時を超えた2人の愛に、あなたもきっと涙する。

(C)2023「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」製作委員会

福原遥×水上恒司

2人の時を超えた愛が交差する、涙なくしては観られないラブストーリーがこの冬誕生

現代の女子高生・百合が、1945年の日本にタイムスリップし、そこで出会った彰にどんどん惹かれていくが、彼は特攻隊員だった。この世代を問わず泣ける小説『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(スターツ出版文庫)が、NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』(22)をはじめ主演作が相次ぐ福原遥、『中学聖日記』(18/TBS)での鮮烈なデビュー後、話題作への出演が続く水上恒司をW主演で迎え、初の映画化。そして主題歌は、福山雅治による書下ろし新曲「想望」。壮大なバラードが映画のラストを彩る。

<あらすじ>

親や学校、すべてにイライラして不満ばかりの高校生の百合(福原遥)。ある日、進路をめぐって母親の幸恵(中嶋朋子)とぶつかり家出をし、近所の防空壕跡に逃げ込むが、朝目が覚めるとそこは1945年の6月・・・戦時中の日本だった。偶然通りかかった彰(水上恒司)に助けられ、軍の指定食堂に連れていかれる百合。そこで女将のツル(松坂慶子)や勤労学生の千代(出口夏希)、石丸(伊藤健太郎)、板倉(嶋﨑斗亜)、寺岡(上川周作)、加藤(小野塚勇人)たちと出会い、日々を過ごす中で、彰に何度も助けられ、その誠実さや優しさにどんどん惹かれていく。だが彰は特攻隊員で、ほどなく命がけで戦地に飛ぶ運命だった。

W主演・福原遥×水上恒司の脇を固める、実力派揃いのキャスト陣!

水上と同じく特攻隊員の“お腹ペコペコ隊”には、「第42回 日本アカデミー賞 新人俳優賞」受賞の伊藤健太郎をはじめ、嶋﨑斗亜、上川周作、小野塚勇人の4名が抜てき! 毅然と現場を引っ張る水上、華やかに場を盛り上げる伊藤、“子犬のような天性の弟キャラ”で全員にかわいがられる嶋﨑、どっしりとした落ち着きを見せる最年長・上川、成田洋一監督作品『光を追いかけて』(21)にも出演し、監督との信頼関係も強い小野塚。この特攻隊員5名のバランスのよさは想像以上だったそう。ほかにもネクストブレイク筆頭の若手俳優・出口夏希、演技面で評価が高い坪倉由幸、国民的な実力派俳優・中嶋朋子、そして長年日本映画界を牽引し続ける松坂慶子という個性的かつ盤石のキャスティングが実現した。

【キャストインタビュー】福原遥×水上恒司

【1】「戦争」という世界観の中で、共感できること、あるいは難しかったことがあれば教えてください

福原:そうですね・・・全部難しかったです。戦争については、学校で学んではいますが、経験していないので、実際に当時を生きた人たちの気持ちが分かるなんて簡単には言えません。それでも、少しでもその人たちの気持ちに近づき、戦争はこんなに苦しかったんだということが、観る人に伝わるといいなと想いながら演じました。

水上:僕自身が戦争を知らず、戦争でなにかをなくした経験がないからこそ、戦争を冷静な目で見ることができると思います。だから彰が“軍隊に従い、戦争に参加しなければいけないこと”に理解というか・・・共感ができません。反対に、戦争に対して「ばかばかししい」「意味があるの?」と言っている、タイムスリップしてきた百合の姿に共感できました。百合の言葉は現代の僕らの声であり、彰にまったく共感ができない僕が、今回彰を演じたことに意味があると感じています。

【2】作中で彰から百合への手紙が登場しますが、お2人が手紙の魅力について思うことがあれば教えてください

水上:今は簡単に文字を打ち、送り、伝えることができる時代です。だからこそ、作中で彰が綴った手紙が百合の心に刺さったのだと思います。僕もデビュー当初、いただいたファンレターにお返事を書いていたことがあるのですが、手書きの文字の方が受け取った側の想像が膨らみますよね。現代になって、手紙の魅力がひと昔前よりも上がっている気がします。

福原:私は今でも、誰かになにかを伝えたいときに手紙を書きます。手紙って嘘がない素直な気持ちが、ストレートに相手に伝わるものだと思っています。自分も貰うと温かい気持ちになるので、過去にいただいたものは全て手元に取ってあります。手紙は自分にとって大切で、なくてはならないものです。

【3】完成した映画をご覧になっていかがでしたか

水上: 撮影前から何度もディスカッションを重ね、取り組んできたので、なんとか作品が形になってよかったと思いました。今この作品を世に出す意味はなんだろうと考えながら撮影をしていたので、皆さんに届けられることに感謝の気持ちでいっぱいです。

福原:撮影前からたくさん話し合いをし、不安や葛藤などいろんな想いを抱え、感じながら撮影をしていました。完成した映画を観たときは、たくさんの人たちの力でこの作品が成り立っていることを改めて感じました。そして、無事にみなさんに届けられる作品ができあがってよかったという安心感があります。この作品をたくさんの方に届けられたらいいなと思っています。

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映画データ

映画
『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(配給/松竹)
2023年12月8日(金)全国ロードショー
出演
福原遥、水上恒司
伊藤健太郎、嶋﨑斗亜、上川周作、小野塚勇人、出口夏希、坪倉由幸、津田寛治、天寿光希、中嶋朋子/松坂慶子
主題歌
「想望」福山雅治(アミューズ/Polydor Records)
原作
 汐見夏衛『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(スターツ出版文庫)
監督
成田洋一
脚本
山浦雅大 成田洋一
音楽
ノグチリョウ
配給
松竹
(C)2023「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」製作委員会
ホームページ
映画公式サイト
※記事は2023年11月28日(火)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります