大切なペットを災害から守る、ペット用防災リュックの中身とは?【防災】

大切なペットを災害から守る、ペット用防災リュックの中身とは?【防災】

更新日:2022/03/08

災害が起きた時、家族の一員である大切なペットを守るための準備はできている? 避難所では、人の食糧配給が優先され、ペットのものはなかなか届かないことも。ペットフード、トイレシーツ、猫の砂など、あらかじめ必要な防災グッズを準備しておけば、いざという時にも慌てなくてすむはず。そこで今回は、4名の読者に大切なペットを守るための防災リュックの中身を教えてもらいました。ぜひ参考にしてみて。

飼い主情報の記入など細やかな備えも!実用性重視の防災リュック

飼い主情報の記入など細やかな備えも!実用性重視の防災リュック

最初にご紹介するのは、ペットとの素敵な生活を発信している、@eucaly_puts_さんのアイデア。
いざという時にすぐ活用できる、実用性を重視したラインナップ。緊急時マニュアルや持ち出し袋にペットや飼い主の情報を記入しておく、雨に濡れても大丈夫なようにジップロックにまとめておくなど、細やかなアイデアもすぐにマネしたい。

■@eucaly_puts_さんのコメント
「防災グッズとして改めて購入したものではなく、普段から使っているもので準備。紛失しそうなものにはテプラで名前を貼り、緊急時マニュアルにはペットの特徴や性格、行きつけの病院、飼い主情報などを記入。埃アレルギーのあるペットのために半年に1回タオルを洗濯し、その際ウェットティッシュも新しいものと交換。袋はパンパンにせず、ご飯やおやつ用を入れるスペースを空けて3分の1くらいにしています。」

ペット用「防災リュック」の中身

・非常持ち出し袋(アイロンプリントで名前を貼り付け)
・愛犬の緊急時対策マニュアル
・リード
・ペットシーツ 2枚
・流せるウエットティッシュ 1パック
・トイレ用マナー袋 1枚
・除菌ジェル
・フードトレー
・犬用の靴 
・包帯
・全身を洗える石鹸
・叩いて使う保冷剤

100円ショップのグッズを活用した防災リュック

100円ショップのグッズを活用した防災リュック

次にご紹介するのは、ペットとお子さんとの日常の一コマを発信している、@pompom_popochanさんのアイデア。
ペットが行方不明になってしまった時の為に、家族写真を入れておくアイデアはいざという時にとても役立ちそう! そのほか、フード以外はほとんど100円ショップで購入したそうで、手軽に買い揃えられるのが魅力。普段の買い物の際にも、防災を意識してみては。

■@pompom_popochanさんのコメント
「ペットの防災グッズを再チェック。食べ物以外は100円ショップでも揃うものばかりです。行方不明になってしまった場合を考えて、写真を見せたり、避難所等に貼ったりしてもらう用に、ペットと飼い主の顔入り写真も入れています。これらを使う日が来ないことを祈りつつ、いざという時には安心なので、定期的に見直しています。」

ペット用「防災リュック」の中身

<食べ物>
・フード 7日分
・おやつ 7日分
・お水 3本
・フードトレー
・お水トレー

<服飾品>
・洋服 1枚
・首輪 
・リード 
・タオル 2枚

<衛生用品>
・ウェットティッシュ 1パック
・トイレシート 10枚
・おむつ 3枚

<その他>
・キャリーバッグ
・おもちゃ
・お守り
・ペットと家族の写真

折りたたみケージとともにストック!ペットの体質を考えた防災リュック

折りたたみケージとともにストック!ペットの体質を考えた防災リュック

続いてご紹介するのは、ペットの癒しの日常を発信している、@mucha_0509さんのアイデア。
折りたたみ式のケージと一緒にストックすることで、緊急時に必要なものをまとめて持ち出せるのが利点。災害時に届くであろうペットフードでは補えないことを考え、ペットの体質や体調に合わせた備えを意識しているそう。また、避難所生活のことも考え、周りに迷惑かけないための臭い対策も万全。

■@mucha_0509さんのコメント
「ケージと一緒に入れている防災グッズの一部をご紹介。尿ケア療法食のニャンコ的にはphバランスは死活問題! 災害時にペットフードの支援が届くのは1週間はかかると言われていますが、それは普通のフードです。療法食のストックは自分でしっかりしておかねば。」

ペット用「防災リュック」の中身

・おでかけ猫トイレ(猫砂を入れたままチャックが閉まるもの、内側は撥水加工)
・臭わない袋 15枚(Sサイズ)、30枚(Mサイズ)
・カンタンあと始末トイレ用パック 20枚
・phバランスキャットウォーター 各1本(500ml、4L)

北欧デザインでインテリアにも馴染む、おしゃれな防災リュック

北欧デザインでインテリアにも馴染む、おしゃれな防災リュック

最後にご紹介するのは、ペットと素敵な北欧インテリアに囲まれた生活を発信している、@aya_aqua33さんのアイデア。
ペットの防災グッズにも北欧デザインをセレクトしていて、とってもおしゃれ。普段家の中で目につくところに置いていても、インテリアの一部として馴染んでくれそう。

■@aya_aqua33さんのコメント
「ワンコの避難グッズ。きっと災害が起きた際にはペットは後回しになってしまうだろうから、お水と餌、お薬、ペットシーツをリュックに準備しています。」

ペット用「防災リュック」の中身

・リュック
・水 5本
・餌 10日分
・ペットシーツ(ワイドサイズ) 10枚
・薬
・懐中電灯

こちらもチェック!プロが教える、防災リュックの作り方とおすすめランキング10選

こちらもチェック!プロが教える、防災リュックの作り方とおすすめランキング10選

地震や豪雨が起きるたび、きちんと備えなくては・・・と不安になりながらも、何から準備すれば良いのか分からず手つかずだったり、数年前に防災グッズを買い揃えたきり、見直していない人もいるのでは? 今回は、あらためて防災グッズの基礎知識から、今の自分のライフスタイルにあった「防災リュック」の作り方まで、防災共育管理士(R)1級講師のtakaさんに分かりやすくレクチャーしてもらいました。

こちらもチェック!OZの防災ガイド2022 

こちらもチェック!OZの防災ガイド2022 

度重なる未曾有なできごとに、この先起こるかもしれないことまで考えると、ますます不安に。そんなときこそ、一気にどうにかしようと思わず、日々の暮らしを見直すところから始めてみて。無理せず、楽しく、ちょっとオシャレに。いつもの暮らしの+αで、いつかのために、今できること。そんなサステナブルな備え方を、一緒に考えてみませんか。

WRITTING/MANAMI TANAKA(OZmall)

※記事は2022年3月8日(火)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります