今はボディソープや液体のシャンプーがメジャーだけど、固形の石鹸も根強い人気。中でも加熱せずに時間をかけて作られる「コールドプロセス石鹸」が、今美容に敏感な人の間で注目されています。コールドプロセス石鹸がお試しできて、その石鹸にそっくりなチーズケーキも味わえる、カフェ併設の旗艦店「THE COLD PROCESS TOKYO」へ編集部がお邪魔してきました。
コールドプロセス石鹸の専門店が表参道にオープン
ショップの場所は表参道。最先端の店が並ぶエリアだけれど、店内に入ると優しい香りが漂いほっとする空間が広がっています。こちらにずらりと並んでいるのは、天然由来成分だけでじっくりと時間をかけて作られたコールドプロセス石鹸。
「娘がニキビに悩んでいるのを見て、なにか肌にいいものはないかと探している中で、コールドプロセス石鹸に行きつきました。そのうち、僕自身がコールドプロセス石鹸の魅力にハマってしまい。このよさをみなさんに知ってもらいたくて、商品を作っています」と、CEOの若林哲也さん。
世界中から厳選された天然成分を閉じ込めた石鹸
石鹸は、すべて日本国内の工房で職人さんによる手作り。天然由来のハーブやオイルなど美容成分を惜しみなく入れて、熱を加えずゆっくりと30日以上かけて熟成させることで、天然のグリセリン（保湿成分）がたっぷりと溶け込み、天然成分を壊さずにキープできるそう。「時短」「タイパ」が重要視される今の世の中を逆行するような試みに、心が和みます。
「製造時に加熱しないのでCO2の排出も少なく、合成界面活性剤、保存料、着色料、防腐剤、石油由来成分は使用していません。パッケージにもプラスチックを使わず、石鹸自体も河川に排出されても1時間程度で水中に分解されるんです」と、若林さん。サステナブルでエコなアイテムはこれからの時代にもフィットしていて人気になりそうです。
好きな石鹸を選んで、泡立ちと洗いあがりをその場で体験
35種類ある店内の商品は、すべてお試しができるということで、人気の「はちみつ＆シアバター」で手を洗ってみました。専用の泡立てネットでこすると、むくむくとしっかりとした泡が立ち上がります。ふんわりと手でなでて水で流すととても心地よく、サラサラ・スベスベという表現がピッタリ。しっとり感はあるのですが、ハンドクリームを塗って膜をまとったような感じとは違う、例えるなら丁寧に磨いた無垢材になったような肌触りです。ほんのりと香りも残って、これで顔を洗ったり体を洗ったら気持ちいいだろうな、と感じました。
お試しサイズからOK。ギフトにも喜ばれそう
商品はほとんどが大きなブロックの通常サイズとお試しに最適なミニサイズの2サイズ展開。ミニサイズで1週間程度使えるので、気に入ったら通常サイズを購入したり、ギフトにする人も多いのだとか。FACE、BODY、HAND用の多くが通常サイズで3850円。3～4カ月程度使えるそうなので、コスパはよいかもしれません。顔用、ボディ用のほか、ヘアケアや妊婦さんも使えるベビー用、ペット用やキッチン用など幅広く揃っているので、選ぶのも楽しそう。
石鹸みたい？なチーズケーキをコーヒーと一緒に
併設の「TCPカフェ」では、コーヒーとスイーツが楽しめます。提供されるオリジナルのチーズケーキがユニークで、見た目も大きさもコールドプロセス石鹸にそっくり！ 石鹸と同じパッケージで提供されるので、思わず写真を撮りたくなるはず。
コーヒーにもこだわりがあり、アメリカ・シカゴ発のインテリジェンシア・コーヒーが日本の常設店舗で飲めるのはここが初めて。アメリカではブルーボトルコーヒーと並ぶサードウェーブコーヒーの代表的なブランドとして知られているのだとか。ここでは特別に、コールドプロセスにかけてコールドブリューコーヒーもいただけます。
表参道の隠れ家のようなショップでほっと一息。石鹸のアロマとコーヒーの香りで癒されるひと時が過ごせます。
【OZmallからのお願い】
新型コロナウイルスの影響により、イベントの中止・変更、ならびに施設の休業、営業時間の変更、提供内容の変更が発生しております。日々状況が変化しておりますので、ご不明点がございましたら各施設・店舗へお問い合わせください。
外出時は、各施設の3密対策・ソーシャルディスタンス確保などの衛生対策にご協力のうえ、思いやりを持った行動をお願いします。
SHOP DATA
- スポット名
- THE COLD PROCESS TOKYO（ザ・コールドプロセス トーキョー）
- 電話番号
- 0368051972 0368051972
- 住所
- 東京都港区北青山3-9-10 北青山ビル1F
- 営業時間
- 11:00～19:00
- 定休日
- 年末年始
- 交通アクセス
- 東京メトロ表参道駅より徒歩3分
- ホームページ
- THE COLD PROCESS TOKYO
WRITING／YUKO MUKAI（OZmall）
